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木は気に通う

森の案内人




( 前回のつづき )




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境内の奥へ進むと、





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白木蓮( はくもくれん )が、ほのかに甘く香る、白い花を咲かせていました。


中国の南西部に自生している木で、日本には自生していません。

桜よりも早い春先に花を咲かせて、ほのかに甘い香りを、あたりに漂わせます。

この木の高さは10mくらいで、大きくなると15mくらいの高さになります。



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さらに境内の奥へ行くと、





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突き当たりにあたる所に、黄梅院( おうばいいん )という、円覚寺の塔頭の山門前に着きました。


ふと、階段の左側にあった掲示板に、目が止まりました。







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ほんと、そうだ・・・

風格あふれる文章を前に、僕はしばらく動くことができませんでした。







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小さな山門の横の壁に、告知のポスターが貼ってあったので、近づいてみると、




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この黄梅院の前にある提示版の詩は円覚寺では名物になっているようで、その展覧会が、6月14日まで愛媛県で行われているようです。



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そして、ポスターの中の写真に目が止まりました。





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提示版の言葉を書いている人は、坂村 真民という人で、

提示版の横に立っている人は、円覚寺の横田 南嶺老師という方でした。


「 円覚寺の横田和尚 」という言葉を聞いて、閃光のように、2年くらい前に聞いた言葉を思い出しました。

それは、有名な寺院の禅僧さんとお話をした時でした。

「 禅は、みなさんが思っているほど安泰ではなくてね、存続が危ぶまれているお寺はたくさんあるよ。円覚寺の横田老子という方がおられてね、その方がおられなければ、日本の禅は、相当危機的なことになっていたと思うよ。 」


横田和尚は円覚寺の管長で、この方が円覚寺のトップでおられることと、この寺院の境内の清々しさ、そして先ほどの修行僧のみなさんの所作が、僕の中で瞬く間につながりました。




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老師のお顔と表情から、そのお人柄が伝わってくるようでした。




山門から、黄梅院の境内へ入ると、





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木々はいよいよ芽吹こうとしていて、輝くような境内になっていました。





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一番奥には小さなお堂があって、




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その前には、大きな伊呂波紅葉( いろはもみじ )が冬芽をふくらませて、若葉をいよいよ芽吹かせようとしていました。


それから4日後に、同じ場所へ行ってみると、


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まぶしい若葉を、芽吹かせはじめていました。




そして、黄梅院の入口の掲示板には、




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またまた、すごい言葉が書かれていました。


自然の営みと人の心は、僕たちが思っている以上に、近いものなのかもしれません。




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森の案内人
三浦豊といいます。著書「木のみかた 街を歩こう、森へ行こう」(ミシマ社)、行った森林や名所は3000ヶ所以上、日本に生えている木の名前と特性はほとんど分かります。街も好きです。https://www.niwatomori.com