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なんでも知っていて、語ってくれる木




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北海道、豊富町( とよとみちょう )に生えている、一位( いちい )です。


樹齢は1200才と云われていて、言問いの松( ことといのまつ )という名前をつけられています。





豊富町は、北海道本島の最北端、稚内市( わっかないし )のすぐ南にある町で、町内には雄大な牧草地や、サロベツ原野という湿地が広がっています。


この木のすぐ横にある道路は、こんなかんじです。


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明治42年に、この木を含めた広大な土地を、秋田県から来た三沢幸助という人が貸付けを受けて入手されました。

この木が畑の真ん中に残されていたので、邪魔だと思い、何人もの人々が伐ろうとしたのですが、みんな怪我をしたり、病気になったりしました。

今でも、幹には、当時の伐り跡が何カ所も残っているとのことです。

次第にこの木は、みんなから大切にされるようになって、「 なんでも知っていて、語ってくれる木 」と言われはじめるようになりました。




サロベツ湿原センター




サロベツ湿原センター





僕は11年前、2004年に、この木に会いに行ったことがあります。

北海道の最北、ひいては日本最北の巨木と言われているこの木に、どうしても会いたくなったのです。


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