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MIURA流 登山塾「ippo」

ミウラ・ドルフィンズでは鹿屋体育大学の山本正嘉教授をはじめ三浦雄一郎・豪太親子とともに、より快適に、より安全な登山を行うためのデータを測定し、登山者のための実践的なトレーニング方… もっと読む
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#100歳

三浦敬三のトレーニングルーティーン②

今回は三浦敬三のトレーニング方法の続きをお伝えします。前回の④以降の部分です。 ④体操 ☆目的:本格的なトレーニングの前に体を温め、怪我を防ぐ ・万歳20回 思いっきり伸びをしてストンと両手を落とす ・体側20回 右に倒すのを20回、左に倒すのを20回行う ・円盤投げ20回 両腕を左右に振り、体幹をひねる。左右で1回として20回行う。 ・前屈20回 床に向かって20回前屈する ※どの運動も始めは弱い力で行うこと ⑤スクワット ☆目的:健脚を保つ ・足は肩幅より広く ・背筋

三浦敬三のトレーニングルーティーン

自分なりのレシピを持っていた三浦敬三は、トレーニングに関しても自分なりを持っていました。それは毎朝決められた内容を行うことから始まります。101歳になっても元気でスキーを続けるためには、毎日トレーニングを行なっていたとのことです。そしてトレーニング方法も食事と同じように、自分で考え、自分で試していく中で自分に合った形を見つけていきました。 敬三流 健康トレーニング3箇条 1. 「鍛えてからが本当の体力」と知る 2. トレーニングはできるだけ毎日する 3. 「脈拍チェック」を

三浦敬三のスペシャルレシピ

三浦敬三は、少量ながらも栄養価の高い食べ物を数種類食べるように心がけていました。それでも、さらに足りない栄養価を補給するための方法が「特製ドリンク」でした。飲料の飲み方にも工夫がたくさんありました。今回はそれらの方法を紹介します。 お茶は「葉っぱごと」飲む 食事の後などに飲む緑茶ですが、これは葉っぱごとミキサーで粉末にしてお湯に溶かして飲んでいました。葉が大きいまま残ってしまうと飲みにくいため、2回ほどミキサーにかけていたとのことです。こうやって、お茶の葉に含まれている良い

三浦敬三の時短レシピ

三浦敬三は、102歳目前まで自分自身で食事のメニューを考えて作り続ける生活をしていました。スキーを続けるためにトレーニングも行なっていたことから、食事は栄養価が高く、なおかつ短時間で作れる工夫をしていました。そのために愛用していたのが「圧力鍋」です。玄米+胚芽米の主食も圧力鍋で炊いていましたが、おかずにも圧力鍋が大活躍でした。 圧力鍋を使った三浦敬三の食事 カルシウムの摂取が重要だと考えていた三浦敬三は、効率よくカルシウムを摂取できる食事として、「アラや鮭の煮付け」「鳥の砂

三浦敬三のパワーの源「玄米」

いつまでも元気にスキーをするために、健康であることを意識していた三浦敬三。食事にも、とても気を使っていました。メディアに出ている三浦雄一郎は肉好きなことでも有名ですが、雄一郎の父である敬三はとても質素な食生活を送っていました。101歳まで一人暮らしを続け、食事も自分で作っていた三浦敬三の食生活をお伝えします。 三浦敬三の食事の基本 美味・珍味よりも、本当に体にいい食材を選び、食べ物に含まれている栄養をあますところなく活かす。また、省ける手間は省く。 主食には玄米食を取り入

100年を健康に生きる

70歳、75歳、80歳でエベレストの山頂に立った三浦雄一郎、そして2度のオリンピックにスキーモーグルの選手として出場した三浦豪太。その二人にもっとも影響を与えたのは、三浦敬三(雄一郎の父、豪太の祖父)でもあります。102歳を目前にして亡くなった三浦敬三ですが、亡くなる直前までスキーをしていました。その健康法と前向きな精神には、私たちも学ぶところが大きいと思っています。三浦敬三の著書「100歳、元気の秘密」から、秘密を紹介いたします。 1. 体力維持を真剣に考え始めたのは「5