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MIURA流 登山塾「ippo」

ミウラ・ドルフィンズでは鹿屋体育大学の山本正嘉教授をはじめ三浦雄一郎・豪太親子とともに、より快適に、より安全な登山を行うためのデータを測定し、登山者のための実践的なトレーニング方… もっと読む
毎週月・水・金曜日の12時に更新!このippoマガジンでは、科学的な根拠のあるMIURA流のトレー… もっと詳しく
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2020年9月の記事一覧

高齢者でも筋トレって効果あるの?

私の母(73歳)は最近、スポーツトレーナーのところに通って筋力トレーニングを行っています。股関節の状態がよくなくて、機能改善とトレーニングを兼ねているのですが、「高齢者でも筋力トレーニングってしなきゃダメなの?効果ってあるの?」と聞かれます。 年齢とともに、持久力や筋力などは低下していきます。20歳を100%とすると、60歳での筋力は約40%にまで低下してしまいます。それを「しょうがない」こととして諦めるのではなく、低下を食い止め、元気に歩き続けられるようにトレーニングして

大人になっても「達成感」は大事

夏の暑さがウソのように、急に肌寒さを感じる最近。一気に秋の訪れを感じるようになりましたが、なんだか寂しくもあります。 相変わらずクライミングジムに通っていますが、能力がグレードで表され、できなかった課題が登れるようになると素直に嬉しい気持ちになります。また、側にいる方々も一緒に喜んでくれると、さらに嬉しいです。そして「また次回も頑張ろう」と思うことができます。なんて単純なんだろう・・・と思いますが、それって大人になってもとても大事なことだと感じます。 子供のうちは、色々な

日本人と登山

登山のことについてnoteに綴っていますが、登山の歴史を振り返ってみましょう。 日本には古くから「登山」の文化があり、第二次世界大戦後の1956年に日本人が初めてヒマラヤ山脈のマナスル(8,163m)に登頂した後、第一次登山ブームが起こり、大学生の登山者や社会人登山者の間で山岳部が創部されたといわれています。 そして、1988年の週休2日制の導入や、1990年代に「日本百名山」がテレビや雑誌などのメディアで数多く取り上げられ話題となったことで、第二次登山ブームが起こり、登

山でお会いした女性たち

先日、北アルプスの奥穂高岳に行ってきました。例年であれば、観光客で賑わっている上高地も今年はとても静かでした。秋の訪れを感じながらのんびり歩き、初日は涸沢でテント泊。撮影も兼ねていたので、8時間ほどかけて涸沢まで到達しました。こんなにゆっくり歩いたのはいつ以来だろう。 涸沢のテントも人も少なく、なんだか寂しい感じでした。夕方はご飯を作りながら楽しい話し声が聞こえるのに、今年は少人数の登山なのでしょうね。私たち3人の声が響き渡るようでした。初日の夕食はキムチ鍋。外はだいぶ寒か

沢登りのリスクについて

登山のジャンルの中に、「沢登り」というものがあります。沢を登りつめて行くスタイルですが、日本特有の登山スタイルだそうです。今年は、海や沢での事故のニュースが多い気がします。沢登りのリスクについて、今日は登山研修に執筆された佐藤裕介さんの記事「沢登りのリスク回避」を紹介させていただきます。 沢登りのリスク ①濡れによる低体温症のリスク 登山では濡れないことが基本となりますが、沢ではその基本が異なります。水しぶきを浴びることもあれば、泳ぐ必要がある沢もあります。濡れた状態での行

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下山後にはアイシングをしよう

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