「都合のいい女」から「愛される女」に這い上がる方法。
私がここまで恋愛と男女のコミュニケーションの研究をするようになったのは、今だから話せるんですが、20代前半の頃に「都合のいい女」になってしまったことがあったからなんです。
好きな人に何人も女性がいましたね。彼は私より何枚もウワテでその時はどうあがいてもこの状況と関係性は変えられないと思っていました。まるで私は彼の都合のいいお人形状態だったのです。何年かその状況がつづきましたが、ある日、ついに、堪えられなくなってしまったんですね。
そのとき、私は、2つの決心をしました。
「絶対に這い上がる」
「女として圧倒的に成功してみせる」
この2つの目標を達成するためなら手段を問わずになんでもやろうと覚悟しました。他の生活を後回しにしてでもまずはこの2つの目標をとりにいこうと。その頃から私の生活は恋愛活動に軸を置くようになっていったんですね。正直、女友達がほとんどいなかったです。目標達成だけに集中したかったので。極めたかったのは、男女関係で理想的な状態をつくっていくこと。都合のいいお人形ちゃんじゃなくて、まずは、人としてちゃんと扱われたい気持ちがありました。今となってはいつどこにいっても都合よく扱われることなんてなくて、むしろ、すごく大事にされるし、愛されていますから、掲げた目標は大成功したといっていいと思います。
「都合のいい女」から「愛される女」に這い上がるために、私はどんなことを学び、行動を変えていったのか、ここに書きます。
1、「愛される女」になるために、見たくない現実を直視した。
まず、「都合のいい女」になってしまった自分を認めましたね。この行為は、結構勇気がいるんですけど、現実を認めない人は現実を変えられません。なぜ過去の私が「都合のいい女」だったのか。それは、都合のいい女が似合っていたから彼がそのように扱ってくれただけなんです。まずは、厳しい現実を認める。認められたら次のステップにいきます。
2、「愛される女」になるために、正しい努力をした。
「なんにも努力していないけど私をみて愛して欲しい」なんて言っても、無理があるでしょうね。彼はもっと努力している「いい女」を選んでしまうでしょう。では、正しい努力とはなんなのか。私は、「女」はサービス業だと考えています。いいサービスを提供できる人に需要が集まりリピーターが増えていきます。例えば、長く愛されるお店はお客さんの立場に立ったサービスを提供していますよね。痒いところに手が届くから思わず利用してしまうんです。愛されるために私が意識的に努力してきたことは、「男の立場」と「男の事情」を徹底的に理解したことです。男社会には女性が知らない暗黙のルールがあったりするんですよ。今でも男性心理や男性のライフスタイルの調査は定期的にするようにしています。たとえば、男性誌はいくつかありますが、その違いについて詳しく語れたりします。どの雑誌を読む人が自分と相性のいいタイプかなどもだいたい知っていますし、私が「いい男」と思うような人はどんな生活をしていて、どんな場所で買い物をして、クルマでいうとなにが好きで、どんなコミュニケーションが好きで、女性に対して何を求めるかなども、だいたいのところは把握しています。どうしてここまで詳しいかというと、お客さんの生活を知ったほうがいいサービスを作りやすいし、自分のところに誘導しやすいからです。誘導してからリピートしてもらうまでを想定してふだんから動いているわけですね。
3、「愛される女」になるために、マネジメントを覚えた。
「都合のいい女」時代、ある人に「なんだかんだいって自分のエゴでしか動いていないよね」と、言われたことがあるんですよね。彼が忙しいことを頭でわかっていても、会いたいとか、もっと一緒にいたいとかそんなことばかり自己主張していました。彼からしたら、ウザい女だったと思います(笑) いつ切り替えたのか時期は忘れてしまったんですが、エゴでしか動いていなかった自分を反省して、一緒にいる時間は、彼の精神的なマネジメントができるようになりたいと考えるようになりました。リラックスしてもらう時間を提供するために仕事でやっていたマッサージの種類を増やしてレベルアップしていきました。料理もうまくなりましたね。彼氏のお弁当を作っていた時期もあります。「聞く力」も徐々に身につけるようになりました。とにかく求められたことにはすべてに対応していたい。それも高いクオリティーで対応したい。サービス業ですから手抜きはしません。引き出しが多いとやはり便利ですよね。毎回、おなじ面しか出さないと飽きられますが、「こんなこともできたんだ!」って意外性をだしていけるのはいいと思いますね。つねに引き出しを増やしていくことは意識するようにしますね。まあ、本当に好きな人にしか使いませんけど。
エゴ優位の恋愛と、マネジメント優位の恋愛。
両方やってみたけど、マネジメント優位の恋愛をしているほうが、愛されるわけですよ〜。「忙しいのわかってるけど、会いたい〜」と言うよりも「私のことなんか気にしないで自分の目標や仕事に向かって。あなたならできる!だけど、疲れたときには、連絡してね」と言っておいたほうが、会いたがられますね。補足ですが、疲れたときに会いたいサービスを作っておくと感謝されますよ。疲れたときに会いたくない女になるのは絶対ダメです。
さいごに、
書いてみてわかりました。「都合のいい女」になってしまったのは、彼の人生の時間や価値観そのものを親身になって大切にしていなかったからだと思います。彼と自分の接点しか、愛さなかったから、分かり合えなかった。でも、そうじゃないんですよね〜。他人同士だからこそ、彼の人生そのものを愛するようになると関係は変わっていきます。お互いの人生に「存在している」という事実をどれだけ幸せに思えるかですよ。そうなったとき、人生史上もっとも愛されて、こんなに幸せなことってあるんだって感動するような、至福の恋愛がまっています。
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