2020年10月まできたのであと2ヶ月で今年は終わる

今年はあと2ヶ月と少し。まだ2ヶ月あるとも思うけれど2020年は歴史からみても特別な年になるんだろう。世界同時にパンデミック→国によってロックダウンという流れは衝撃的だ。日本は4月の緊急事態宣言で一時的に社会の動きが緩やかになった。経済も人の流れも、もしかしたら心の動きもスピードが遅くなり、停まった。私はその時期、仕事や音楽活動ができなくなって失望感を感じながら一方で自分でもびっくりするくらいの心地よさを感じていた。年始に「今年はやることを決めていくのではなく、やめることを決めよう」と思っていたのでやめると決めなくても社会が止まっているし、「外に出なくていいんだ」と腹を据えて本を読んだり片づけをしたり、オンラインミーティングをしたりという日々だった。今考えればのんきなものだった。

時間はゆるゆると過ぎ、緊急事態宣言は解除され、少しずつだけど仕事も活動も動き出して「ここから探りながら始めよう」と思った矢先、何かおかしい。体力が急激に落ちている。久しぶりに見てみた万歩計は昨年よりも今年は3000歩/日以上少ない。つまりひと月90000歩の差がある。私の身長から一歩は75cmくらいなので(身長×0.75なのだとか)計算すると歩く距離にしてひと月で68kmの差。これは大きい。さらに集中力も落ちている。仕事にかかる時間が増えている。人と久しぶりに会って話して気づいたのは人から与えられる目に見えない情報量は計り知れないこと。声のトーン、表情、相手の身体が立体であることでの視線の送り方、周りの音、空気感などオンラインでの情報量をはるかに上回る。いわゆる仕事のコンテンツに関する話題や世間話などはリアルでもオンラインでもそれほど変わらないけれど、それ以外の部分の処理速度や柔軟性、適応力が間に合わない。

家に帰ってきてからすさまじく疲れている。楽しかった反面消耗しているのがわかる。多分元のように反応できるまで少し時間がかかりそうだ。体力が落ちると気力も落ちるということもさること、社会的適応力まで落ちるとは。人間は社会の中で生きる動物だとはこのことか。

おまけに今年の夏も酷く暑くて室内にいても熱中症のようになる。ある日熱ががーっと上がったので「もしや?」と思ったけれど次の日に平熱に下がった。もしかしたら(新コロ)そうかもしれないしそうでないかもしれない。どちらにしても人と会うのはよそうと自主隔離。そうしたら丁度その時期に周りの人たちのケガや入院が相次ぎ、やっぱり何かいつもとは違うなと思わざるを得なかった。

ひと月の行動自粛が人の身体にこんなに影響を与える。私は元のように動けるようになるまでに3ヶ月以上かかった。もちろん表面的には病気でもなく普通の私にうつっていただろうが、内面は混乱していた。一体どうなってるんだ?いつもより音楽を聴き、演奏した。散歩も増やし、家でできるストレッチもした。週一のバレエレッスンも再開したので休むことなく身体を動かした。人とも会って話した。レッスンは対面でできるものは対面に戻した。身体を温め、栄養のあるものを食べ、規則正しい生活をした。そのうちにだんだん心身が平常に戻ってきた。

やめること、やらないことを決めたわけじゃないのに気がついたら自然に振り分けられていた。そんな期間だったのか。できないことはできない、と思っていたら新しいことが入ってくる。不思議なものだ。

このところ星を見ながらお灸をするというのがマイブーム。惑星やら星座やら月やらみていると些末なことがどうでも良くなってくる。お灸をするとツボにはまったときの身体への響き方が違っていて熱いと感じるだけではない独特の熱。空の星の輝きが身体のツボに繋がっているような錯覚を起こす。錯覚万歳。

とりとめなく2020年10月。

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ピアノ弾き、歌うたい、曲作りびと。朝の楽しみは珈琲を丁寧に淹れること。写真と版画が好き。