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ウクライナの犬や猫

250 日以上も続いているこの戦争。家族は引き離され、遠い国外へと逃げ、家や愛する者の命が失われている。

たとえ勝っても失うものは大きい。

戦争が始まって以来、人間だけでなく、動物たちも殺されたり迷子になったり置き去りにされている。


あちこちに置き去りにされた犬や猫がいる。

生き残った動物たちは、ウクライナの兵士によって保護されることが多々あるそうだ。

https://www.instagram.com/uaarmy_animals/は、このトラウマの時代に兵士たちと保護された動物たちの微笑ましい交流のようすを共有するインスタのひとつだ。

さぞかし人恋しかったのだろう、ワンコたち

インスタ発信者のヴィタリーさんはウクライナ軍の兵士だがプロの兵士ではない。祖国をロシアの侵略から守るために陸軍に入隊した。

眠るときテディベアに寄り添う子供がいるように、眠るときに人の足にすがりつくワンコ。⤴ ⤵

結局のところ、検問所や最前線だけでなくウクライナの兵士たちが行くあちこちにかなりの数の動物がいるらしい。飼主に置き去りにされ、通りや野原を歩き回っているのは主に猫と犬。

兵士らがそれらの犬や猫を引き取るのはごく自然なことらしい。ウクライナ人の多くは農業に愛着を持ち動物を愛する田舎の人々だから。動物が大好きで家で猫や犬やその他のペットを飼っていた。

よって、飼主のいない動物を見ると兵士たちの心は痛み、保護せずにはいられないのだろう。

人間の命にくらべれば動物なんてと考える人がいるかもしれない、まして守らなければならない祖国があるのに動物を救助している場合か、と。しかし、ヴィタリーさんは戦争において動物たちの果たす役割は大きいと思う。

動物たちといっしょにいるおかげで人間らしくしていられる。家族や家においてきたペットのことを思い出す。

このインスタにあるたくさんの犬や猫たちの画像を見ていくと胸がはりさけそうになるが、検問所や軍の陣地で一緒にいた犬や猫を家に連れ帰った兵士はヴィタリ―さんが知る限りで何十人もいる。

かれらは今や家族なんだそうだ。


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