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大寒波のテキサス州・動物を救助し屋内に避難させる (2)

けさの記事からの続きで、上は急な大寒波に襲われた米テキサス州南部でこれまでに何千匹も救助されたウミガメです。(ヘッダー画像)

「凍えるような気温から徐々に戻したいので、ウミガメを救助して連れてくる人々は車のヒーターをオンにすることができません。徐々に体温を上げることで、速く暖めるよりも長期的なダメージを少なくするからです。」と、専門家はウミガメ輸送の複雑さを語っています。

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「ウミガメは冷血動物なので、水温に依存して体温を調節します。しかし低温ショック状態に入ると、フリッパーを動かしたり頭を上げて息を吸ったりできなくなる。麻痺して水中で非常に傷つきやすくなり、救助されなければ溺死する可能性があるのです。なので、私たちは海に戻せるようになるまで寒さから守り監視し続けます。」

下の画像は、外で震えていたところを保護された野猫です。停電で室内は5℃くらいだが外よりはマシでしょう。暖かくなるようフリースの毛布をかけてもらいました。

その時に他にもまだ外にいて捕まえられなかった3匹が生き残れるかどうか心配です、外は凍えるように寒いですから。↓

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テキサス州サンアントニオ動物園の川沿いのレストランなどは、現在フラミンゴや他種生物のために建物を開放しています。動物園が停電のため井戸ポンプなどの機能が使えなくなっているからです。「どうか寄付をお願いします」とも訴えています。

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1989年以来初めて気温が-10°Cに下がったテキサス州南部では、寒さは住民だけでなく、畜産業にも大きな悪影響を及ぼしました。停電は供給網を混乱させ、動物は食料と水が不足したままになっています。

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「私はテネシー山中に住んでいます。土曜に停電になったので動物たちを風呂場に入れ、自分たちは余りの毛布にくるまっています。」↓

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強力な冬の嵐が今週はすべてを停止させ、何百万人もの人々が力を失い、この地域では少なくとも21人の命を奪いました。

しかし、このつらい時にテキサス人はウミガメの救助に奔走し、ペットや家畜や野生動物を家の中に入れてあげている。そんなFacebookやツイッター画像をみると、かれらの人間性が輝いているような気がします。

幸いなことに、気温はこれからゆっくりと上昇し、週末くらいには15度くらいに戻るのではないかと期待されています。

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