記事一覧
note記事投稿の方針変更のご報告
私は現在、ビジネス・スポーツのジャンルを問わず、リーダーの育成、「強い個人」と「強い組織づくり」を目的に株式会社ヒューマンクエストという会社を経営しています。
また、立命館大学経営学部で大学生の皆さんにリーダーシップについてお話しさせていただいています。
今までnoteの記事掲載は私の野球経験から感じていることを自分が生業としているビジネス(経営学)科学の研究と実践のノウハウを野球の現場で起こっ
チームマネジメントの実践Note① チームの理念をきちんと定める
チームマネジメントの最初の一歩は、「チーム理念」をきちんと定めることからはじめてみるのはいかがでしょうか。ここで、「理念」という言葉について、探求してみたいと思います。
「理念」という言葉を検索していくと、理念 「事業・計画などの根底にある根本的な考え方」。 経営理念 「企業経営における基本的な価値観・精神・信念あるいは行動基準を表明したもの」など、「軸」となる基本的な価値観・哲学という言葉にたど
少年野球と高校野球をセンスメイキング理論で考えてみた
経営学のホットな理論に「センスメイキング」という理論があります。人がある経験や起きている現象に対して、能動的に意味を与える思考プロセスを意味しています。この概念自体は、1970年代に組織心理学者のカール・ワイクという人が提唱したものです。日本語に直訳すると「意味づけ・納得」と言う事ができ、経営学の分野で注目されています。
社会変革、イノベーションを起こしていくためには、センスメイキングを活用し、
最高のチームのつくり方「チームはそこにあるものではなく、つくるもの」
プロ野球のチームでも少年野球のチームでも監督のチーム作りの手腕がチームのスタイルや雰囲気を創り出し、選手をポジショニング(配置)する、それら一連のチームマネジメントの結果としてチームパフォーマンスが決定されてきます。
では、そもそも「チーム」って何なのでしょうか?「チーム」になっている状態とは、どういう状態でしょうか。
監督が指示を出し、選手は監督の指示に従って動くもの、監督の指示通りに行うだ
野球を楽しめば、子供の創造性が高まる
野球を楽しめば、子供の創造性が開発される。
子供の育成にとって「創造性」開発はものすごく大切だと私は考えています。楽しめば、創造性が高まること、そのことについて記事を書いていきたいと思います。
「野球が楽しい」の反対に「野球は厳しいものだ」という真逆の意見も存在します。どちらが良い、良くないではなく、「子供の創造性開発」という視点で考えていきましょう。
競技のレベルが、少年野球(小学生)、少年野
子供中心の少年野球が未来人を育む
そろそろ大人中心から子供中心の野球にしませんか。少年野球はだれのためのものか、その本質に立ち返る必要があると思います。
私は少年野球は「子供中心」の野球、プレーヤーズファーストが理想だと考えています。あくまで、私の主観的な考え方です。
今から15年ほど前、私は、仕事の関係でアメリカに駐在勤務していた経験があります。私が子供の時から野球少年だったことを知っていた職場の同僚のアメリカ人から、「今度
プレーヤーズ・ファーストの理念と行動
野球指導者が基本の「き」として知っておいた方がよいと思われる人と組織の科学を「野球指導学」という形でまとめていきたいと思います。
第1回目は、「プレーヤーズ・ファーストの理念と行動」についてです。
私は企業における人と組織の課題に戦略人事コンサルタント、経営学研究者の視点から日々向き合っています。専門は、組織行動論(組織の中の人間行動)です。会社の中でどうしたら「人の個性や能力を発揮させられる
野球指導者の学び直しの大切さ
野球指導者は、「基本の大切さ」について、誰もが理解していると思います。でもその基本がアップデートされてきていることを指導者たちは見過ごしてしまいがちです。この傾向は、野球界に限りません。日本社会全体としての傾向だと私は感じています。例えば、私が専門とする「リーダーシップ」ですが、
時代とともに研究が進み、リーダーシップの基本や考え方がアップデートされてきています。一人ひとりが組織の向かうべき方向
社会と会社への適応に苦労する野球エリートの姿から思うこと
仕事の本質とは「問題を解決する」ことに他なりません。
人から「求められる仕事」で結果を残すことが、自分の評価や市場価値を決めるからです。自分の実力が認められるかどうかについては、仕事と野球には共通点があります。
私は企業研修を通じて、多くの若手社員、新入社員たちと接しています。
印象的だった出来事がありました。
新入社員のNさんが私に近づいてきて質問をしてきました。「大西さんは、野球でホン
大西みつる |プロフィール
大西みつる |オオニシミツル |Mitsuru Onishi
HRBP(戦略人事パートナー)、立命館大学経営学部客員教授、NPO法人スポーツ指導者支援協会理事
<プロフィール>株式会社ヒューマンクエスト代表取締役社長。立命館大学経済学部卒業後、本田技研工業株式会社に入社。鈴鹿硬式野球部でプレーした後、マネージャー、監督を歴任。戦略マネージャーとして、都市対抗野球大会日本一に貢献。野球引退後に
プレイフル・ベースボール
陽気で楽しく野球ができること。それを「プレイフル・ベースボール」と名付けました。あえて、プレイフルを強調したのは、少年野球や高校野球における行き過ぎた「勝利至上主義」に対するアンチテーゼでもあります。好きで始めた野球がどんどんとプレイフルではなくってしまう・・・。そのような場面に遭遇してきました。勝利至上主義は、ビジネス社会における縮図。売上至上主義、結果至上主義とダブって見えてしまうのは私だけで
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