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なぜ鬼太郎?ニッスイサーモンキャンペーンのマーケティングトレース

ニッスイの#マーケティングトレース

会社名:日本水産株式会社
代表取締役:的埜明世さん
業界:水産資源を始めとした商品の販売
ビジョン・理念:水の水道におけるは、水産物の生産配給における理想である。
売上/営業利益:198 億円(2019年度実績)
従業員数:9,065名(連結)
トレース目的:ニッスイサーモンの産地、境港市と鬼太郎をコラボすることでどのような経済効果を狙っているかを学ぶ。

マーケティングトレース参考URL

・ニッスイ
 https://www.nissui.co.jp/index.html
・境港市観光ガイド
 http://www.sakaiminato.net/
・弓ヶ浜水産
 http://www.yumisui.jp/jigyo/e370/salmon/
・かやの鮮魚店
 https://kayanofish.com/2018/03/27/%E5%A2%83%E6%B8%AF%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%B3-%E7%99%BA%E5%A3%B2%E9%96%8B%E5%A7%8B%EF%BC%81%E5%88%BA%E8%BA%AB%E3%81%A7%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%9E/
・Wikipedia-水木しげる
 https://www.wikiwand.com/ja/%E6%B0%B4%E6%9C%A8%E3%81%97%E3%81%92%E3%82%8B

なぜ、ゲゲゲの鬼太郎なのか?

ニッスイサーモンの産地として書かれている境港市について調べた所、
ゲゲゲの鬼太郎の著者である水木しげるさんは境港市出身とのことでコラボが実現したようです。

境港産のサーモンの特徴とは?

「弓ヶ浜水産」さんのホームページによると、
“一般的に、銀ザケは身が柔らかく刺身に向かないといわれておりますが、
「境港サーモン」は破断強度が他社製の銀ザケに比べ約2倍あり、
身がしっかりしているため、歯ごたえが十分にあります。 

そのため、刺身で食べても美味しいと高い評価を得ているとのことです。

また、「かやの鮮魚店」さんのホームページによると、
「水揚げ後に直ちに1尾ずつ活〆され血抜きをしてあるので生臭さが少なく歯ごたえがあり、柔らかく刺身に向かないとされているギンザケですが境港サーモンは刺身で食べられます。」

という特徴があることが分かりました。
もともとは宮城県で養殖されていたそうですが、東日本大震災によって甚大な被害を受けたために養殖場を鳥取県の境港市に移して現在に至るそうです。

銀鮭とは?

成長が早く安価であるにもかかわらず脂がのっていて美味であることから日本で養殖され始めたそうです。
主に、塩鮭、鮭の切り身、おにぎりの具として利用されているそうです。

「捕まえる。荒海より鮭到来!」のマーケティング戦略とは?

ニッスイ鬼太郎2

ニッスイサーモン(境港サーモン)を知って貰うために、ゲゲゲの鬼太郎の知名度を活用したキャンペーンです。
私が最初にこのキャンペーンを見た時に、”なぜ鬼太郎?”と疑問に思って境港サーモンを調べてみると美味しそうでした。
ターゲットはゲゲゲの鬼太郎を知る人になるかと思いますが、
マーケティング戦略は、

「なぜ鬼太郎?」と思わせるギャップにあると考えました。


そして、対象商品に貼り付けてある応募シールでQUOカードプレゼントをキッカケにして実際に食べて貰う機会を作ることが目的ではないでしょうか。
具体的な商品はこちらです。

ニッスイ銀さけ缶詰

そして、価格を楽天市場で検索してみました。

楽天市場ニッスイ銀さけ缶詰

1個あたり691円と一般的な缶詰と比較すると3倍ほどの値段がします。
希少価値を踏まえると妥当な金額と言えるのかもしれません。

自分がCMOだったら?

・食べ物系YouTuberとコラボして宣伝してもらう。
・Pinterestにリアルな食卓をイメージするニッスイサーモンの画像をアップする。
※Pinterestにもニッスイサーモンの広告画像はアップされていましたが、美味しさが伝わる画像が少ないと感じたからです。
まずはこの2点を試して、効果を測定してみたいと考えました。

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