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シュミテクトのマーケティング戦略とは?

シュミテクトの#マーケティングトレース

会社名:グラクソ・スミスクライン株式会社
業界:革新的な医薬品、ワクチン、消費者向けヘルスケア製品の研究、開発、製造を行う3つのグローバルビジネス
代表者名:Emma Walmsleyさん
理念・ビジョン:To help people do more, feel better, live longer.
売上高・営業利益:338億ポンド・69億ポンド
(https://jp.gsk.com/jp/media/press-releases/2020/20200221_fy2019/)
従業員数:13,000人
トレース目的:明確に効果の分かりにくい歯磨き粉でトップシェアを取る方法を学びたい。

マーケティングトレース参考URL

・シュミテクト(公式ページ)
 https://www.hagashimiru.jp/
・シュミテクト(Wikipedia)
 https://www.wikiwand.com/ja/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9F%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%88
・グラクソ・スミスクライン株式会社
 https://www.gsk.com/en-gb/
・歯磨き粉おすすめ情報サービス
 https://my-best.com/512

シュミテクトとは?

グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパンが製造販売、アース製薬が発売する象牙質知覚過敏症用の歯磨剤を中心としたオーラルケア用品のブランド名で、日本では第一位のシェアを占めている。日本以外では、90ヶ国でSensodyne(センソダイン)のブランド名で販売されている(Wikipediaより引用)。

知覚過敏とは?

エナメル質の歯の内側にある象牙質が露出することで冷たい飲み物などの刺激を受けて痛みが引き起こされやすくなる状態。
知覚過敏を引き起こす原因とは?
・歯磨き時に力を入れ過ぎてエナメル質が摩耗して象牙質が露出する
・歯茎が下がることで歯の根元にある象牙質が露出する
・強く歯を食いしばったり、歯ぎしりによって傷つくことで象牙質が露出する

STP分析

シュミテクトは、他の知覚過敏歯磨き粉と比較してどのような違いがあるのでしょうか?
STP分析からターゲット層とポジショニングの違いを考えていきます。

セグメンテーションとターゲティング

シュミテクトのターゲット特徴(仮説)
・年齢:20代以上がメイン
・購入動機:歯医者に行く時間が作りにくい
・行動特性①:食事をする時間が不規則
・行動特性②:甘い物などお菓子を食べることが多い
ポジショニング
ポジショニングマップで次のように整理することができます。

ポジショニングマップ

知覚過敏対策の有効成分が含まれているのは当然として、
使用感や磨き感、そしてコスパの良さも求められるのではないでしょうか。

シュミテクトのマーケティング戦略とは?

ここまでの分析などからシュミテクトのマーケティングの方針を整理します。
目的:Objective(達成すべき目的は何か?)
「知覚過敏用の歯磨きと言えば、シュミテクト」というポジションを作る。
目標:Who(誰に売るのか?)
20代以上の歯医者に通うことが難しい方に売る。
戦略:What(何を売るのか?)
知覚過敏対策としてのシュミテクトに限らず、歯の状態に応じて使い分けられる歯磨き粉を売る。
戦術:How(どうやって売るのか?)
ドラッグストア、スーパーの棚に商品を陳列し、直接手に取る機会を最大化する。
効果が分かりにくい歯磨き粉なので、金額設定はとても重要です。
税込みで600円と聞くと高いと感じますが、歯医者に行く時間と治療費を考えて、
「まず、シュミテクトを試してみよう」と自宅で出来るケアしたい顧客に向けたマーケティング戦略を取っていると考えました。

自分がCMOだったら?

シュミテクトと提携した歯医者さんを作り、歯磨き粉を買ってくれたお客さんの情報を基に、定期的に情報を発信します。
歯医者さんと連携することで、お客さんの歯の健康を維持する取り組みをします。
そして、情報を基に「歯の定期健診+歯磨き粉のパック」を作ります。
商品を買ってくれたお客さんの歯の健康に責任を持ち、1人でも多くの方に長く食べる楽しみを味わってもらえるようにする。
このストーリーを発信してファン作りをします。

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