サンダースとイチローとフレディマーキュリー

どうしてこんなにうまくいかないんだろう。
つい、天を仰ぐ。

今年に入ってから、
なにか、すっきりしない感覚が続いている。

ただ、ありがたいことに
それなりに気持ちを切り替えるスキルを身につけているつもりだ。

どうしようもなく
やるせないときにまず思い浮かべるのがカーネルサンダースだ。

若くして成功を急ぐ若者たちだけではなく、
同年代で、「いまさら」が
口癖になってる奴らに
カーネルサンダースの事をつたえる。

彼が本当に成功したのは70歳すぎてからだ
って。

何度も何度も、財産を失い、築き上げたものを失い、それでもカーネルサンダースは諦めなかった。
だから、まあ、おこがましいかもしれないけど自分は、諦めるのは70歳すぎてからと考えている。70歳まではチャレンジしつづけてもいいと思ってる。

去年、イチローが引退した。
野球に対して、真摯に向き合いストイックで、
でも…プロに入ってからは打率は4割打っていないのだ。

だから、
イチローと自分を比べて
おこがましいのは重々わかっている。
こんな感じで、かんがえてる。

イチローぐらい真剣に取り組んでも全盛期でも、3割5分超えるくらい。まして、俺の打率なんて1割いけば良いだろう。
失敗なんて当たり前だ。

失敗はつづくし、失敗レベルがアップしてるのが辛いけど…

去年の今頃は、一昨年の年末に見たボヘミアンラプソディの余韻に浸りながらYouTubeでクイーンの動画ばかり見ていた。

映画のエンドクレジットをみて
改めて気がついたのは
既に、自分の年齢は、フレディマーキュリーの没年齢を超えていたこと。

あぁ、彼はまだまだしたかった事たくさんあっただろうな。
そして、今なら、当時の病気で
死ぬことなかったかもしれないのに。

もう、死んでいてもおかしくない年齢なのだ。

フレディマーキュリーと自分を比べるのは
重ねておこがましいことはわかっているが…。

今、自分にある命は、
もう、おまけだ。

そのときにそう思った。

そんな事言ったらジョンレノンだって、もっと早く亡くなってるのだが…、
フレディマーキュリーの事を考えたとき
なぜか強く思った。

これからの人生は、既におまけだ。
もっと好きなことしよう。
もっとできることしよう。
もっと命の使い途を考えよう。

カーネルサンダースやイチローやフレディマーキュリーの様に、名を残すことは
まずないだろう。

だけど、
70歳まで諦めない
失敗でおちこまない
今ある生命を、ありがたく過ごす

事くらいなら、できる。
少しくらい天を仰ぐ事あっても。




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