石元みとん

主婦の何気ない日常を書き綴ります。「読書」と「ドラマ」と「娘」と「孫」。時々「仕事」と…

石元みとん

主婦の何気ない日常を書き綴ります。「読書」と「ドラマ」と「娘」と「孫」。時々「仕事」と「旦那(ちゃま)」の話。 “可愛い”が大好きですっ!

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最近の記事

花とメダカ

斜め向かいのお宅のご夫婦は、朝晩お2人でお庭のお世話をする仲良しご夫婦だ。お庭といってもお庭というほどのスペースはなく、家が四つ角の角っこなのでお家の前からお家の横面、道に沿ったスペースでいろんな植物を育てている。もうすぐさくらんぼが成る。さくらんぼが成ったら近所の子どもたちが寄って来る。我が家にもアイスクリームのカップ一杯分くらいのお裾分けがくる。それから、バラ。バラのアーチは道ゆく人たちの足を止める。お2人が丹精こめてお世話をしているお花たちは近所の人たちだけでなく通りす

    • 人の気持ちを推しはかる

      私は友達が多いほうではない。多いと思っていたけど“浅く広く”をモットーにしていたらふと考えた時に友達と呼べるレベルの人があまりいなかった。 こんな私でも長く付き合ってくれている友達もいる。 中でも、うちの子が幼稚園の頃に知り合ったママ友数人とはその後もずーっと仲良しで、子どもがいくつになろうとも私たちの関係は続いていたし、ここまできたらこれからも多分ずーっと続いていくものだと勝手に思っていた。 その中に、感染症が流行って会えなくなって、そしたらなんとなく疎遠になって、お正

      • 違う人生があることすら知らなかった〜『黄色い家』読書感想文

        ACジャパンのCMを初めて見た時にハッとさせられたことを覚えている。知らないということがどれほど不幸なことなのか、自分がいかに恵まれていたか。生きていく術を選べない人々は映画やドラマの中だけではなく実際いるんだとあらためて痛感させられた。 これは小説だけどそこに生きている少女たちは私の周りにいるかも知れなくて、その道を選ぶしかなかった、だから、責めないであげたい、理解してあげたい、あなたたちのことをわかりたいと思っている私がいた。 『黄色い家』/川上未映子 子どもだから

        • 人生初が『トッツィー』で良かった

          3月は忙しかった。 やたらと出かける用事が多くて家族が予定を書き込むカレンダーには私の予定ばかりが追加された。土日のほとんどが埋まっていた。平日の夕方にも予定が入る。土日が埋まっているから仕方ない。そしてそういう日の夕食はたいてい出来合いのお惣菜やお弁当になってしまう。これがキツい。別に毎日手の込んだ料理を作っているわけではないし、栄養のバランスを考えてとか、野菜を沢山食べなきゃとか、多少は考えるけどそこまで意識が高いわけでもない。それでも出来合いのものが続くと飽きるし胃が疲

        花とメダカ

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          人生の必須科目

          同窓会に参加した。 私は女子高だったので同窓生は全て同い年の女性(当たり前)。 私は前回の同窓会の幹事だった。毎回参加者一人一人がマイクの前で近況報告をするのが苦手で、しかもそれで時間を取られておしゃべりする時間が限られてしまうということもあって、私が企画した同窓会では近況報告はカットした。その代わりに皆の近況は冊子にして当日配り、おしゃべりする時間を沢山つくり、後半は各テーブル対抗のクイズ大会で盛り上げた。私自身は卒業以来訪れたことのなかった母校の現在の様子を撮影しに行き

          人生の必須科目

          コレが今のワタシ

          以前書いた記事(1/22付『実りある雑談』参照)に出てくる友人2人と久しぶりにじかに会った。ご存知のように私は昨年の秋に前髪を切って可愛くなったと評判(自己満足)で、それ以降も調子に乗って短めの前髪をキープしている。面白いのは、久しぶりに会った友人2人とも私と同じく前髪を切っていた。以前会った時には2人とも前髪を分けたスタイルだったので、私ぐらいの年代では前髪を切ることが流行っているらしい。確かに若く見えるし、それが良くて私もそうしているのだから納得ではある。でも、私も入れて

          コレが今のワタシ

          みとんとうわの空のドラマ談義〜トーク編②

          私は読書が好きです。読書noteを書くのも楽しいけれど、誰かが読んだ本の紹介記事も好きです。そこから自分が読みたい本を見つけるの楽しみがあります。 うわの空さん(うわちゃん)が紹介していた本が気になって後日私も買って読んだことがあります。それがつい最近NHKでドラマ化されました。 今回はまず、そのお話から。 そして、今回はうわちゃんの先見の明が炸裂します。彼のことをまだよく知らない私ですが、なんともいえない(良い)味のある俳優さんだなぁと思いながら『不適切にもほどがある!

          みとんとうわの空のドラマ談義〜トーク編②

          全部心あたりがあるから愛おしくなる〜『神と黒蟹県』読書感想文

          タイトル見て「なんのこっちゃ?」と思いました。なんやねん、と。でも、なんか惹かれちゃったんです。いつもの、あの新聞の、本のページで紹介されてて、実は書評を読んでもよく分からなくて「一体どういう話なんだ?」と思ったけれど、その時点でもう惹かれちゃってたもんはしょうがないので読むしかないのです。 『神と黒蟹県』/絲山秋子 本を手にとって帯の一文を読んだ時に、これはアタリだと確信しました。 ふふふってニヤけました。これ私が住んでるとこの話じゃん、て。 東京とか大阪とか誰もが知

          全部心あたりがあるから愛おしくなる〜『神と黒蟹県』読書感想文

          自尊心と親孝行

          私はパートタイマー、もうじき20年選手だ。なんの資格が無くても出来る仕事が私の業務内容で、だから誰にでも出来るのだけど意外と時間や手間がかかっちゃうような、そんな作業が多い。自分でいうのもあれだけど、私、仕事が早い。大体において「え、もう出来たの?」と驚かれるし、喜ばれるし、早く仕上げて驚かせたい気持ちも少しあるし喜んで欲しいというのもあるので余計に早めに仕上げるべく頑張ったりする。もちろん、丁寧に、だ。 たまに「それ、私の仕事ですか?」と問いたくなるようなことを頼まれる。

          自尊心と親孝行

          先が分からない不安と楽しさ〜『冬に子供が生まれる』読書感想文

          佐藤正午さんといえば『月の満ち欠け』の人。それくらいのことしか知らない。 本屋さんで見かけてタイトルと表紙絵に惹かれた。そういえばフォローしているnoterさんが佐藤さんの大ファンで、これが発売されることを喜んでいた。何しろ7年ぶりの新作なのだ。 『冬に子供が生まれる』/佐藤正午 タイトルと表紙絵、このどちらかが違うものだったらもっと明るい、もっと楽しい物語を想像出来たと思う。タイトルだけなら、生まれてくる子どものことを待ち望んでいる夫婦の話とか?この表紙の絵に楽しそう

          先が分からない不安と楽しさ〜『冬に子供が生まれる』読書感想文

          カワイイは人間関係を丸くする

          ある日のこと、私の隣の席の女性から突然声をかけられた。 「わ、それ可愛いですね」 彼女が反応していたのは私が持っていたタオルハンカチ。 「でしょ、でしょ。初めて見た時はこんな可愛い生き物がこの世に存在するんだってことに驚きましたっ!」 シマエナガさん。白くて丸いフォルムの鳥。まるでぬいぐるみみたいなその完璧な可愛さに、最初はつくりものかと思ったけど、実在する鳥類だった。私が持っていたのはそのシマエナガさんがデザインされたタオルハンカチだ。 「わぁ、それわかります。私

          カワイイは人間関係を丸くする

          いらないならいらないでいいのだ

          職場での私の重要任務の1つに、“誰かが買ってきたお土産(お菓子)を配る”というのがある。 私の背中左斜め後ろの席の男性。その人(仮にSさん)は昨年の春にうちの職場にやって来た。今までいろいろな職を転々としてきた(らしい)ため、うちの職場のような仕事はほぼ初めて。にもかかわらず、やたらと態度がデカい。うちの職場には定年後時短で働いているベテランさんが少なくない。毎日いなくても週に何日か出勤し、人の何倍もの仕事をこなしている。その中の一人は私と向かい合わせの席に座っていてSさん

          いらないならいらないでいいのだ

          不機嫌な私がアレを買ったわけ

          その日の私は不機嫌だった。負のオーラを全開にしていた。 「みとんさん、エステ行こうや、エステ」 「え、エ‥エステ?」 義姉から誘われて断りきれずに付いて行ったエステサロン。そもそも義姉が美容に興味があること自体私にとっては初耳だった。美容にもファッションにも興味があるイメージが全く無かった。その義姉の口から“エステ”なんて、驚いた。尻込みする私に、 めちゃくちゃ気持ちいいんよ 肌が柔らかくなって 色も白くなるみたい 家で好きな時に出来るし いいよ いいよ いいよ‥etc

          不機嫌な私がアレを買ったわけ

          ナイショの決意〜実現編

          お正月にこんな記事を書きました。 今年は今までとは違う、何か変化をもたらしたいなって。でも自分だけではなかなか一歩が踏み出せないもの。だから、 出来なかったら出来なかったで「ま、いっか」、それぐらいな決意です ーなんて言って保険かけてました。 そうしたら、私の「やりたい」をちゃんと拾って誘ってくれる人が現れました。 “うわの空さん”です。私は「うわちゃん」て呼んでます。 うわちゃんのおかげでまず最初の変化が叶いました。うわちゃん、ありがとう! 私の初めての音声発信

          ナイショの決意〜実現編

          タイトル買いですが、何か?〜『地雷グリコ』読書感想文

          朝日新聞には毎週土曜日に本の書評ページがあります。私の好きなページです。書評を書かれているのは多様な職業の著名人、専門的な本からエンタメ系の本まで、あらゆるジャンルの本が紹介されるのです。20名くらいいらっしゃると思います。そして年末にはまとめとして、書評を書かれている方々それぞれの“今年読んだ本のベスト3”が紹介されます。 一昨年のまとめでは3人の方がベスト3に入れていた本がありました。年間に発売される本の数、紹介される本のジャンルを考えると、誰かと“カブる”こと自体珍し

          タイトル買いですが、何か?〜『地雷グリコ』読書感想文

          私の証明

          例えば、石元みとんというnoterがここにいる。私がその石元みとんだと証明するにはどうしたらいいか。例えばリアルな世界で私が私であることの証明は、 〇〇さんちのお嫁さん 〇〇さんの奥さん 〇〇ちゃんのお母さん 〇〇くんのおばあちゃん これに倣えば「私が石元みとん」であることを証明する手っ取り早い方法は、誰かに証言してもらうこと。そうです、この人です。そうです、うちの母が石元みとんです。そうです、うちの奥さんが石元みとんです。そんな風に誰かが私が私であると言ってくれないこと