見出し画像

無理しないこと

こんにちは、ミツキユイです。
新年度が始まり1週間近くがたちましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は、私が新年度だからこそ気をつけていることについて、すこしお話ししようと思います。

新年度はストレスがかかる

どの職場や学校でもそうかもしれませんが、年度替わりの時期というのは大きく環境が変わります。
私の職場はそれほど大きな組織ではありませんが、3月にはおよそ100名ほどの人とお別れすることになり、4月にまた100名近い方と出会うことになります。
一気に100名の方とお会いして関わり始めるわけではありませんが、段階的に100名近い方の顔と名前、それに付随した情報を頭に入れることになります。
もちろん、それだけではありません。
年度が替わると自身の役職や分掌が変わったり、これまで応対してくださっていた担当者さんも切り替わることになります。
これまでの動線がごろっと変わるわけです。

人間に限らず生き物は、こういった「変化」をストレスと感じます。
ストレスといってもそのすべてが悪いものというわけではなく、適度なストレスは人生に適度な刺激を与えてくれます。
しかし、新年度というのは前日のようにかなり変化が大きい時期。
ストレスも通常のものよりも大きくなります。

なのですが、新年度というのは「通常よりもストレスを感じにくい時期」でもあります。
というのも「新しいことが始まる」タイミングというのは、比較的熱意にあふれる時期で、「心機一転頑張ろう」「新天地で一花咲かせるぞ」という気持ちになりやすい時期です。
そのため、いつもよりドーパミンやエンドルフィンが出やすくなります。
そのことによって、疲れを感じにくくなるのです。
これは一時的な興奮状態であり、興奮状態においてはストレスに気づきにくいのです。
そのためにある種の「燃え尽き」として、五月病が発生してしまうのです。

無理しないこと

なので、私はこの時期はできる限り仕事をセーブするようにしています。
3月のうちにできることをしておいて、できる限り残業をせずに家に帰る。
家に帰ってもできる限りしなければならないことを減らす。
(具体的にはレトルトや外食などを利用したり、洗濯物を週末にまとめてしたりです)
できる限り、職場以外で受けるストレスを減らすのです。

人間というのは、全力疾走でマラソンを走り続けることはできません。
長距離を走ろうとするならば、6割~8割の力で続けないと途中で倒れてしまいます。
ですが、4月というのは物事が目まぐるしく変わっている時期です。
(実際のところ、この動きは3月からすでに始まっているのですが……)
なので、この時期に全力で走らないと決めておくことがとても大切なのだと思っています。
とはいえ、社会とは「ランニングマシーン」のようなもので、周囲の環境にどうしてもペースを取られたり、思ってもみないような案件が降ってきたりもするものです。
なので、自分の裁量で進められるところはゆっくり進める。休めるところは休む。
そういった構えが大切なのだと思います。

おわりに

昔の人は、こういった「移り変わり」にとても敏感であったのではないかと思います。
というのも、4月17日くらいから「土用」というシーズンに入るのです。
みなさんも「土用の丑の日にウナギを食べる」というのを聞いたことがあると思いますが、あの土用です。
「土用」は実は季節の変わり目(立春・立夏・立秋・立冬)の前の18日程度前からを指しています。
土用というのは古代中国の五行思想がもとになっているのですが、「土」というのは「種をたくわえ、芽を出させる」という働きを指します。
そのため「土」をいじるようなこと、例えば種まきや新築などは慎んだほうがよいといわれています。
ここで出てくる種まきや新築というのは、ある種「大きな変化=ストレス」ですよね。
これがちょうど私たちの年月感覚でいうと、一番無理をしがちな4月中頃に当たるわけですよね。
季節の変わり目の前であり新年度の突入時期という身体的にも精神的にも負荷がかかりやすい時期に、大きなストレスになることをしないように慎みなさいということなのだと思います。
よくできていますよね。

ということで、今日はおいしいごはんを食べて部屋着でゴロゴロしようと思います。
(……あれれ、いつも通りでは?)
では、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?