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睦月の終わり 如月の始まり

2022年が始まって1か月が過ぎようとしています。
この一文を紡いだいま、まだ信じられない気持ちでいます。
いつの間に1か月過ぎたのでしょう。
……なんてことを毎年言っているような気がします。

睦月の終わり

1月のことを指す「睦月」は、お正月に親戚などが集まって睦み合う月であることからその名がついたといわれています。
睦み合うとは、互いに親しみ合ったり仲良くしたりすること。
みんなが顔を合わせてともに祝う、あたたかな正月の風景が浮かんできます。

こんなご時世ですが、今年も私は家族で集まってお正月を過ごすことができました。
おせち料理をつつきながらお酒を飲んでそのままごろ寝して、なぜか恒例化している家族全員でのテレビゲームに興じて、まったり過ごしました。

ただ、ことば通りの「睦月」だったのは本当に序盤だけ。
半ばからはオミクロン株をきっかけに、また爆発的に新型コロナ流行が広がりました。
今回の流行はかなり私の近くにもまで及んでいて、直属の上司や私が仕事で直接やり取りしている人たちにも感染が及んでいます。
人と直接かかわることも減り、直接的なやり取りからzoomでの交流に切り替わることが多くなりました。
zoomでの交流は、対面での交流と違って、その場での表情やジェスチャーでのやり取りがしにくく、相手の反応を感じにくいので、コミュニケーションが取りにくいです。
それに、片方が話すと相手は聞く姿勢に入ってしまうので「相互に話す」ということが難しいのです。(いわゆる「ターンテイキング」の問題ですね)
zoomに関する知識や画面加工(リアルタイムでzoomの画面上に文字や図表を出したりするようなこと)に関しては技術が上がるというメリットはありましたが、それでも早く対面での交流ができるようになってほしいです。

いま思えば、爆発的流行が起こる前の10日にフィガロに行けたのは奇跡だったのかもしれません。

如月の始まり

2月のことを指す「如月」は、寒さがまだ厳しく重ね着をする月であることからその名がついたといわれています。
衣(きぬ)を更に着るので、「衣更着」で「きさらぎ」なのだそう。
まだまだ寒さが抜けず、服を着こんで前かがみになる人の姿を想像しつつ、それがすこしずつほどけてきて身軽になっていくさまも感じられます。

今年の如月は、新月からのスタート。
2月1日に水瓶座で新月が起こります。
水瓶座は、新しい一歩先の時代を行く革命家の星座といわれていて、自由で斬新なイメージがあります。
「トレンドをまとう」「これまでの服を脱ぎ去って身軽になっていく」という意味では2月を象徴するイベントだなぁと感じます。

スケジュール帳を開くと、2月はすこし忙しい月になりそうな予感がしています。
本当であればもうすこしスケジュールが詰まっていたのですが、今回の爆発的流行で延期になったりしたものもあります。
また、遠出しようと考えてた予定は未だ悩んでいるところです。
もともとは今週末を予定していたのですが、さすがにこの感染状況を見ると自粛すべきかとも思い、月半ばくらいに様子を見て再度判断します。
時流に合わせるように変動も激しいですが、それもやむをえませんね。

2月は「逃げる2月」でもあります。
感染拡大に翻弄されすぎず、逃げる2月をがむしゃらに追いかけて走るだけではなく、ちょっと先回りしてみたりフェイントをかけてみたりと、楽しく過ごせるといいですね。

おわりに

この不安定で流動的な状況に気持ちも浮きつ沈みつしてしまいますが、そんな時だからこそ、大切なものを心の中だけでもより大切に感じたり、自分にはもはや必要ないと思えるものはすっぱり手放したりできるといいな、と感じています。

いろんな1月をみなさんお過ごしだったと思います。
割と思い通りに過ごされた方もいれば、私のようにコロナに翻弄されまくった方もいるかもしれません。
コロナによって身近な関係をより大切にできた人もいれば、ひとりになることでいろんなことを振り返ったり考え直した人もいるかもしれません。(私は後者です)
1月がどうであったとしても、2月はもっともっと楽しく明るく笑顔の多い月になりますように。

P.S. 飽き性な私には珍しく、投稿を続けられています。読者のみなさまのおかげです。ありがとうございます。

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