おもしろい記事をつくるチェックリストをチェックしてみた
先日、「やってみた大賞」関連イベント「デイリーポータルZ編集長とnote代表が語る、おもしろい記事をつくるチェックリスト」を聞いてみた。
軽い気持ちで片手間に聞き始めたのだけれど、「なるほど~」と思うことが多く、途中からメモを取りながら真剣に見てしまった。
私は、今年の3月末に、今まで勤めていた職場を退職した。
「前からやってみたかったことを、順番にやってみよう」と思って、4月から今まで興味をもっていた職業に順番に挑戦してみている。まだ挑戦中だ。
その中に、「タウン誌ライター」という職業もあった。
何年か前から好きで読み続けているタウン誌。最近、好きだったライターさんが書かなくなってきて前ほど面白くはなくなってきたけれど、そこのライターにはあこがれていた。
ライターに応募して面接に行くと、編集長に「ライターとの連絡はLINEを使っているから」と言われ、「記事を書く時のチェックリスト」をLINEで送られて表記の仕方や取材方法について説明を受け、今後のことなどを打ち合わせて帰ってきたのだが…
連絡先として交換したLINEが、いつまでたっても既読にならない。
一週間たった時に、「これは、LINE版お祈りメールか?」と思って、諦めた。
その時に渡されて説明された「チェックリスト」と、今回の「チェックリスト」のあまりの違いに驚いた。
今回のイベントで、記事チェックリストとしてメモしたのは…
・なんで、それをやってみた?
・似ている感覚、同じくらい楽しいことは?
・自分の身体の反応はどうだったか?
・見た人はいるか?人に話したか?いたら反応は?
・人におすすめするかどうか?
原稿を読んで赤を入れる言葉として、メモしたのは…
「遠慮しないで」
「照れないで」
「楽しんでいい」
一言で言うと、「自分でもおもしろい記事が書けそうな気がするチェックリスト」♪
そんな気持ちがあるからタウン誌からは連絡がもらえないのか、押しが足りなかったのか、わからない。が、「やってみた大賞はおもしろそうだな」とは思えた。ぜひ書いてみたい。
そして、今回のイベントの話を聞いて、以前そのタウン誌で好きだったライターさんと、最近書いている新人ライターさんの違いは、「オススメしすぎるかどうか」ではないか?と思った。確かに、何でもかんでもオススメされるとウソっぽいし面白くない。開店したばかりの店の開店セールで格安のケーキを食べて「オススメ」されても、「普段の値段とコスパ違うし、品ぞろえも違うし、なぜ開店セールに行っただけで無責任にオススメできるんだ?」と疑問に思う。そして、そういうことが重なると、「しょせんCMか」と思って読む気をなくしてしまう。
関連して、「連絡ってリズムだ」とも思った。
今まで生きてきた経験でいうと、どんなリズムでもいいけれど、リズムの合わない人と仕事をして楽しかったことはない。リズムが合わない人との仕事は、ボディブローのようにすっごくストレスになる。逆に、リズムが合う人との仕事は、それだけでやりやすいし楽しい。
思うに、媒体によって、リズムってある。
手書きの手紙やハガキのリズム、メールのリズム、FacebookやTwitterのリズム、LINEのリズム…。「時間感覚」ともいえるのか?人によって少しずつ違うのも面白い。少し違うのならいいけれど、少しずつ違う違いが重なってすごい違いになると、大きなストレスになる。
リアルでは、「待ち合わせ時間の前後どのくらいで到着しがちなのか」ということもある。
さらに、会った時に「どのくらいで話を終えるか」という感覚もある。
メールよりLINEで連絡先交換しようとする人は、自分の都合でばかり連絡してくる人が多い気がする。おまけに、LINEでの時間感覚は、どの人もわりとスピーディーだ。やりとりが一段落つくまで常に気にし続けないといけないのがストレスになる媒体だと思う。
そんな話を夫にすると、
話のどこを聞いたらそうなるのかわからないが、
「やっぱり、LINEの方が連絡取りやすいよ。LINEをもっと使ってよ」
などと言うので、しぶしぶ夫からのLINEの通知をONにした。ふだん、外出先で別行動をした時には、TwitterのDMか、それを見ていない時には電話で連絡することが多かったけれど、「LINEの方がわかりやすい」というのなら、そうしてみるか…と。
一緒に買い物に行った時、さっそく「待ち合わせ場所を変更したい」とLINEすると…
結局、LINEの通知を見ないまま最初の待ち合わせ場所で待ち続けて、プリプリと怒って電話をしてきた。
やっぱり、TwitterでもLINEでも、マイペースな人には同じじゃないか。
ということで、やっぱりLINEは使わない話に落ち着いた。電話しないと気づかない~という人もいる。一緒に仕事はしたくないタイプだ。が、夫婦は20年以上続けている。不思議なものだ。