世界をわかす人気バーチャル歌手 『初音ミク』

初音ミクとは?

今や日本中の人々が一度は聞いたことある初音ミクですが、もともとは2007年に、クリプトン・フューチャー・メディアが展開している音声合成ソフトウェア及びキャラクターの名称です。そして、音声合成ソフトウェアの決定版と呼ばれる2016年に発売された『初音ミクv4x』は、歌詞とメロディを入力する事で、自然豊かに初音ミクがロック、ポップ、ダンスなどどんなジャンルでも歌ってくれるソフトウェアです。



ではなぜ人気を得たのでしょうか? 

テレビ朝日で金曜日放送に放送されている人気音楽番組、「ミュージックステーション」にも出演した経験がある初音ミクですが、なぜこんなにも人気が出たのでしょうか?二つの理由が考えられます。    

一つ目は、初音ミクの存在が連鎖的に広まることが出来たからです。もともと、初音ミクが人気になった要因は、ニコニコ動画をはじめとするYouTubeなどの「動画サイト」に投稿された、初音ミクを使用した楽曲動画が注目されたからです。2007年に今では再生回数1億4000万回を超えている『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』が、投稿されました。また、2011年には『千本桜』が投稿されました。その後カラオケ曲としても人気が出始めた『千本桜』は、翌12年にカラオケランキングでVOCALOID史上初となる年間総合ランキング3位を獲得しました。

このような楽曲が投稿されたサイトを見た人の中に影響を受け、イラストやPVなどを作る人が現れるようになった。そして、イラストやPVなどを見た人が今度は楽曲作りに挑戦してみる。といったように連鎖的に初音ミクの存在が世界に広まっていった事が有名になった理由だと考えられます。またこのような連鎖が生じるネット環境になっていた事も有名になった要因の一つだと思います。また、

『「共感」が、初音ミクが広まっていくうえで、大きなキーワードになった。また、インターネットの普及により、すべての消費者がクリエイターになれる時代が到来したことも、その流れを加速させているようだ。』

と、クリプトン・フューチャー・メディアの熊谷裕介氏がNDCのセッション時に分析し、話しています。

二つ目は、製作者の描く物語に沿って初音ミクをプロデュース出来るからです。初音ミクは年齢、身長及び体重と3つのイラストのみが発表されているため、製作者自身が自分の思い思いに初音ミクをプロデュースすることができる。その為、自分の創造している世界に一つだけのキャラクターを制作出来たことが、人気になった要因だと思います。



「初音ミク」の将来性

初音ミクはソフトウェアなので、我々人間では歌うことが難しい高速テンポや、変拍子の楽曲も問題なく歌はせることが出来ます。その為、初音ミクは新しい文化新しい世界を生み出す事が可能だと予測できます。


参考資料


引用












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