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病児保育のフローレンスを利用した8年間の振り返り(2/3追記)

 2018年2月に、下の子が保育園入園と同時に入会した病児保育のフローレンスを解約しました。契約してからは8年、卒業生プランに切り替えてからは6年間お世話になったことになります。その間に、下の子は1歳半から小学5年生になりました。おかげ様ですっかり大きく成長したものだと思います。とても感慨深いです。

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 というわけで簡単ではありますが、病児保育のフローレンスを利用した8年間を振り返ってみました。

「フローレンス」とは

 病児保育のフローレンスをご存じない方のために、簡単にご紹介します。

 病気になった子供を施設、または在宅で保育するサービス「病児保育」を代表として、その他にも「障害児保育」「小規模保育」などの保育サービスを提供することで、子どもにまつわる社会問題を解決することを目的として設立されたNPOです。

 私がフローレンスと契約した時期は東京23区にサービス区域が拡大されたばかりで(というわけで上の子の時には契約できませんでした)、フローレンスが病児保育を始めてから5年目(2010年)でした。当時は入会の時にも区民会館の和室でこじんまりとした説明会があって、とてもアットホームな雰囲気だったことを覚えています。

 それが今やこんなに立派なNPOになろうとは!

我が家の病児保育の利用スタンス

 我が家が病児保育を利用するスタンスとしては、契約から数か月利用した結果、以下のような形に落ち着きました。

・私が有給休暇や振替休日を比較的取りやすい環境にあるため(年間最大で40日!)、お休み1日目は基本的に通院も兼ねて私が休みを取り、病児保育は利用しない。
2日目以降も連続して休みになるようであれば、有給休暇の消化日数をセーブするためにも病児保育を利用する。

 上記のような利用スタンスだったことに加え、契約対象は体が丈夫な下の子だったということもあり、利用回数は8年間でたった7回と非常に恵まれていました。

 しかしながら、結果として下の子が保育園に通園していた2年間は40日あったはずの有給休暇も年度末にはカツカツになったので、今となっては無理せずお世話になっていてもよかったのかなあ…と思っています。ベーシックプランだと月1回の病児保育は追加料金なし!ですし。

【2/3追記】今思うと、我が家が利用し始めた10年前は「病気の子供を預けてまで働くなんて!」という考え方が主流だったこともあり、こういう利用の仕方になったのかなあ?とも思いました。

初期に行われていた集合での説明会は、時間を取られるので効率化という点では…という考え方もあるかもしれませんが、当時としては病児保育を利用する仲間に出会えてうれしかったですね。【追記終わり】

ベーシックプランを利用していた頃

 というわけで、フローレンスのベーシックプランを利用していた2010年3月~2012年2月(下の子が1歳6か月~3歳5か月)までのフローレンスの利用回数と月会費の推移をグラフにしてみました。

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 やっぱり1年目は多めにお世話になってますね。フローレンスの月会費の仕組み上、利用回数が増えた後で月会費が約5000円から約10000円超えまでじわじわ増えます。

 それでもやっぱり体が丈夫な下の子!2年目には利用日数がすっかり減りました。というわけで、利用開始後3年目からはベーシックプランを卒業して、ベーシックプラン在籍後12ヶ月を経過した会員のみが契約できる「卒業生プラン」へ移行しました。(ですが移行した直後で、体調を崩して1度利用することになるあたりが笑える…)

卒業生プランを利用していた頃

 卒業生プランを利用していた2012年3月~2018年3月(下の子が3歳5か月~9歳5か月)も含めて、先ほどと同じようなグラフを作成すると以下のようになります。

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 卒業生プランは更新料3000円弱が年1回かかりますが、保育を利用しない月の月会費は無料です。その代わりに保育を利用した月は、約2000円/時間がかかります。

 卒業生プランに移行してから、利用したのは下の子がおたふく風邪にかかった一度きりです。3日利用しましたが、保育料が約40000円強かかりました。在宅で1対1の病児保育を行うベビーシッターとしては破格の金額なのですが、ベーシックプランを利用していた頃の月会費と比べるとずば抜けています。しかし逆に言えば、体調を崩しやすい復帰1年目のお子さんがベーシックプランを利用すると、利用回数の割にお得に利用できるとも言えます。

解約のきっかけ

 契約して8年目、解約を考えたのは下の子が「小学校で3年連続皆勤!」となるころでした。おかげ様でとても丈夫な子になりました。(笑)

 8年もお世話になったフローレンスを解約するのは少し寂しい気もしましたが、フローレンスさんとは別のつながりを持つことにしました。

支援する側に

 卒業生プランを始めて数年目、月会費としてお支払いしていた費用をささやかながらフローレンスに寄付することにしました。

 我が家が入会した当時は説明会を行っていた、というお話を冒頭で書きましたが、入会前の説明会のその時に近くの席に座っていたひとり親のママさんが「やっとフローレンスを利用できる…」とおっしゃっていたのがとても印象に残っていました。

 うちの2人の子たちも思春期を迎え、保育というステージから見守るステージに移り変わり、フローレンスさんにはお世話になる機会がすっかり減ってしまいましたが、こういう別の形で関わっていくことでこれからも応援を続けたいと思います。

 以上です。

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