見出し画像

料理の基本は『さしすせそ』写真の基本は『はひふへほ』!

料理の『さしすせそ』を知っていますか?

料理の大切な基本を表す言葉ですね。ご存知の方も多いでしょう。

さ・・・砂糖(さとう)
し・・・塩(しお)
す・・・酢(す)
せ・・・醤油(せうゆ)
そ・・・味噌(みそ)

基本を押さえておく事は料理を美味しくするために大切な事だというのは素人ながらそう思います。

このnoteでは写真撮影を料理に例えていますが、この基本の5つを撮影に当てはめて考えてみました。

私の撮影スタイルはと言えば、「散歩しながら撮り歩き」が多いです。

これって料理に例えると、冷蔵庫の中にあるものでササっとそれなりに美味しいものを作る、みたいな感覚に似てますかね?

高級食材やプロ並みの道具で作るレストラン料理とは違うかも。

でも、その場にいる人と分かち合う美味しさの共有=「おすそ分け」の嬉しさ楽しさは代えがたいですよね。

私の写真はそんな感じのものが多いです。ちょっとした綺麗な瞬間、面白い瞬間を見つけた時のおすそ分け写真。

このnote【撮り歩きのレシピ】もその共有マインドで書いています。少しでもお役に立てることがあれば幸いです。

ふだんの何気ない光景の中にある「ちょっとイイ」ワンシーンを切り取る。できるだけ綺麗に。

ここでは私なりの『綺麗に撮る方法』として注意している部分を発表します。


料理の場合ジャンル、腕前や道具の良し悪し以前に「基本」は大切なことであるというのは異論ないですよね?

写真も同じ。

テクニック、カメラ、レンズ、レタッチ加工などももちろん美味しく仕上げる要素ではありますが、その前に。

何を撮りたいのか決まってない人にも。

高級なカメラやレンズをまだ持ってない人も。

撮影する全ての人にとって大事な事。

『料理のさしすせそ』にならって、、、

ここで私は『撮影のハヒフヘホ』を提唱したいと思います(´∀`)(さしすせそでは上手くハマらなかった(笑))


では。
私の提唱する料理が美味くなる 写真が上手くなる魔法、『撮影のはひふへほ』とは!?


この『はひふへほ』を身につけておけば、ジャンルを問わず、機材のレベルに関わらず、満足度が1段回上がることは間違いないです。


長い前置きはこれくらいにして。
本題です。

綺麗な写真を撮るための『撮影のはひふへほ』とは。

『は』・・・背景(はいけい)
『ひ』・・・光り(ひかり)
『ふ』・・・ブレ(手ブレ)
『へ』・・・別バージョン(べつバージョン)
『ほ』・・・ボケ味(ボケあじ)

以上の5項目に注意するべし!

撮影慣れした人なら、大体意識している基本中の基本なのですが順に説明していきますね。

被写体に夢中になると忘れがちでもあるんですよね。

まずは『は』(背景)。
「背景」を気にすることです。

どんなに絵になる被写体を見つけても、写真に撮ったときのことをイメージする。大抵の場合、主役の後ろ側にあるものまで写真には写ります。

それがゴチャゴチャしていて主役の被写体が見つけにくいとか問題外ですよね?

形や色が主役に影響することも意識してみましょう。

例えばこんな風に。
1

画像1

2

画像2


写真を2枚を見比べてみてください。

同じ花を少しだけカメラ位置を変えて撮ったもの。


2枚目の方がスッキリして見えませんか?1枚目は主要被写体(主役)である花に、後ろの葉が重なってしまってます。

テレビ世代の人には分かりやすいのではないでしょうか?
「カブってる」状態、ダメですよね。

人物でも静物でも、メインの主役が引き立つような舞台にしていかなきゃ。

被写体が素敵であるほど、ついついそれにばかり目が引きつけられて周りが疎かになりがちなんです。

なので、フレームの中で1度冷静になって背景を見直してみましょう。

次の例
3

画像3

4

画像4

 
この例は「背景を気にする」といっても邪魔ものがあるのではなく。

背景の選び方で色彩的にも変化が生まれるという事です。
まあ、どちらが良いかは人それぞれの好みになりますが、印象は変わりますね?(2枚でピントがゆるいのと大きさが違っていますがお許しください)

背景が黒っぽい物と明るめの物では被写体への印象もちがう。色の配置と分量で写真の印象が変わってきます。

例えば紅梅をメインに撮る時に、背景に土の茶色がある場合と深い緑色の場合では色彩が異なってきます。
光を浴びた明るめの葉の色であれば更に印象は変わるのです。

当然、背景の色を変えようとするとカメラ位置を変えたり、被写体そのものを変えることにもなりますので、単純には言えないのですが。

撮り歩きの楽しさは自由に動き回って自分のお気に入りの1cutを撮ること。

メインに美しい被写体を見つけたら、その主役を最大限に引き立てるよう、周り(背景)にも気をつけて見てみること。
(身軽に動き回れるスタンスも重要な要素ですね)

それを意識していると自ずと撮影位置(アングル)や構図が定まってきます。

主役を引き立てる背景を考えてみることでお気に入りの写真が出来あがる率は格段に上がります。

まあ、それでも私はいつも迷いながら、悩みながらファインダーを覗いてるんですが^ ^


私のnote【撮り歩き】をご覧になる時、「背景」にも注意してこのポジションになったのだなあ、なんて気にして観て頂けると嬉しいです。

お気に入り写真を撮るためのこの記事。
note【撮り歩きのレシピ】から綺麗に撮る『撮影のはひふへほ』。

今日は最初の『は』について書いてみました。

続きはまた今度。


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

NOTE手探りで始めたばかりです。もしサポート頂けるととてもありがたいです。撮影に関する技術、機材、スポット情報と映画レビュー投稿の共有に役立てたいです。