2020年8月の選曲

ラジオに影響を受けた7月だった。
大雨から始まりなんだかテレビを見るのを控えていた時期もあった。
そんなときラジオは優しい。
特にNHK-FMの聞き逃しをらじるらじるで聞くというのが多かった。
ピーターバラカンのウィークエンドサンシャイン、サラーム海上の音楽遊覧飛行、松尾潔のメロウな夜ををよく聞いた。

そこで流れていた曲がたくさん入っている。
またなんだか祭りのような音楽もよく聞いていた。
心が祭りを渇望しているのかもしれない。
あの不特定多数が集まっている状況に郷愁のようなものを感じてしまう。
開いた場と閉じた場の無数の集合体のような祭り。
一体感もありながらもそれぞれで楽しめる。
人が多いのになんだか居心地が良い。
貴重な場であったのだと改めて感じる。
祭りの後のあの寂しい気持ちも今年は感じることができないのだろうな。
寂しい気持ちを感じることができないことに寂しさも感じる。
祭りの帰路のような高揚感と寂しさを感じる曲が集まったように思う。
そんな2020年8月の選曲。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?