学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ 2018年8月27日(月) 【Vol.039 取材記事・コラム版】

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学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ
2018年8月27日(月)
【Vol.039 取材記事・コラム版】

月曜日7時・木曜日0時の週2回配信
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◇目次◇

1.今週の一言

2.【連載】
「はみ出し者の18歳」Vol.3
ギャンブラー・作家 森巣博

3.【連載】
トッププロの学び方
将棋棋士・渡辺明さんインタビュー

4.【連載】
角田陽一郎の
最速で身につく勉強法

5.【連載】
現役東大生塾長・綱島将人の
大学受験は戦略が全て!

6.【時事ネタ】
三田紀房はこう読む!
ニュースピックアップ

【あとがき】
読者アンケート締切間近!

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1.今週の一言
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発明よりも「模倣と応用」
(三田紀房『個性を捨てろ! 型にはまれ!』より)
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 元来、日本人はパクることがうまい。
 もっと上品な言い方をするなら、外国の価値観や製品を上手に取り入れ、それを自国のものとして発展させていく能力に長けている。
 たとえば、カレーもラーメンも、いまや日本人の国民食とさえ言える食べ物だが、もともとはどちらも外来のメニューだ。
 しかし、現在では日本食としか言いようがないくらいにカスタマイズされ、独自の形で進化している。
 そして自動車や家電製品などにいたっては、その割安な価格から高いクオリティまで、世界のマーケットを席巻しているといっても過言ではない。

 これは漫画やアニメーションにしてもそうだ。
 日本産アニメが「ジャパニメーション」として独自の地位を築いているように、日本の漫画やアニメーションは世界各国で大変な人気を誇っている。
 これらは、いずれもとんでもない能力であり、日本人の長所だ。
 ところが、どうしてもパクリから出発したことの劣等感から抜け出せない人もいる。
 たとえば、最近でこそ聞かなくなったけど、かつてパナソニック(旧社名・松下電器産業)は「マネシタ」と揶揄されることがあった。
 発明するのはソニーで、パナソニックはそれを真似た商品を出すだけだ、といった言葉だ。
 そもそもパナソニックが本当に「マネシタ」だったのかどうかも疑わしいけど、仮に真似であったとしても全然かまわないと僕は思う。
 誰が発明したとか、どっちが先だったかなんて話は、結局は開発者レベルの「業界ネタ」にすぎない。われわれ消費者からすれば、安くて性能のいい商品が手に入ればそれが一番なのだ。

 なにかを発明することばかりに躍起にならず、既存のアイデアを堂々とパクろう。
 そして、それをどう応用していくかについて、もっと真剣に取り組もう。
 われわれ日本人には、そうした「模倣と応用」を得意とするDNAが宿っているのだ。どうしてそれを活用しないのだろう?
 カレーを発明したインド人は偉いけど、そこからカレーうどんをつくった日本人も同じくらいに偉いのである。

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2.【連載】
「はみ出し者の18歳」Vol.3
ギャンブラー・作家 森巣博

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もがきながらも自分の頭で思考する、「はみ出し者」の青春時代に迫る本連載。今回は、伝説のギャンブラー兼作家の森巣博さんが登場。世界のカジノをまたにかけ、40年以上、現役で勝負を続けるすごい人だ。ギャンブルの世界では、欲望がさらなる欲望を生む。ハマるが最後、身を滅ぼす人も多い。それを冷静に観察し、自らの哲学として昇華してきた森巣さん。今回はQ&A形式で、森巣さん自身の18歳の経験から、若い人たちへのメッセージまで、さまざまな質問に答えていただいた。修羅場で生まれた哲学を、心して聞け!

■プロフィール
森巣 博(もりす・ひろし)

1948年、日本生まれ。雑誌編集者・記者を経て、1975年、ロンドンのカジノよりゲーム賭博を生業とする。現在は、オーストラリアを拠点とする国際的な博奕打ち。兼業作家として、『無境界家族』『越境者たち』『越境者的ニッポン』『賭けるゆえに我あり』など、ジャンルを超えた多くの著書を執筆。最新刊は今月発売の『森巣博ギャンブル叢書3・日本のハイローラー』(扶桑社)

■1話/「みんなと同じ」ならバカになってもいい・・のか?!

――森巣さんは、「周囲とちょっと違う」お子さんを育てたと、ご著書に書いています。学校の中では、「人と違うこと」が個性ではなく、排除の対象(いじめ)になることがよくあります。いじめを心配して「みんなと同じにしなさい」という親も多く、周囲となじむために自分を押し殺したまま育つ子も多い。森巣さんは、そんな同調圧力をものともせず、子育てをされたようですが……。

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