忘れてはいけないこと

「忘れてはいけないこと」
そんなふうにがんじがらめになる必要も、多分あまりないのかもしれませんが。

今日は広島原爆の日でした。

追悼のツイートやらFBでの書き込みやらがたくさんある中、あえてのnoteで。

私自身は、原爆によって親族を亡くしたり、などはなかった(というかそういう話は聞いてない)んですが、修学旅行で広島に行ったこともあるだけの、ただの日本人なのですけど。

社会科の授業はそんなに好きではなかったんですが、当時の写真やら文献やらを見て、何か感じたことがあったんだろうなって記憶程度なんですが。

写真を撮り始めてから、こういった史実をきちんと見ようと思うと、どうしても戦争のお話を避けて通れないので、今年はちょっと考えておりました。

日本が経済成長やら産業が発達したのって、どうしても戦争は避けて語れなくて。
だからといって今、戦争をすれば景気が良くなるかと言われたら違うと思うし、人の命の重さをなんだと思ってるんだ!とか思っちゃうし。

なかなかにこういった話題は、SNS上で発言してしまうと「右?左?」みたいな反応になるので、軽々しく触れられないんですけど、でも忘れちゃいけないとも思うんです。

ただ、その当時を生き抜いた人たちはどう思っているのか。
まだご存命の方たちは、すべてが語り部になって、当時を伝えて残そうとしているのか。

新聞やネットの記事のどこかで見たのは、当時のことを話したがらない方がいる、という事でした。

これが何を意味するのか。
戦争を二度と起こして欲しくないのであれば、悲惨さを語って「戦争するな!」って言いそうなのに、敢えてそれをしないのは何故なのか。

記憶にあることを語るだけでも辛い、という理由もあると思います。
私は当時を生きていたわけでも、語り部から聞いたわけでもなく、授業と文献などからしか当時のことを知らないわけですが、それでも悲惨であったであろう事。
それを語るだけでも思い出してしまって辛い、というのは、程度の差はあれど、どんな人も経験してる事だと思います。

…以下エンドレスに続きそうなのでこの辺で。

黙祷。

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