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PQモデルをより納得させてくれる脳科学者の劇的な実体験:ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき』

本:ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき』

脳神経科学の専門家であるテイラーは、脳卒中におそわれて、いわゆる左脳の機能の大半を失ってしまいました。奇跡的に回復するのですが、その間、彼女は専門家として、左脳が失われると何が起きるのかを身をもってつぶさに観察することになりました。

左脳・右脳は、PQモデルで言う生存脳・PQ脳と同じことではありませんが、部位としてかなり重なるそうです。つまり、左脳を失ったテイラーは、かなりの程度、PQ脳のみでの生を実体験したのです。(チャミンも著書の第7章「賢者の支援のもとになるPQ脳」という節でテイラーの経験を紹介しています)

そこで彼女が体験したことは驚異的です。自分とこの世の境界線がなくなるような感覚になるのです。詳しくは本を読んでいただきたいですが、幸いなことに(素晴らしい時代です、ほんとに)彼女のTEDTalkがあるので、直接彼女の話を聞けます。

「ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作」

この、それこそ、パワフルなTEDTalkを彼女は下記の言葉で結んでいます。

「私たちがより多くの時間を 右脳にある 深い内的平安の回路で生きることを選択すれば 世界には もっと平和が広がり 私たちの地球も もっと平和な場所になると信じています。そしてこれは 広める価値のある考えだと思ったのです」

『ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作』

PQモデルを使って妨害者(Saboteurs)退治をするのはまさにこれです。大げさでなく、一人でも多くの人が妨害者と賢者の関係についての知識を得て訓練し、メンタルフィットネスを高めることは、地球を平和な場所にすることにつながる可能性があるのです。。。

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