英語はエーイ・ゴー！

今回は英語が苦手な人に向けた記事を書きます。しかも、かなり苦手な人に向けた記事です。

英語が苦手といっても、いろいろな苦手があると思います。

英語を話すのが苦手
英語を聞くのが苦手
英語を書くのが苦手
英語を読むのが苦手

話す
聞く
書く
読む

これらは４技能と言われたりもしますが、この順番が入試英語の一般的な難しさの順番となります。

話す　易しい　↑
聞く
書く
読む　難しい　↓

しかし、英語を学ぶ難しさは、言い換えれば習得する難しさは、これとは一致しません。なぜなら日本語が母語である日本人は、英語を外国語として学ぶからです。外国語として学ぶ人にとって英語の難易度はほぼ逆転します。ただこれには前提条件があって、英語の分野別の難易度が同じ場合に限ります。

おなじ難しさ（レベル）の英語なら習得する難しさは次のようになります。

話す　難しい　↑
聞く
書く
読む　易しい　↓

＊聞くと書くが逆転することもあります。

大学入試における４技能別の入試問題の難易度は概ね次のようになります。

話す　易しい　↑
聞く
書く
読む　難しい　↓

ただし、ほとんどの場合に、大学入試の英語では「話す」は問われませんので、難しさは次のようになります。

聞く　易しい　↑
書く
読む　難しい　↓

英語は読めるようになれば書けるようになるし、書けるようになれば聞く（話す）ことができるようになります。

よって、英語の学習者が最初に取り組むべきことは「読み」になります。

小学校（高学年）や、中学校や、高校で英語を学んだのに、英語が苦手でしかないあなたにおすすめの参考書があります。英語嫌いでも最後まで取り組める参考書は数が少ないですが、この参考書なら英語力の向上を実感しやすいと思います。

まずこの参考書から取り組み始めてはいかがでしょうか。

英文が、単なる英単語の集まりにしか見えなかった状態から、英語が文章として見えるようになると思います。

次に、中学までは英語は苦手ではなかったのに、高校から苦手になった人におすすめの参考書をご紹介します。

最初にご紹介した参考書に取り組んだ人が、次に取り組む参考書しても、おすすめできます。

高校では、総合英語の参考書を補助教材として配布されることがほとんどかと思いますが、多くの高校生はその学校配布の総合英語の参考書を読み切れないというのが実情かと思います。読まない参考書、読めない参考書、理解できない参考書と、いつまでもつきあっていては、あなたの英語力はいつまでたっても伸びていきません。

高校から英語が苦手になった人の多くは、中学英語の英文法を完璧に理解できていないことが多いです。そうした人が高校英語でいきなり苦手を克服しようとしても上手くいきません。中学英語のレベルのままで高校英語を学ぶのが苦手克服の近道です。

この参考書を周回してしっかり理解できれば、難しい英単語が含まれていなければ、ほとんどの英文は解釈できるようになりますし、英語長文読解が苦手ではなくなると思います。

ここまでできたら、あなたの苦手は（英単語と英熟語をのぞき）ほぼ解消できていると思います。

総合英語の本格的な参考書を学ぶこともできるようになっているはずですし、英語長文問題で英文法がわからないという状態からも脱却できていると思います。

この次は、英単語・英熟語に本格的に取り組みましょう。

大学受験英語に関する次の記事では、英単語力や英熟語力に自信がない人向けのおすすめ「英単語帳」をご紹介したいと思います。