物事は深刻に考えるほどドツボにハマる

　この記事で書いた友人。その後、別人のように元気になっている。

　月の半分は体調を崩していたけど、それがほとんどなくなり、ものすごーーーーくくだらないことで、旦那さんに怒られたとか言って、めそめそ泣いて、旦那さんに慰めてもらうとかもなくなった。もちろん旦那さんは怒ってなどいない。ただ、指摘しただけだ。

　たとえば、間違って捨ててはいけないものを彼女が捨てた時、「なんで捨てちゃったの」と旦那さんが言ったとしよう。それは単純にそう思ったからであって、決して罰していたわけではない。なのに、彼女は怒られたと勝手に思いみ、私ダメだ、もっとしっかりしなくちゃと落ち込んで泣いていた。

　その度に、何をそんなにくだらないどうでもいいことで泣いてるのさ。と笑ってあげていた。笑うって酷いと思う人もいるかもしれない。でも、笑うってことで、それが悩むことではないと教えていたのだ。だから、遠慮なく笑っていた。

　物事は深刻に考えるほどドツボにハマる。

　問題って自分で生み出してるんだよね。彼女の場合は、かわいそうな自分でいたいから、くだらないことで落ち込んでいた。心配されるのが愛情だと思っていたから、心配されるような行動をしていたというわけ。

　そのからくりを彼女が理解したからだろう。心配されるような事をしなくても、心配されるような体調じゃなくても、愛されるんだって実感したからだろう。旦那さんはほんとに器の大きい人で、ちょっとやそっとの事では同時ない人だと一番知ってたはずなのにね。ようやく、そばにいること＝愛だと理解したらしい。

　今まで問題だと思って悩んでいたり不安に思っていたことが、実は問題でもなかったりしたと気が付いた時。人は何故か爆笑する。何バカなことしてたんだろうって。爆笑出来たらそのことは卒業だ。そうやって、沢山の悩みを一つ一つ卒業して行けた時、何故かしらないけど、とっても楽しくて、楽な人生を送れるようになる。

　まだ、彼女は爆笑するとこまではいってない。でも、その日はそう遠くない未来だと感じている。その日が楽しみだ。