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LIFFアプリ・ミニアプリの違いとネイティブアプリより良い理由をわかりやすく解説

こんにちは、ネッコス代表の井口です!
弊社はLINE API開発を主軸とし、システム開発やサイト制作、SEO対策などウェブに関するサービスを幅広く展開しています。

事業の中で最も実績が多いのは、主な事業としている『LINE開発』なのですが、ここ最近「LIFFとミニアプリってどう違うんですか?!そもそもネイティブアプリより良いの?」というご質問を多くいただきます。

確かに、LIFFやLINEミニアプリの違いについてはLINE公式をはじめ、多くのサイトやブログで紹介されているものの、いまいち明確には違いが分からない・・・

そこで今回は、LIFFアプリ、LINEミニアプリの違いと、ネイティブアプリと比べて何が良いのか、または悪いのかをわかりやすく丁寧にご説明させていただこうと思います!

LIFFアプリとミニアプリの違い

そもそもLIFFって何?LINEミニアプリって何?という方は、それぞれの機能や仕組みについて解説した記事がありますので、そちらに目を通していただければ幸いです。
【ミニアプリの概要はこちら】

【LIFFについての概要はこちら】

さて、これを読んでもLIFFアプリとミニアプリの違いについてしっかり理解できた!!!!!!!!という方は少ないはずです(自分で言う)

それに加え、LINE API開発……LIFFやミニアプリとはどういう関係なのか頭の中がごちゃごちゃしてくると思います。

まず、「LINE開発」で多用されるワードである「LINE API」と「LIFF」と「ミニアプリ」についてそれぞれの関係性を整理してみました。

LIFFとミニアプリの違い

わかりやすく、を意識して図を作ったのですが、結構ごちゃごちゃしてしまいました。。。すみません。。

順を追って説明させてください!

まず、左上「LINE API」について。

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こちらは、LINE社が提供するAPIを使えば、様々な機能が実現できるというお話です。
APIで実現できることもここに羅列した限りではありませんので、詳しくはAPI専用の記事をご覧いただければ幸いです。

APIは様々な機能やサービスに活用されていますが、このAPIだけでは実現不可能な機能もあります。(詳細はお問い合わせください!)

続いて、右上「LIFF」についてです。

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先述したように、LINE Front end Framework(LIFF)は、LINEが提供するウェブアプリのプラットフォームです。このプラットフォームで動作するウェブアプリをLIFFのアプリと呼んでいるわけですね。
LIFFはLINE内ウェブページだと思っておいてください。

LIFFの特徴としては、以下のようなものがあります。

・LIFFアプリを使用することにより、LINEユーザーIDなどをLINEプラットフォームから取得可能
・LIFFアプリでは、取得したLINEユーザーIDなどを活用し、ユーザー情報を利用した機能を提供したり、ユーザーの代わりにメッセージを送信したりすることが可能
・また、LIFFを活用することでLINE内で実現不可能なことはほぼなく、これまでウェブやネイティブアプリ上で動作していた予約機能や決済、顧客管理、モバイルオーダーなど様々な機能を実現することが可能

色々書き連ねてしまいましたが、つまりはLINEユーザーIDなどの情報を取得し、その情報を活用したウェブページがLINE内で展開できるというものです。

濃いオレンジ部分に強調して書かせていただいましたが、このLIFFを使うことで、LINE APIのみでは実現が難しかった機能やサービスのほとんどは容易に実現可能になります。

そして最後、「LINEミニアプリ」についてです。

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ミニアプリは、LINE内にアプリを展開できる以下のようなものを指しています。

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ただし、これはLIFFアプリの一種。

結局のところ、LIFFの機能を活用してミニアプリ専用機能をくっつけることで実現しているものです。

そのためLINEで実現したいものがある時、まずはそれがLIFFで実現できるものかどうかさえ確認できれば、ほとんどの要望は実現可能だという結論になります。

以上がLIFFとミニアプリとAPIの関係性の説明です。

LIFFとミニアプリの違い

これでも理解しきれないという方は、さらに噛み砕いたご説明も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ネイティブアプリよりLIFFアプリやミニアプリが良い理由と違い

LIFFアプリやミニアプリの違いをご説明してきましたが、これらはLINEを絡めたサービスに過ぎません。

結局、従来のネイティブアプリ開発と何が違うのか?どんな利点があるのかをしっかり理解出来なければ、以来に踏み切るのも難しいと思います。

それでは早速、ネイティブアプリとLINEアプリ(LIFF、ミニアプリ)のメリット・デメリットと違いについて見ていきたいと思います。

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図が見づらいので、下に箇条書きにしていきます。

LINEアプリ(LIFF・ミニアプリ)のメリット・デメリット

【メリット】
・競合が少ないため、競争率が低い
・ログインや会員登録が不要
・LINEのサービスなので、アンインストールされる心配がほとんどない
・ソーシャル要素との親和性が高い
・集客コストがほとんどかからず、目に触れやすい
・ほとんどの仕組みや機能が実現可能
・iOS/Androidの個別開発が不要なため、開発コストが抑えられる

【デメリット】
・まだまだ実現可否を正確に答えられる開発会社は少ない
・ネイティブアプリに比べると、UIの自由度は低め
・「LINE」が前提になる

デメリットとして「LINE」が前提になるを挙げた理由としては、ブランディングや認知度、ファン化させる部分が若干弱いのかなと思ったからです。

もちろん、スターバックスやロクシタンなど有名企業が参入しているため、そこまでブランド認知に影響があるとは言えないです。
しかし、ハードルが高くても独自アプリを開発しダウンロードまで漕ぎ着けられた方が、ホーム画面に常にアプリアイコンが出るので、ユーザーの目に触れる機会は多くなるかも知れません。

実際には、アンインストール率やダウンロード・会員登録の壁などにお悩みの企業様がLINE開発のご相談をされることも多いため、この部分はブランドの認知度や集客手法・コストによってメリットにもデメリットにもなる部分だと思います。

ネイティブアプリのメリット・デメリット

【メリット】
・開発方法がある程度確立しているため、「実現可否」が分かりやすい
・自由度の高いUIが実現できる
・ダウンロードさえされてしまえば、自社アプリがホーム画面に置かれ、アイコンやサービス名がユーザーの目に触れる機会が増える
・ブランディングしやすい

【デメリット】
・類似アプリがストアに並ぶため、競争率が高い
・会員登録時の離脱が多い
・iOS/Android両方の開発が必要になるため、開発コストが高い
・目に触れにくいため、集客コストがかかる
・わざわざ個別にアプリをダウンロードしなければならず、手間がかかる
・ソーシャル要素が取り入れにくい

ネイティブアプリを開発する一番のネックは、開発・集客にかかるコストでしょう。
弊社はもちろん通常のアプリ開発も行っていますが、開発が終わったあとで「全然インストールされない」「ASO (アプリストア最適化)にまた費用が…」「アプリの集客が難しい」という声も聞かれます。

LINEアプリ開発であればLINEの強みを生かしたサービス提供が可能になるため、開発後の集客やリストビルディングの手間やコストを削減しながらの運用ができます。

まとめ

LIFFやミニアプリ、ネイティブアプリとの違いやメリット・デメリットについて解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

LIFFではほとんどの仕組みや機能が実現可能で、集客のコストや手間も削減できます。
ここ最近は、新規事業のアイディアとしてLINE開発のご相談をされる方も増えてきました。

とはいえ、ネイティブアプリにもメリットはたくさんあるので、自社の状況や実現したいサービス内容を踏まえ、この記事をどちらが最適かご判断いただく際の材料にしていただければ幸いです。

LFFやミニアプリに関してご不明点やご質問がある方は、お気軽に弊社ホームページからお問い合わせください。

本記事も最後までご覧いただきありがとうございます!


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