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速読は本当にいいのか?~読書を楽しむ~

こんにちは!こんばんは。

こちらは5/16〜5/22のnote連続投稿の3記事目になります。
●7日間連続投稿に目覚めたきっかけはこちら
●1日目はこちら
●2日目はこちら

連続で19時ごろに投稿していくので、
引き続き読んで頂ければ嬉しいです。


今回は「速読が本当に良いのか」を自分の体験をもとにお話ししていきたいと思います。

「速読とは何か」「文章をゆっくり読む遅読の方法を記した本」について紹介していきます。

速読術とは

速読術(そくどくじゅつ、英:speed reading)とは、文章を速く読むための技術であり、時には読書法も含まれる場合もある。読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術である。Wikipediaより

このように文章を速く読むための取り組みであって、本屋さんに行くとさまざまな速読法の本が並んでいます。主に新聞、雑誌、本、電子書籍などの文字の情報をいかに速く読んで、それをいかに理解できるかが焦点になります。

僕自身も「速読をオススメする本」はたくさん読んで、それぞれの方法を実践しました。

3ヶ月ほど実践しましたが、結論からいうと。。。

「自分には合わない。。。」

ノウハウ本や主に啓発本で速読は試してみました。(小説などの物語で速読はできません。登場人物が複数出てきた場合や複雑なストーリーだと速読では細かい描写や表現は読み取れないです。そのために小説での速読は難しいです。)

大抵の速読術の本には「1秒1ページでペラペラとめくる」「目の動かし方に気を付ける」「大事な部分を一瞬で読み取る」などが書いています。

別の記事でも書きましたが、確かに大事な情報だけをすくい上げる力、「スクーピング(scooping)する力」は大切だと思います。

しかし、本や新聞に関しては筆者の一文字ずつに想いや感情がこもっています。それはこうして自分がnoteで文章を書いてからよく分かったことでもあるのですが、文章を書くことは本当に大変です。

その人の文章のクセ、「て」「に」「を」「は」、助詞の置き方、文章の構成、言葉の選び方、語彙、もちろんそれぞれです。

一人ずつに違いがあるのは当然で、それも含めての一つの作品です。

情報を速く、正確に拾い上げることには賛成ですが、その人の文章を楽しまずに、ただ文字としての情報だけを拾い上げる速読はあまり好きではありません。

速読が数年前から流行っていて、文章をただ速く読むことをおすすめする内容の本と、「速読」がなぜブームになっているのかが疑問でした。

そこで、、、
本屋さんに行き、速読術を記した本を書き分けながら。。。

「精読することの大事さを」「じっくりと本を読むことをおすすめしている本」を見つけました。


それは。。。

山村 修 (著)『遅読のすすめ』という本です。


速読に疑問を感じていた自分は、この本に行きついた結果、本をじっくり読むことも大事だよという、読むのが遅い自分に自信を持たせてくれた本でした。

ここでは、【反「速読法」・反「多読術」】という話で話されています。

たまに経営学やノウハウの日本語訳された本を読むこともあります。かなり難しく挫折した本も多数ですが、この『遅読のすすめ』では、「難しければ本を少しの間寝かせる」「時には思考をやめてみることの大切さ」が書かれています。学生時代、血眼になって参考書や本を速さだけで読んでいた自分が恥ずかしいです。


仕事などで時間がしっかり取れない方や本を読む習慣がない方は逆に呼んで欲しい本だと思います。速く読むことだけが正解ではありません。

「音」を「楽しむ」ことから「音楽」と言いますが、本を読むことは「読む」「本」です。

僕はこの本で「読」「楽」

本を読むことの楽しさを知りました。


これからも自分のペースで文章を読むことを楽しみ、読書の醍醐味をこれからも感じていきたいです。


本を読むことが楽しくなる本です。


『遅読のすすめ』


ぜひ、読んでみてください。

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