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レシピ、を遊んでみた

カードゲーム・レシピを子どもと遊んでみました。
というか、ずっと遊んでる。

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レシピとは

カードゲーム・レシピは具材カードを集めて、メニューカードと呼ばれるひとつの料理を完成させていくゲームです。

昨今、巷にカードゲームが溢れています。トランプやUNOといった定番から、今時のトレーディングカードなど。
その中でもレシピの面白いところは数字を使わないところです。絵柄だけで遊べる。それのどこが面白いのかというと、ちいさな子どもと遊ぶ時にとっつきやすい。(字は書いてありますが、数字を計算するという行為がない)
しかも、美味しそうな料理を完成させることを目的としているから腹ペコくんにはもってこいなゲームです。

遊び方・ルール

ポーカーと麻雀を足して、簡易的にしたものとでもよいのか。
ざっと説明しますと、

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①メニューカードを一人一枚に配ります
 これは自分だけがわかるものでみんなには教えてはいけません。このカードが役になりますので、ここに描かれた6枚の具材カードを集めることになります。すべて集めた人の勝ちです。

②具材カードを一人6枚配ります

③残った具材カードを山札にして、順番に引いていきます(ツモ)

④自分のメニューカードに描かれた具材カードを引いたら、場に置いていきます

⑤不要なカードを一枚捨てます

⑥他人が捨てた具材カードを欲しい人は「レシピ」と言って、その具材カードを手に入れることができます。その際、山札からは引かず、不要なカードを一枚捨てます(チー・ポン的な)

⑦6枚中、5枚揃ったら「ごはんですよ!」と宣言します(リーチ)

⑧すべてのカードが集まった人が「出来上がり!」と言って、上がり・勝ちです

ね、かんたんでしょ?

子どもと遊ぶポイント

その1  料理が題材

身近な料理が題材なことで、ものすごくとっつきやすいです。
ルールを覚えなきゃ……から入るゲームはなかなかとっつきにくいものです。でも、この料理をつくりたい! という動機が生まれやすく、ゲームを遊ぶハードルが低いのがなにしろ特徴です。
レシピシリーズはいくつかありますが、できればメジャーな料理が多いものがおすすめです。知らない料理だと、逆にハードルが上がってしまいます。
「わしょく」「ようしょく」はもちろんですが、最新作の「スイーツ」は特におすすめです。

その2  掛け声

自分の欲しいカードが場に捨てられた時「レシピ」と言えば、自分のものにすることができます。うちの子はこのレシピという掛け声を言いたくてたまりません。
いつ自分の欲しいカードが出てくるか、今か今かと待っています。出てきたら「レ〜シ〜ピ〜♪」と楽しそうに声を出します。
あと一枚になったら「ごはんですよ!」とワクワクしながら宣言し、6枚揃ったら「できあがり〜!」と小躍りします。
できれば大人も同じように楽しく声を出していきましょう。
でも、時々気づかず見逃すので、待っているカードが薄々わかっていたら、それとなく狙ってるカードはなにか振ってみるといいかもしれません。

その3  ひらがな

メニューカード、具材カードすべてにふりがながふってあります。
具材カードにいたってはすべてひらがなです。
見たことない具材や、まだ文字が読めないおともだちでも遊べるように字が読める人は捨てるカードを声に出してみましょう。「たまねぎ」「にんじん」「りょうりしゅ」「かたくりこ」と。文字が読めないうちは大人が率先して声を出していきましょう。一緒に声を出していくと覚えが早いです。
これを繰り返すことによって、なんとなくひらがながわかるかもしれませんし、興味をもつかもしれません。
少なくとも具材や調味料の勉強になっていきます。「ラーメン」には「ちゅうかスープ」が入っていることに気づきます。「はくりきこ」がなんなのかはわからないですが、興味を示したら本物をみせてあげると喜びます。

その4 順番やルール、勝ち負け

当たり前ですが、カードゲームですので、ルールや勝ち負けがあります。
まず最初に順番を守ること、次にルールを守ること(カードは一枚ずつなど)、そして、勝ち負けを楽しむこと。ひとつずつ覚えていって、ゲームの楽しさを掴みます。
負けると悔しくて泣いてしまうかもしれませんが、せっかくなので勝負がすんでも全部そろえるまでやってみましょう。そろえる楽しさもあります。

その5 最初は簡単ルールで

3歳の頃は手札を手ですべて持って自分でいらないものを判断してやるのは難しいです。
そのため、カードは置いて、すべて手札をオープンにしていました。もちろん、駆け引きもなにもありません。めくっていって、揃える、他人の捨てたカードにレシピという。ただそれだけを楽しむ。
それだけでも十分楽しい。自分の出番に、自分だけの力でカードを山札から一枚めくり、ひいた具材カードを手持ちのメニューカードと見比べる。
自分の番が終わったら他人の番を見る。
それだけでも楽しい。
4歳になって、手札を手に持ち、みんなに隠すことができるようになりました。自分のメニュカードを秘密にしているのが楽しくてしかたありません。つい喋ってしまいます……。
本来のルールなら、集めた具材カードもすべて裏返して見えないようにするのですが、やはり集めたカードはオープンにして遊んでいます。集めた具材を見るのは楽しいのです。
このようにハウスルール、ではないですが、成長や発達に応じて、できることのなかでルールを変えて楽しむのもよいのではないでしょうか。


まとめ

カードゲームなのに、ひらがなを覚えられて、料理を知ることが出来て、ルールに親しんでいくという、小さな子どもと親との対話のツールにもなり得ます。
非常に優秀なカードゲームで、しかも面白いです。
おすすめです。

ちなみに、アナログゲーム療育講座でも紹介されていました。

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最新作 スイーツ編より

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