「稼いでないから」と家族に負い目を感じてるあなたへ

こんにちは、浅葱みそらです。

この記事は、自分の存在価値がわからなくなっている方、自分に厳しい言葉をかけて落ち込んでいる方に、ほっと一息ついてほしいと、願いを込めて書きました。

「自分は仕事をしていないから」
「稼ぎが少ないから」

だから・・・。
自分の分まで稼いで養ってくれている家族に、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

そんなあなたに、「あなたは大切な存在だよ」「自分を大切にしていいよ」と伝えたい。

私もずっと、自分の価値を感じられなくて、苦しんできました。正直なところ今でもそんな自分と戦い続けています。

夫の仕事中は、くつろげなかった。

COVID-19は私たちの生活を大きく変化させました。私の住むアメリカでは患者数が減らず、夫はもう半年も在宅勤務が続いています。

夫が在宅勤務になってから、日中の過ごし方が変わりました。

以前の私は。日中には学校に行ったりボランティアしたり、家事をしたり勉強したり。ぼーっとしたり、ソファでくつろいだり。テレビを見たりしてました。

今の私。学校もボランティアもなくなりました。外出するのは週に一度食品の買い出しだけに出かけるだけ。仕事をしている夫の側で、家事をしたり勉強したり。忙しなく動き続け、ソファでくつろぐ時間は無くなりました。

夫は仕事大好き人間ではない。働き過ぎて身体を壊したこともある。アメリカに来てから、心身ともに疲弊してしまい、仕事を休んだこともある。

そんな頑張っている夫の側で、くつろげなかった。

努力しなくちゃと、仕事を探したり資格の勉強をしたり必要以上に家事を頑張ったり。無理することで、自分を痛めつけることで、何とか自分の存在価値を感じようとしていた。

そんな苦しそうな私が側にいたら、夫も気が休まらないのにね・・・。 

いつでも休んでいい。一息ついていいと思えた。

自分の存在がちっぽけに思えて仕方なくて、何をしていても意味がないように思えてしまった。

そんなある日、夫が言ってくれた。

「いつも美味しい食事を作ってくれて、ありがとう。毎日の家事も大変だよね。みそらにも、夏休みが必要だね。」

そう言って夫は、夏休み中の旅行を提案してくれた。遠くには行けないけど、ホテルでゆったり数日過ごそうと言ってくれた。家にいると、私は家事をしてしまうから。お休みしようと言ってくれた。

私が夫に感じてたように、私が無理してたり頑張りすぎてると、申し訳なく感じて気が休まらかったらしい。

私が元気でいること、無理せず休みたい時に休んで笑顔でいること。それが夫にとっても、私にとっても心地いいんだと気づきました


稼ぐ額だけで人の価値は決まらない

稼いでないから、私には価値がない。

そんな風に卑屈になっていた私に、夫が言ってくれた。

「毎日美味しい食事を食べれて幸せだよ。単身赴任だったら、自炊できてないだろうなぁ。食費は倍以上かかって、外食の口に合わないもの食べて、体の調子も崩してたかも。」

「家計の管理もありがとう。家計簿つけたり、生活用品や食費を抑えてくれてるから、無駄な出費をせずに目標金額(私たちは早期リタイア計画を立てている)に向けて蓄財できてる。だから2人で稼いで2人で貯金してるって思ってるんだ。」

何も生み出してないと思ってた。でも私が毎日努力してたことを夫は認めてくれていた。

落ちついて考えてみると、お金を稼ぐだけが人の価値じゃないよなと思えてきた。

友人や家族の行動に対して、お金を産むかで判断したことなんてないなと気づきました。自分に対してだと、つい厳しい言葉をかけてしまう自分に気づきます。

もちろん、誰かの為になることをして、価値を生み出しその対価として金銭を得ることは素晴らしいと思う。

でも私に出来ることをして、それが自分だったり家族だったり、近所の人だったり、この世界の誰か1人の力になれたら、それは素敵なことだと思うんです。


まずは自分を労って。そこからはじめよう。

一息ついてみてください。

どんな小さなことでもいいから、できたことに目を向けたら、少し自分を認めてあげられると思うんです。


そして、自分を信じられるようになったら。

一歩踏み出してみる。

世間体を気にして、焦って行動しなくてもいいんです。

できる範囲から、やりたい範囲から始めてみたらどうでしょうか。


最後に武田友紀さんの本より、心温まる一節を書いて終わります。

感じる幸せを伸ばすには、自分のために、感じる時間をとる(中略)
「楽しんだり感じたりすることに、もっと時間を使ってもいいんだ」と許可することです。出典:武田友紀著 今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト

この記事が、私と同じように自信をなくしてる方の心を軽く出来たなら幸いです。

読んでくださり、ありがとうございました。

浅葱みそら

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