見出し画像

#033 民間療法エトセトラ

先日、彼に「宮本武蔵は日本の歴史上の人物で最も素晴らしい浪人や、まじリスペクト」と言われて「ほーん、宮本武蔵…サムライ…」と感心していたら「侍じゃない!浪人!」と怒られました。挙句には「akachan! 侍と浪人の違い分かってる?!」と聞かれ、パッと答えられず「え、なんだっけ」と口を滑らし「侍はマスターがいる!浪人はマスターがいない!!」と教わり「あーそうだったそうだった!ワロター」と納得してまた怒られました。どうも日本の恥です。

日本の恥すぎんか?

ところで、話は全く変わるんですが、みなさん体調が悪いときって民間療法って試しませんか?彼と話してると、「ほほーん、それがベルギー流(またはヨーロッパ流)なのね」と思うことが多々あります。

まずは「喉が痛いとき」です。

私はよく喉が痛いときに「はちみつ大根」を作ります。大根を切ってはちみつをかけ、出てきた汁をすするというアレです。「もしかしてこれは…喉が痛くなる予感…?」くらいの時にやるとよく効きます。民間療法って初期の初期にやるのが肝心です。

一方彼は、私が喉が痛いというと「紅茶にオニィ(honeyの仏語なまり)とレモンとちょっとのお酒を入れて飲みなさい」と言います。最初に聞いたときは「外国の民間療法きたこれ」とちょっとテンションがあがりました。当たり前ですけど世界中にあるんですよね、民間療法。そして喉が痛いときのハチミツは世界共通?らしい。ハチミツすごいぜ。

次は「お通じがないとき」です。

日本だと、ヨーグルトや納豆(発酵食品)を勧められると思うんですが、彼の場合は「トマトスープを食べる」でした。「トマトの繊維がうんこを作るんよ」と説明してくれたので、日本でもよく聞く「野菜をたくさん食べて(食物繊維を摂って)便秘解消」と同じ理屈かなと。因みに中国の方が「大根を生でバリボリ食べんさい」とアドバイスしてるのを聞いたこともあります。こっちは消化酵素のやつか。なんやかんやでどの国も一応科学的な理屈はあるんだなぁ。

あ、ちょっと話が脱線しますが、スープって日本語だと「飲む」ですが、仏語だと(英語もかな?)「食べる」だそうです。なので彼が英語で「スープを食べる」と言ったとき「出~~~!!!スープ食べ奴~~~!!!」ってなりました。日本の汁物と違って具がゴロゴロしてるからでしょうかね?でもポタージュスープもあるしなぁ…。ちょっと不思議。そういえばyoutubeでハーフの男の子が「coldが日本語だと寒いと冷たいに分かれてて不思議」みたいなこと言ってました。言語学習の面白いところです。(しかしどうやって日本語学習者に「寒い」と「冷たい」を説明するんでしょう。気温とそれ以外でしょうか?)

※※※

まぁそんなこんなで、下書きのまま放置していた記事を先にあげてみました。

放置している間にベルギーの国境が開いちゃったので、逆に戸惑っているところです。いざ行くとなるとちょっと怖かったり。でも迷ってるとまた国境閉じちゃうからね…決断しないと…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?