『ボブ・ディランは「僕、いらん」とシャレを効かせたんだよ』

なんの理由もいらないし
このまま

生きていることをやめたいときに絵をやめたくなるし
絵の世界をやめたくなると生きることをやめたくなる

おなかすいたな

今日はねむくない
でもたぶんいつでも眠れる

落語のビデオを借りた
先生はいつも昭和歌謡を流して
あたしを待っていてくれる

生きることと絵を描くことは繋がっている

ちんけな考えは捨てる

毎日湯たんぽに守られている
足の親指まで、あたしの言葉に頷く

聞こえる音を聞く

何かになる
誰も救えないかもしれないけど
すぐにやめるかもしれないけど

それは絵をやめるためじゃないし
生活するためでもない

だれもあたしを殺せない

薄く肌色が透けたタイツ
皮膚みたいな顔をして
ほんのちょっとあたたかい

今日のパンツはピンク
長年はいてる綿のやつ
テロテロのが好きだな

好きなときに服を脱ぐ
好きなときに水を飲む
好きなときに

無駄なものが多くて
いらないものばかり
抱えている

年末年始はたくさん
おやすみがあるので
どこか行きたいな

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