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三塩さん、議員になってくれてありがとう

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個性を育むコミュニティ「RARE(レア)」で連載中の記事です。2021年12月発行

先日、高校生の時から私たちの教育事業に参加してくれている大学生の城野夏実さん(通称なっちゃん)が、「三塩さんが議員になってくれて、嬉しいんです」と伝えてくれました。まさかの発言にびっくりしたと同時に、考えさせられる出来事でもありました。

 大学生のみんなと雑談している時に、一人ずつ良いところや好きなところを伝えよう!という流れになり、学生一人一人とのストーリーを思い出しながら伝えていたところ、最後に「三塩さんのことも!」と言って、なっちゃんが、開口一番にそのように伝えてくれたのでした。 

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 理由を聞いてみると、「高校生の時から、コラボキャンパス三河の事業に関わらせてもらって、いろんな人に三塩さんのことを頑張って説明するのだけど、難しかったんです」ということでした。なるほどな、と。

 学生と社会との接点を様々なプログラムを通じてつくっている中で、特に小中学生の子どもたちに質問することがあります。

「家族と先生、習い事の先生以外に、話ができたり、相談ができる大人がいますか?」という問いに、大抵9割以上の子どもたちがNOと答えます。子どもたちに社会性が必要だとわかりつつも、実際に社会人と関わることが珍しい社会になっているのです。

 私は、自分のために「議員」のような社会的立場を目指したわけではありません。がむしゃらに教育の場づくりを行う中で気づいた責任感や使命感とともに、社会の中で「何者」かになることを選びました。誹謗中傷や思いやりのない言葉も容易に届く世の中ですが、周りにいる可愛い学生たちが、誇らしげに思ってくれていることだけで強くいられます。中央の写真にいる全員が、いろんな形で事業に関わってくれて仲良くなり、結果的に選挙活動の中でも大活躍してくれました。「家族でも先生でもないし、政治も詳しくないけど、知り合いの応援したいお姉さんがいる」そんな地域が全国に増えていくことを願っています。

 

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