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不要不急しかない

職業について、区別だろうと差別だろうと分けてしまう行為自体が争いのきっかけで、
毎日というくらいミュージシャンは「音楽は不要不急じゃない」と叫んでいる。
一方でエッセンシャル・ワーカーと呼ばれる医療従事者の中には、使命感から休みを返上して働きづくめで疲弊し切っている人もいるらしい。

奇しくも医療従事者の精神的支柱を担っているのが音楽だったりして、世界は混沌としている。

「人は1人では生きられない」とよく耳にしますが、それを当然のように受容している私たちは逆に、
無関係に思える、一生のうちで1度も見ることも話することもない人の存在への感謝を忘れてしまっているのかもしれない。

人は地球を分け合って生きている。
土地や地下資源、空や空気、光や音。
独り占めした途端に他者は死ぬ。
実際、人間の寡占状態のせいで絶滅した生物も多い。
別に明確な悪意があったわけではない。
自分の、自分たちの都合の良い結果を追い求めた結果が今だ。

経済力の一極集中は地球全体としてのバランスを著しく削ぐ。
私たちの船は金銀財宝をたくさん抱えたまま、その重みで海底まで沈んでいくのかもしれない。

「必要」なものとは、あなたが生まれてから死ぬまで常に動いている心臓のようなものだ。
あなたが大人になって確立した「アイデンティティ」ではない。
生き急いでいるあなたでも1度は願ったことのある「不老不死」は、実現すると死ぬことに憧れを抱くようになるらしい。

人間が動くほど文明が進歩するのかもしれないが、
私は敢えて全員で立ち止まることのほうが大事だと考える。
欲を減らし、アニメや絵画に描かれる平和な世界を。
癒しを。


p.s.
自分に都合の良い社会を、世界をどうしても望んでしまうけど、みんなにとって都合の良いものなんて今まで出来上がったことないし、物心ついた時から用意されている経済戦争の場に正面から向き合わないほうが自分にとっての幸福感は保たれる気がしてならないけど、

抜け出せずつらひ

投げ銭出来ている時点であなたは既に豊かな人間です(^-^) その調子でお願いします(^-^)