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子育て

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子どもとの暮らし,教育などについて記述した記事をまとめました。
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#子ども

個別の学びに伴走する大勢の大人たちが必要だ

 今年もやはり多かった、夏休みの宿題。  いや、我が子はもはや自分で取り組む宿題を自分で選んでやっているので(量も質も)把握していないのだけれども、今年は我が子以外の中学生の宿題をサポートしていたので、その量や種類の多さを知る機会があったのである。そしてドリル的なプリント提出よりは「調べ学習」要素のあるものが多く、ただ「こなす」以外のスキルや知識が求められるため、苦手な子どもさんはとことん苦手だろうと察するに余りある。研究レポートにしても作文にしても、学校ではその方法論をき

中学生、模擬選挙に参加する

 「自民党が来てないって・・・若者を捨ててるってことだよ?」 と激オコの中学生ムスメさま。何があったのかというと・・・  先日、「日本若者協議会」主催の「2021学校模擬選挙(オンライン開催)」にムスメさまが参加した。この企画は今月末に行われる衆議院選挙に向けて、全国的な学校の模擬選挙を盛り上げ、若年層の政治参加を促進するためのキャンペーンとして中高生を対象に行われたものである。主要政党から議員さんたちが招かれ、学校政策を含めた党の公約についての演説を聞き、意見交換を経て模

君たち令和のガンディーだったんか

 おおおおーーーー!!! 今まで訴え続けて最も通じひんかったことを、広島県の教育長(平川理恵氏)が全部言ってくれている!!!!  と感激した記事がこちら。有料会員記事なので、見れない人はごめんなさい。  記事によると、教育長の平川さんは不登校の子どもたちのために、教室とは異なる学びの場所を「学校の中に」作る取り組みをされてきた。その教室は「SSR(スペシャルサポートルーム)」と名づけられ、「ザ・教室」とは異なる雰囲気の中で1人1人違う教科を学ぶことができたり、様々な学習の

定期テストから考える、欲しい未来

 「勉強しに行ってきまーす!」  ホームスクーラー中2ムスメ氏が最近お出かけする先は、カフェ。家で勉強しても捗らない時があるそうで、午前中から颯爽と出かけて行ってしまう時もある。お、おう!行ってらっしゃいと見送るのだけれども、ふと「午前中から中学生が1人で飲食店にいたら、変な人に目をつけられて怖い目にあったりしないだろうか。」と不安になり、くどくどと「不審な人がいた場合」のレクチャーをするハハ・・・せっかく「自分が勉強しやすい環境」を求めて試行錯誤しているのに、妙に怖がらせ

ホイホイ戦略

 文字が頭から離れない。 またしても別の沼にハマってしまったからである。  その名も「限界しりとり」。  最近Quizknockが好きすぎて、オンラインゲームアプリにまで手を出してしまった。この「限界しりとり」というのは一言で言うと、ランダムに文字数指定されながらしりとりでバトルをするゲームである。たとえば「しりとり」という言葉のあとに「7文字」と指定されたら、「り」から始まる7文字、たとえば「リモートワーク」でつなげないといけない。しかも持ち時間が決まっていて(対戦は2

禁止とか我慢とか

「○○しません。」  小学校で配布されているプリントに目を通した際、ものすごい違和感を感じた「・・・しません。」の多発。なんでこんなに気持ち悪いんだろうと考えていたら、 「主語がねぇ。」   ということに気づいた。とはいえ、日本語はもともと主語を省略することが多いので、主語がないだけではこの違和感の正体を突き止めたことにはならない。なのであえて主語を補ってみることにした。 「わたし(子ども/児童)は、○○しません。」  そう、どう考えてもここでの主語は、プリントを作成

突然ですがムスメ自慢をしていいですか?

 「すごいねぇ。」  ここのところ中学生のムスメ氏に向かって言うことの多い言葉ランキング1位かも?な言葉「すごいねぇ。」・・・いやほんとは「かわいい」だけど、それはちょっと怒られそうなんで内緒にしておく。←してない。  とにかく中学生になって成長著しいからなのか、もともとすげー人なのか分からないんだけど、「君すごいねぇ。」と思うことが多くなったので、それを書き出しちゃいマス。 1)目で見て理解する力が半端ねぇ  手芸やクラフトが得意なので当然といえば当然なのだけれども、

わが家の対策検討ミーティング

 「京都市立校」がTwitter近畿でトレンド入するほど、この状況で京都市の小中高等学校が再開するという知らせに多くの市民が驚いた週末。私の現状認識と、行政の判断があまりに乖離していることにモヤモヤしてnoteに想いをしたためたし、「もやろうcafe」(LINEのオープンチャット)を開いてほかの方の思いやご意見にも耳を傾けた。でも週明けには「始業式」が控えていた。ホームスクーリングをしているムスメは今年度もホームスクールを希望しているので継続的には学校へ行かないが、終業式など

子どもを見て「いいなぁ」と思っちゃう現象について

 なんかちょっと気持ちが弱っている時っていうのがあって,たぶんそのせいなんだと思うのだけど,最近やたらと「子育て終わった感」の寂しさに襲われることが多くて困っている。それがどんなふうなのかと率直に書いてしまうと,「それ子離れできてなくてヤバいよ。」って絶対言われてしまうのは分かっている。分かっているが,ええい,寂しいもんは寂しいし,ここでずっとオロオロしてないで次へ進んでいくためにも,正直に書いちまいマス。中学生のムスメ氏より小さい子どもさんを見ると,「あぁ,いいなぁ。」と思

主体的で自由な

 公立中学校へ通いながら,時々フリースクールのアクティビティに参加もしているムスメ氏。登校フリースタイルを開拓していっているのだけれども(もちろん本人にそんな自覚はない),それが可能なのも中学校が彼女の選択を全面的に支持してくれているからである。「学ぶ場は中学校だけじゃない。フリースクールでの学びもムスメちゃんにとって大事な学び。」ということを積極的にムスメ氏に伝えて下さりもして,彼女は必要以上に引け目を感じることなく,その都度自分にとって必要な場所を自由に選択している。本当

LINEはまだです

 日中,実家から携帯に着信。  「弟が死にかけた」ことがあるので,実家からのイレギュラーな連絡にはいまだにドキッとする。なんだろうと不安に思って出ると,「ムスメちゃんどうしてる?」と母。あぁそっか・・・ホームスクーラーだった我がムスメ氏が中学校に入学して,学校に通えているのか心配なのね。今のところ毎日通っていると報告すると,よかったよかったと安堵の声。そして,  「T(息子。私の弟)が,ムスメちゃんはムスメちゃんなりに頑張ってるんだと思うから,あんまり色々言わないほうがいい

繰り出される,強くなれ攻撃

 行ってきまーす!と毎日同じ時間に出ていくムスメ氏を送り出す。当たり前のことなのに,なんだか新鮮。そして今日からお弁当が始まり,はりきって自分でお弁当こしらえてましたよ。おかずをお弁当箱につめながら,「楽し~♡これ毎日できるんだ~♪」なんて呟くもんだから,めっちゃ奇異な目で見ちゃったよね。まじか。これが苦行にならないクラスタがリアルに存在するなんて。多様性,ありがたい!お弁当作り,任せたぜ!!  ところでつい先日実家の母が小学校卒業&中学入学のお祝いに京都まで来てくれたのだ

「不登校キッズ」あらため

 ヒノキアタックで咳は止まんないし,変な声も(多少マシだけど)なおらない。モビルスーツ着て(乗って?)歩きたいの,私だけじゃないよねー?  と,相変わらず体調不良愚痴から始まる春先のnoteでスミマセン。いやもうほんとに,ボーっとしてるうちに春休みが終わってしまいそう。あと数日で中学校の入学式だなんて,え?小学校後半ムスメ氏がホームスクーラーだったということもあり,「学校へ行く」ということが現実味を帯びていない気が・・・やばいです,切り替えなくちゃ。  ところで私の友人の

学びかたはひとつじゃない

 自転車操業感半端ない3月。あっという間に小学生のムスメが卒業式を迎えそうだ。そのムスメが今熱心にしているのは・・・  アクセサリー作り。  3月17日の「あそば春」イベントで,またまた自分の店を持ってアクセサリーを売りまくろうとしている。しかしこの量産・・・すごい商魂よねぇ。びっくりするわー。  ところで秋から2月にかけて,彼女はお友だちと一緒に「北区こどものまち」というプロジェクトに参加していた。子どもたちが主体となってひとつのまちを作ろうというプロジェクトで,どんな