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会津美里町ってどんなところ?

福島県の西部にある会津美里(あいづみさと)町。
なんとなく名前だけは知っている、という方もいらっしゃるかもしれません。
時間がゆったりと流れ、人びとは心豊かに暮らす “The・イナカマチ” と呼べる場所。
そんな会津美里町の魅力をご紹介いたします。

会津美里町の概要

2005年(平成17年)に、旧会津本郷(あいづほんごう)町、旧会津高田(あいづたかだ)町、旧新鶴(にいつる)村が合併し生まれました。
面積は約280㎢、人口約2万人(2021年12月現在)の町です。

福島県の中央にある猪苗代湖の西側、ぐるりと山に囲まれた会津盆地の南西部に位置しています。町の中央を走る宮川は、隣接する会津若松市で阿賀川と合流します。
北東部(新鶴地域)には会津平が広がり、稲作を主とした農業が盛んです。南西部(高田地域)は会津高原へとつながります。

盆地のため夏は蒸し暑く、春秋には昼間と夜の寒暖差が激しくなります。冬は積雪量の多い日本海側の気候です。


3つの地域

会津美里町にはそれぞれの特色を持つ、本郷高田新鶴の3つの地域があります。
町の面積が広く、3つの町村が合併してできたため、文化や生活に違いが見えるのは面白いポイント。町の魅力のひとつだと感じています。

焼き物の町・本郷地域

会津美里町の東部に位置し、焼き物づくりで栄えた職人気質の地域。福島県の伝統工芸品である会津本郷焼(あいづほんごうやき)の産地です。

会津本郷焼は約400年前、当時藩主だった蒲生氏郷(がもう・うじさと)が会津若松市にある鶴ヶ城の屋根瓦をつくらせたことから始まりました。
現在は瀬戸町通りを中心に13の窯元が点在しています。
夏には会津本郷せと市という陶器市が早朝から開かれ、掘り出し物を求めるたくさんの人でにぎわいますよ。

寺社仏閣の町・高田地域

会津美里町の中央にあり、天海大僧正が誕生した町として知られています。
天海大僧正が幼い頃に修行した龍興寺(りゅうこうじ)には国宝の一字蓮台法華経があります。 
県内外から信仰を集める伊佐須美神社(いさすみじんじゃ)もあり、神社やお寺が多い場所です。

また日本一大きいと言われる、高田梅の発祥地でもあります。梅漬けにして食べるのが一般的で、昔から家庭の食卓に並んできました。
商店街や近隣のスーパーで販売されるほど、身近な存在です。

農業の町・新鶴地域

会津美里町の北部にあり、水田と畑が広がる会津平を有する地域。
お米はコシヒカリやひとめぼめなどが主につくられており、山沿いではぶどうが栽培されています。
栽培から醸造まで、一貫して自社で行う新鶴ワイナリーが2019年(令和元年)にオープン。こだわりのワインと食事を楽しむことができます。

会津三十三観音、会津ころり三観音のひとつで、中田観音(なかだかんのん)と呼ばれて親しまれる弘安寺(こうあんじ)があります。
野口英世の母・シカが深く信仰しており、月詣りをかかさなかったそうです。

こらんしょ、会津美里!

こらんしょ」とは、会津弁で「来てください」という意味です。
ほんの少しでも「どんなところかな?」、「行ってみたいな」と思ったら、ぜひ足を運んでいただけるとうれしいです。

会津美里町へ遊びに来てくださるのを、楽しみにお待ちしております!

関連サイト・リンク

Misato articles
地域おこし協力隊が町について書いた記事のまとめ

会津美里 基本情報まとめ
町の基本情報に関する記事のまとめ

Webサイト「ほのぼの旅する会津美里」
変わらない町の価値を発信する旅情報サイト

Instagram @_misato_life
町の日常やイベント情報をお届けしています

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