Misa Sugiyama | 杉山美沙【Photographer&Writer】

白黒つけないグレーな生き方 | 恋愛と暮らし、カルチャーについて | 写真家、ライター、ブランドプロデューサー、WEBディレクター | 地方創生と、甘いものと、ゲームが大好き。京都と滋賀を拠点にどこまでも ▶https://misasugiyama1995.com/

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    マガジン

    • 発展途上のわたしたち - 写真エッセイ

      写真エッセイ集。たくさんの場所を見て、人に出会う。みんな違う顔をして違うことを考え違う色をしていた。私が見たものを写した写真とともに、自分の言葉を書いています。

    • 短篇エッセイ集

      1分で読める短篇エッセイ。感じたことや、私の周りのひとが使った大切にしたい言葉など。

    • BIBIっ

      私が文字通り「ビビっ」ときたクリエイターさんたちの生き方や考えやエトセトラをこちらに入れさせていただいてます。

    • 今日も私は電源スイッチを押したい【ゲーマー女子の日記帳】

      ゲーム大好きスギヤマのゲーム日記です。1日20時間ぶっ通しでできるほどゲームが好き。

    • #今日を誕生日にしよう

      《恋愛/結婚/仕事/就職/友情 お悩み相談》Sugiyamaの【お守りにしたくなる、前を向ける言葉】をプレゼントします。すべては思い立ったが吉日。新しいわたしになろうと決めた今日が、あなたの誕生日。

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    永遠より長いもの

    沖縄に行った11日間は、9日間が雨が降りっぱなしだった。快晴のビーチもなければ、スコールのようにざっと降ってすぐ晴れるわけでもなく、まる1日永遠と降り続ける強い雨の日がほとんどだった。 晴れていると気持ちいい。 でも写真家をしていると、せっかくだから写真を撮らなければと考えてしまうので、梅雨の時期を狙って沖縄へ来た。もう10回以上は来ているが、どの土地にいってもあたたかく迎え入れてくれるひとたちがいて、私はいつも沖縄につくと「ただいま」と言いたくなる。 私は宮城海岸沿いの

      • 少年少女だった頃の裸足のままで

        朝起きたときにまぶしいと思うほどの快晴だった日。雨の日に新しい雨傘を差すとき。ずっと行きたかったお店の看板メニューを食べるあの瞬間。友達とゲラゲラ笑って、時間を忘れるとき。 きちんと私は幸せを感じる。正真正銘の自分の幸福だけど、そうなんだけど、他人と生きていきたいと思うあの感情は、他人と分かち合うの愛をというものからくる、あの特別な幸せってなんなんだろう? 私と大阪に住む親友のあいだには、日本酒が置かれることが多かった。 お酒に強いふたりで夜通し飲んだこともあるし、やっぱり

        • 『運命』

          ものごとは、目の前に見えることが全てじゃない 安いという理由で買ったセールの服は1.2年で着なくなるし、貯金をして、背伸びをしなければ買えない高いコートは、何十年も着れる 手に入れやすさでものを選ぶのではない 物も、恋愛も どれだけ周りに止められても自分が大好きなんやったら許したらいいやん。 周りにそれくらい許してあげろっていわれても、絶対に譲れへんのやったら、それはそれで許さなくていいんよ 自分が大切にしていることを、大切にできるのは自分だけだから 違うから一緒にいるし

          • 『曲がり角』

            今を生きるのって、難しい。今やっていることは、未来にどう活きるかっていう、損得勘定をしてしまう。 でもいま自分が感じる方へと、率直に、まっすぐ進むのも、きっといいこと。 やっぱり、自分は、自分の中にしかいない。 他人の見ている私とは虚像だ。誰かとの間で、自分がどうあるかである。 自己肯定感とは何かをして高めるものではなく、自分はこういう存在であると自分で考え信じることなのかもしれない。自分とはこういう存在だと信じれば、それは他人から自分はこういったものであるという名刺のよう

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            古いものは、宝物。

            小学生のときにもらった友達からの手紙。置手紙であっても捨てられない。あと母にもらった絶対使わない趣味のキーホルダー。それでも捨てられないんだよなぁ。 これだけの文章が、いらない紙と思われる母の仕事書類の後ろに書かれている。 サイズはA4用紙を半分に乱雑に折ってあるだけ。仕事書類は母のメモが書かれており、昔から硬筆を習っていただけあって達筆だ。 いまではこの手紙がどんなタイミングで渡されたのかわからない。 仕事を始めたあとに一人暮らしをしていた私の家に寄ったのか、私がまだ学

            『終電』

            進んでいるのか、遠ざかっているのかわからないけど、そういうものしか恋と呼べないでしょ。 自分が悲しみいっぱいの恋愛をしているとき、ふと思う。母や父はこんな振り回される恋愛をして欲しいと思って産んだわけないって。私がいるだけで幸せを感じてくれるような、そんな人に大切にされて欲しい、出会って欲しいと思ったはず。 十月十日、一番近くで体温を感じた子どもなんて、幸せになる意外に望むことはないはず。そう思うと、なんで自分で自分を苦しめるような恋愛をしてるんだろって、本当に自分を大切に

            『癖』

            その人らしさって、その人から出る言葉だとおもう。 言葉遣いによって、尊敬にも、親しみやすさにも変わる。 手探りで自分を乗りこなしてきた人が紡ぐ言葉が好きだ。 そういう言葉でないと、またそれを聞いた人の心は動かせまい。 自分の人生を生きている人が少ないんだと思う。 一般的レールが幸せだと思っているひとが、それをなぞっていく。 何がしたいの?って聞かれた時に、やりたいことを答えられない人が多い気がする。 やりたいことが多いっていいことよ 一般的な幸せを置いておいて、やりたい

            『立春』

            いくら頑張っても、手の届かないことがある。火星人と結婚するとか。 会える距離に会いたい人がいる。笑い合って、また今度って言える。すごい、魔法みたいなことね。 ハンバーガーチェーン店に入るか悩んだ。お腹減ったし、トマト食べたいし、チーズも食べたいから。単品、410円。買うのをやめて、2本の黄色いガーベラを買って帰った。何が私を幸せにしていくんだろう。自分が幸せだと思い込めば幸せになるなんて嘘で、どれだけお金にも友達にも恵まれていても何かが足りない感じだって、時々とか、いつも、

            クリムトを いつかと待つわ 寒椿

            長い石の階段を上ろうと右足をかけた。階段の3段目ぐらいの右手に、赤い椿が咲いているのが目に入り、「あぁやっぱり来てよかった」と思った。 京都は夏は暑いし、冬は寒い。夏のジメジメとした湿気の多い空気が、そのまま冬の冷たさで冷やされたかのように寒くなる。 大寒というのは、日本の季節を表す二十四節のうち最も寒くなるころのことらしい。そんな大寒の日にわざわざ出かけたくなるほど、まぶしい快晴の日だった。 朝が起きるのが大の苦手だった私でも、最近はいつも明るくて目が覚める。和室におい

            有給休暇

            あんまり、悲しいことばかり考えたり、過去を悔んだりしていても、しょうがないことぐらいわかってる。今日を生きていない私は、とてもダサい。キラキラしている女じゃないと、一緒にいたいなんて思われないことぐらいわかってる。いつだって好きでしょう、男は、シンプルな女が。毎日おいしいごはんを食べて、甘いモノでご機嫌になって、新しい服がほしいと望んで、でも堅実に自炊してお弁当つくって、ボディクリーム塗って、寝るような女じゃないと。だめでしょ。 どんどん考え方がドライになってきている気がし

            今日のよるごはんはカレーです、2023年初の

            気づいたら2022年は終わっていたし、紅白を見終わって、鐘をつきに行くまでは元気だったのに、1月1日の起きた瞬間から高熱が出るという、絶対に1年の年明けではないスタートを過ごしました。2023年は絶対にまだ始まっていないと思いながら実家から帰った1月3日。 ところが、1月に入ってしばらく経った先日。 非常~~~に気乗りしないデートに男性から誘われ、行くのが嫌すぎて渋りまくっていたら、私の念が通じたのか仕事で遅れそうだからとリスケを申し出てくれて(たぶんもう一生縁はない)、偶

            親愛なる戦友に敬意をこめて

            将来の夢って、なんでした? 2022年は、私の将来の夢が叶った1年だった。 子どものころから聞き分けが良くて、勉強もそれなりにできた。いつだって大人が望んでいる正解をわかっているような気がしていて。小学生まではテストはほとんど100点だったし、授業中は全部手をあげたら先生が困るから、他の人が回答できなかったら手をあげよう、なんて考える本当にかわいくなくて頭の回転だけが速い子どもだった。 姉の結婚式は、私の人生史上最も心がふわふわと舞い上がった1日だった。 旅行でも、テー

            「結婚する」も「結婚しない」も、辞めることにした

            「あなたに婚期があるのだとすれば、それは毎年だから。いつでも結婚できるよ」。20歳の夏に占い師に言われた言葉を今でも鮮明に思い出す。 私はまだ恋愛の先には必ず結婚があり、そこまでの道はまっすぐで、特に「この道を選ぶと正解!」と言われる、所謂舗装された国道のような道路が用意されているのだと信じていた。 初めて付き合ったのは小学校から中学校に上がるころで、中学生のときも高校生のときもほとんどの時間に、彼氏か好きな人がいた。その人と描く未来は必ず結婚していて、盛大な結婚式をしてい

            すべてのバランスが最強すぎる神JRPGに出会ってしまった!! / 「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」レビュー[PS4]

            普段から集めているゲームシリーズってありますか? ドラゴンクエストシリーズや、ファイナルファンタジーシリーズが多いのでしょうか。実はまだどちらも1作品ほどしかプレイしたことがなく、コマンド戦闘の楽しさもわかってきたので、また集めたいなと思っています。 私はテイルズシリーズや、キングダムハーツシリーズを集めていて、昔はサモンナイトシリーズや、シャイニングシリーズも集めていました!それもあってキャラゲーがとっつきやすく、ハマりやすいタイプになりました。 新しいゲーム作品を買

            私を 誰か とつなぐもの

            休みの日の朝に、淹れたてのコーヒーを飲む。私が大人になって得たものだ。 紅茶よりも、真っ黒なコーヒーのほうが私を大人にしてくれた。 嫌なことや理不尽なことで溢れる社会の中、オフィスのデスクで、利き手の先にはコーヒーがあった。 涙を流すことばかりの辛い恋愛をした夜。別にのどが渇いたわけでもないのに、普段飲まないブラックコーヒーを買ったりした。 大好きな親友をいるとき、一緒にいる時間を伸ばすために、ご飯の後は甘いものとコーヒーを飲んだ。 人には理由もなく時間をただただ過ごさ

            ポストアポカリプス作品溢れる現代の傑作…! / 「Horizon Forbidden West」レビュー[PS4]

            PS4を2022年に購入しました。27歳の誕生日記念にと、2022年7月に購入。 調べてみたら、PS4が発売されたのはなんと2013年。ほぼ10年が経過しているにも関わらず、いまだに多くの新しいソフトが発売されているってすごいです。 いままでレトロゲームの域に入っていた3DSや、PS3をプレイしていた私は、「せっかくなのでオープンワールドの綺麗なやつやりたい!!!」とめちゃくちゃ単純に「Horizon Forbidden West」を購入しました。笑 なので、シリーズの1