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これからの日本が不安な、あなたへの返事。

私のポストには、たまに手紙が届く。
それをじっくり読ませてもらうのが、私の、とっておきの時間だ。
今日は、そのうちの一通にお返事を書くつもりだ。



お手紙ありがとう。
都知事選を今週末に控えて、質問者さんは自分なりに政治について、東京の未来について考えていらっしゃるのですね。

私は都民ではないので投票権はありませんが、今回の都知事選を注意深く見ていきたい気持ちです。

しかし、学生の頃から政治に興味があったかどうか、友人と話したかどうかと問われれば、恥ずかしながら答えはNOです。言い訳じみた本心ですが、自分なんかが政治を変えられるとも、世の中を変えられるとも、思っていなかったです。

でも、今はその考えはもっていません。
政治を知ろうとすることは、私にできる、変えていく方法の一つなんだと思っています。

質問者さんからの手紙にお返事をする前に絶対に観ておきたいと思う映画があり、久しぶりに映画館に足を運びました。

ぜひ、予告編をご覧ください。


約2時間の本編を見終わったあと、胸がいっぱいで呟かずにはいられませんでした。


今の政治の不満ばかりを言っていた。嘆いてばかりいた。
日本を好きでいることが難しくなっていた。

しかし、本気で知ろうとしていただろうか?変えようとしていただろうか?
彼のような実直誠実な情熱のある政治家がいるかもしれないと言うことを知ろうともしていなかった。


質問者さんが不安になるような国にしてしまったのは、私たち大人の責任です。
それはとても反省すべきことです。

最後にしてくれた質問。
「私たちに今できること、変えられること」とは。

有権者としてできることは、
知ろうとすること。知ること。そして、その上で投票すること。
ではないでしょうか。

それ以外のことは、役割分担なのかもしれません。
政治家として最前線でリーダーシップをとっていくか。
記者として政治の現状を伝えていくか。
私の役割は、「伝えること」だと思っています。

この映画を観て、ドキュメンタリー作品には、全く興味のない0(ゼロ)の状態から、知ってもらって関心をもってもらう、始めの一歩を伴走する力があると強く思いました。 

写真家として、世界と日本を知って、人を発見して、希望をもてるような1(イチ)を発信していきたいです。

質問者さんはどんな役割をしていきたいでしょうか。
18歳ですね。これからじっくり見つけていくかもしれないし、もう自分の役割がわかっていらっしゃるかもしれませんね。

これからの若者たちが、子どもたちが、安心して活躍できる国と世界を、一緒に作っていきたいですね。

どんな政治なのかは、国民を見ればわかるのかもしれません。
誠実で真っ直ぐな情熱を、笑うか泣くか。

まだ、間に合う。
そう信じて今日のお返事を書きました。

お手紙ありがとう。







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