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焚き火の熱から大地を守りたい

なぜキャンプに出かけるのか

昨今のキャンプブームってのもあるけど、そもそも何のためにキャンプに出かけるのかと考えた時に都会の喧騒から離れるとか、不自由を楽しむとか、自然の美しさを堪能するとか色々あると思うけど、真っ先に浮かぶのが焚き火。平たく言うと火遊びってことかな。

焚き火の目的ってなんだろう?

でも、焚き火って何のためにするんだろう。初めてキャンプ場で焚き火をしたのは、ライダー仲間の集団でキャンプに行ったときだった。散々飲んでへべれけもいい頃合いに年配ライダーさんたちと火を囲み語らい合う。何の話ししたかなんてきっと誰も覚えていない。でも、たまに薪を焚べながら、火を囲んでいたことはしっかり覚えている。焚き火の炎は人を素直にしてくれるのか、着飾らずに会話することができるような気がする。おそらく、このときの感覚が心に残っていて、焚き火を囲みたいと思っているのだろう。でも、今年に入ってからのキャンプは基本ソロだし、友人と行ったとしても各々ソロキャンを楽しむスタイルをとっているので、焚き火を囲んで会話をすることはない。もちろん、一人でただただ炎を眺め時間を過ごすのも悪くないし、物思いに耽るにはちょうどよい。しかしながら、毎回悩むのが薪の量でどれほど用意すれば時間的にちょうどよいのか把握できずにいる。

STAR MEADOWS富士ヶ嶺高原キャンプ場の話

先週末に行ったSTAR MEADOWS富士ヶ嶺高原キャンプ場は時価ではあるが、買い物かご的なものに入れ放題(崩れなければ無限に上に重ねられる)。朝9時にキャンプ場入りして、チェックアウトは明日のお昼12時で有ることを考えると、焚き火をする時間はたっぷりある。そんなことを思いながらカゴに薪を積み重ねていく。結果こんな感じ。

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これで800円。嘘みたいな話だよね。

ところがお昼すぎから夕方までキャンプ場では結構強い風が吹いており焚き火を始めるには危険と判断し保留していると、どんどん時間が過ぎていく。この量・・・燃やし尽くせるのかなぁ?そんな不安が大きくなっていく。この不安が原因でこのあとちょっと面倒なことが起こるのだけど、しばらくサイトを散歩してみた。このキャンプ場、受付のあるサイト入り口周辺の5メートル前後だけが砂利道で受付を抜けてすぐから、アスファルトで舗装された道になるのでバイクでの走行も安心。その上、管理人さんがバイクの特性をよく理解されているようで、4輪を停める駐車場だと路面状況的にバイクが倒れる可能性があるからと、アスファルト整備された場所に停めるように提案してくれた。私のバイクを見て、モデル名を口にしていたので(ハーレーはアルファベット表記でのモデル名とカタカナ表記の比較的覚えやすいモデル名があるが、彼はアルファベット表記での方を口にした)おそらく、もともとライダーさんだったのかも知れない。良いキャンプ場だなぁなんて思いながら散策。

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ところどころ夜露で文字が滲んでしまっている。

この地図のUターン場所と書かれた少し上のあたりに陣取っていたので、受付まで相当遠そうに見えるけど、キャンプ場として考えると、それほど気になる距離ではないし、ほぼ平坦な道なので散歩するにはちょうどよい感じ(実際には地図の上から下に向かって軽い下り坂になっています)

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ヤギ。「めぇ〜」っと呼びかけると「めぇ〜」って答えてくれる。写真には2匹しか写っていないが、実際にはもっといる。かわいい。

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地図上P2右端の看板から見た風景。

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チェックアウト時に受付近くにいたヤギ。「めぇ〜」っていうから、「めぇ〜」と返すと、また返事をする。延々と「めぇ〜」だけで会話をする。かわいい。

私が陣取った場所は富士山の正面っぽいところだったのだけど、まぁ実際草原サイトであればどこにいてもある程度見えるんだろうなぁという感じだけど地図でいうと右上のあたりからは林が邪魔で見えにくくなるみたい。

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いい景色。

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日没前に後ろを見るとこんな感じで、これはこれで良い景色。

やっぱり薪多すぎた

焚き火を始めた時間はしっかりとは覚えていないけれど、17時前後だったのだろうか、途中までは思いの外薪の消化が早かったので、あれ?案外足りないって落ちがあったりするのかな?なんて思っていたのに、そう思い出したあと位から、全然減らない。早かったのは、事前に焚き付け用にと思って自分で巻きを細く割っていたものを使っていたからであって、手を加えていない薪を燃やしだしたら、全然減らない。この日は朝4時に起きててやってきたので、できるだけ早めに寝ようと思っていたのに、翌朝も焚き火するのは焚付に時間がかかったりすると、色々面倒になるので出来れば初日中に使い切りたかったのに、24時過ぎたあたりでまだ半分近くも薪が残っていた・・・もう、燃やすのに必死で頭の中そればっかりwww物思いに耽る時間なんてまったくなかった。

焚き火の熱から大地を守る

私が使っている焚き火台はトライポッドとセットになっているものなのだけど、薪をたくさん載せてしまうと、炎が薪を真ん中で分断してしまったりするとすぐに薪が下に落ちてしまうので、目を離すことが出来ない。かと言って、薪を少ない状態にして、トイレとか行ってたら戻ってきたら鎮火していることもある。コンパクトに収納できるし、空気の循環が良くて、よく燃やせるので良い商品なのだけど、こういうところがちょっと不満だったりする。

以前、ふもとっぱらで地面の内側に引火するという、一歩間違うと大惨事になりそうな状態になったことがあるので、以降、芝の上で焚き火をする場合は耐火シートを利用しようと心に決め、前回のビオトピアあたりから使用している。ところが・・・撤収の際に気がついたのだけど、一部穴が空いてしまっていてシートの下の芝生全体が焦げ付いてしまっていた。芝の葉の半分辺りまで焦げてしまっていて、なんかとてもショックだった。。。

次からは2枚重ねにするなど対策を取らなければ・・・

STAR MEADOWSのちょっとした注意点

ちなみに、このキャンプ場の草原サイトは基本的に芝が惹かれているのだけど、ところどころ、芝がなく土がむき出しになっているところがあるのだけど、こういったところは土壌がゆるくヘリノックスっぽいアウトドアチェアだと、設置どころが悪いと座った瞬間に誰かに椅子を後ろにヒパられたのかと思うほど、椅子の脚が地面に埋まってしまうので注意が必要です。普段からどこでも椅子の脚は埋まりがちなのだけど、そんな比じゃないレベルで埋まりますから。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

おまけ。

STAR MEADOWSって星の草原という意味だそうで、数日前に満月だったにもかかわらず、満天の星空を楽しむことが出来ました。

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どうやら月が出るのが富士山の影響で遅かったみたい。23時頃に富士山の縁が急に明るくなってきて、ふもとっぱらで見た日の出を思い出した。

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前回のビオトピアの話はこちら。

自己紹介的なのはこっち。



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