建築を描くのは楽しい | Sketch book 4
日々のスケッチ。
建築を描くのがとても愉しい。
先日、ル・コルビュジエの絵画展を見に、上野にある国立西洋美術館へ行ってきました。
何度訪れても新しい発見があって、あらためて美しい美術館だなぁと思います。
前庭の改修も完了し、よりコルビュジエの設計意図に近い美術館になりました。
絵画展『調和に向かって』は9月19日まで。
コルビュジエの絵画は少しとっつきにくい印象がありますが、色使いや構成、モチーフの選び方など、とても興味深い展示です。ぜひ。
この美術館を設計するにあたって自然光にこだわり続けたコルビュジエ。
展示室へ自然光を取り込むことは作品への影響もあり、叶いませんでしたが、この19世紀ホールには美しい自然光がとてもドラマチックに降り注いでいます。
ちなみにこのホールまでは無料で入れるんですよ。上野お散歩ついでにぜひ訪れてみてください。(常設だけ見ても500円です、お得)
19世紀ホールにあるスロープ。
徐々に景色が変わり、展示室に吸い込まれていく感覚はとてもドラマチックです。
素材が違う壁同士の納まりも見所です。
法隆寺宝物館 | 設計 谷口吉生
木々の間を進んでいくと水盤に浮かんだ門型の建物が見えてきます。
建物を正面に視てから、視線を変え、水盤の中に入っていくようにアプローチは進みます。
ルーバーにより丁寧に光がコントロールされたホールはひとつひとつの視界が美しいです。
対照的にぎりぎりまで光を絞った展示室内は厳かな緊張感が漂います。
とてもとても美しい建築です。
上野の国立博物館の敷地内にあります。
国立西洋美術館から歩いて行けます。おすすめ。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
建築を描くことで今まで見えてなかった部分が見えてくる体験はとても愉しいです。
またスケッチが溜まったら投稿させてください。
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