久米岬 / 建築家

久米岬建築設計事務所代表。「建築をわかりやすく」をモットーに記事を書いています。お気軽にフォロー・コメントしてください。 https://misakikume.com 【instagram】https://www.instagram.com/misaki_kume/

くらしの学校

私が運営しているYouTubeチャンネル『くらしの学校』の内容を抜粋したnoteマガジンです。まとめて読むことができますので便利かと思います。 YouTubeの方も豊富なイラストと写真でわかりやすく名作住宅をご紹介していますので、ぜひご覧ください。 YouTubeチャンネルはこちらからどうぞ。 https://www.youtube.com/channel/UCrB95whcd1nKzAkCqero_TA

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誰にでもわかる言葉で伝えることの本当の難しさ #一人じゃ気づけなかったこと

今回のnoteは、自分が『専門とすることを誰にでもわかるように伝えることの難しさ』に気づかされた話について、私の経験を書いてみようと思います。 また、このnoteがこれから何か発信していこうという方の参考になれば嬉しいです。 私は建築家として活動しています。 日々関わる依頼者やこのように発信するSNSなどの場で何かを伝える際、知識があるからということで難しい言葉を使うということせず、極力わかりやすい言葉を使うことを心がけています。 (見てくださっている方、本当にありがとうご

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最高に美しい外観をつくるために、北欧の巨匠が一番大切にしたこと【アルヴァ・アアルト『カレ邸』から考える、くらしのヒント】

こんにちは。 突然ですがサムネイルのイラスト、とてもワクワクしませんか。今回のnoteでご紹介するのは、北欧建築家の巨匠アルヴァ・アアルト設計の『カレ邸』の外観についてです。 ルイカレ邸の外観はアアルトの設計した住宅の中でも一際美しいと思っています。その外観はなぜこれほどまでに美しく感じられるのか。また、アアルトはどのように考えてこの外観を形づくっていったのか。皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 もちろん「綺麗だなぁ」と楽しんでいただくだけでも嬉しいです! それでは

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【照明の続き】「明るく照らす」の向こう側に。アルヴァ・アアルト設計『カレ邸』の照明から考えるくらしのヒント vol.2

こんにちは。 私とイラストレーターの火詩さんで運営しているYouTube『くらしの学校』より、建築家アルヴァ・アアルトが設計した『カレ邸』について一部抜粋してご紹介します。 今回のnoteでご紹介するのは、前回に引き続き、カレ邸に設置されてた数々の美しい照明です。前回のnoteでご紹介したビルベリー等の照明もそうでしたが、アアルトのデザインする照明はその形状の美しさに加えて、空間に合わせた機能美も備わっているように感じます。 それでは、今回もアアルトの美しい照明を一緒に見

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空間にまつわる全てをデザインする、その静謐さを生み出すもの。アルヴァ・アアルト設計『カレ邸』の照明から考えるくらしのヒント vol.1

こんにちは。 私とイラストレーターの火詩さんで運営しているYouTube『くらしの学校』より、建築家アルヴァ・アアルトが設計した『カレ邸』について一部抜粋してご紹介します。 今回のnoteでご紹介するのは、カレ邸に設置されてた数々の美しい照明です。こだわり抜いて作られたこの住宅では照明器具や家具までもがアアルト自らデザインしたものが使われています。逆に言うとこの住宅でアアルトがデザインしていないものは無いとも言えます。 照明や家具の全てを建築家にデザインしてもらうような家

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個人的に好き

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どんなに心が病んでいても聴ける名盤10選

人生ってつらい急な話であれですけど、人生ってつらいじゃないですか。ほとんど毎日、精神的にはつらいと思うんですが、さらには年に数回、本当に生きてるのがイヤになるような状況って訪れてしまいますよね。この激しい落ち込み時期には何もしたくなくなるといいますか、映画を見るのもダルい、本を読むのも無意味に感じてしまう、音楽を聴いてもうるさいだけ、といった調子で、心底ぐったりしているわけです。精神が完全に弱りきったときに音楽を聴こうと思っても、自分の波長とまったく合わず、ただのやかましい騒

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アーティストになれなかった女の子と「東京中に爆弾を設置した時」の話

 初めてアートのグループ展に参加した時、私はもう二度と展覧会になんか参加しないって決めた。都内の会場を一か月借りて制作発表ができるというアートプログラムは、参加するのに十万円かかった。展示発表なんてしたことがなかったし、アトリエなんて持ってなかったから、制作する場所があるというのは、それだけですごい人になれたような気がした。  でも、実際に発表が始まったら、自分の作品は高校生が授業中にノートの端に書く落書きみたいだった。美大を出てつくり続けていた人たちと比べて明らかにレベル

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落合陽一「質量への憧憬 ~前計算機自然のパースペクティブ~」から解像度について考える

2019年1 - 2月に行われていた落合陽一さんの個展について改めて考えてみます! タイトルの「質量への憧憬 ~前計算機自然のパースペクティブ~」ですが、パースペクティブというのは遠近感という意味です。 解像度の差を俯瞰する いろんな作品があったのですが、今回はこの作品を中心に、解像度について考えてみます。 モニターがいっぱい置いてあるんですが、すごく古いのとかもあって。。 見ると分かるように、画像は同じなんですよね。元データは同じ。でも出力するモニターが違うので、

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なぜ時間を測ることのできない砂時計をつくるのか

私は砂時計を扱う展示会を開きたいと、かねてから考えていた。 時間を測ることのできない、いわば「用のない」砂時計──。一見無用の、不要のものに思えるだろう。でもあらかじめきまった用途がないからこそ、使い手ごとに豊かなコンテクストが生じることを期待したい。 数人にこの砂時計を渡す。時計には決まった使い方は定められていない。Inscriptus はラテン語で「書かれていない」を意味する。この時計を思い思いの方法で愉しんでもらいたい。自らのために所持しても、ギフトにしてもよい。

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役に立つデザイン記事

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わたしのタスク管理法を紹介します【Notionの使い方】

Notionってなんか良さそうだけど多機能すぎて使いこなすのが難しいよね〜 という声を日々見かけますし、わたし自身もよく相談をいただきます。 でも、Notionめっちゃいいんですよ。 タスク管理の思考やサービスについて以前からよく語っていたのですが、今日は久しぶりに「最新のわたしのタスク&スケジュール管理方法」を晒してみようと思います🙋‍♀️ わたしはNotionとGoogleカレンダーのおいしいところの合わせ技で日常を管理しています。 動画でも紹介してます🙏 新

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マイクロスリップ

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。 成功するところまで続ければ、それは成功になる。 ...なんてことがよく言われるように、失敗は成功と対のようで、実はそうでもない。いやいや、これは成功した人による美談で、意識の高い人の幻想にすぎない、と思うかもしれない。 しかし意外と我々は、それを身近に経験している。 小さな淀み例えば人がコーヒーを飲む様子をイメージする。 カップに手を伸ばし、持ち手を掴んで口元にもっていく。なんてことのない単純な動きが思い浮かぶだろうか。

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ゴミ消しは、ただのゴミ消しではない。 レタッチはビジュアルデザインだ。

レタッチといえば写真修正。 つまりゴミ消しやただの不要物削除のイメージが強いかもしれないがそれは間違い。 レタッチは「見せたいもの、伝えたいこと」を鮮明にする作業 それが曇るような余計なものは消すか弱くする ゴミ消しはまさにその作業の基本 ゴミだから消すのではなく 本当に見せたいモノの、邪魔にならないように消している つまり情報整理。 見せたいもの、伝えたい事を鮮明にし、視点や印象のコントロールを行なっている。 これを考えるとやるべきことが見えてくる。 合

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少しの工夫でグッと良くなる!タイポグラフィTIPS

VASILYのデザインチームでは、「IQON」をはじめとするUIデザインに多くの時間を充てていますが、ファッションブランドとのタイアップ企画や、採用イベント用の広報物など、ビジュアルデザインにも力を入れています。 下記は今週開催されているtry! Swiftでの様子です。ブースのグラフィックや配布パンフレットなどを社内で制作しました。 そういったこともあり、VASILYのデザインチームでは基礎デザインスキルのひとつとして、タイポグラフィも大切にしています。 UIデザ

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私の愛用の道具たち

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#私の愛用の道具たち

私がデスクで愛用している道具たちをご紹介します。 HASAMI PORCELAIN マグカップ とてもシンプル、量もたっぷり。素材感もどこか土を感じさせる。 デスクまわりは集中力を高めたいので、なるべく主張しないものを。 プレゼントでいただいたもの。 F/style 銅のコースター 黄銅 銅 黒銅 もう7-8年前、地元名古屋の雑貨店sahanさんで購入したもの。 限りなくシンプルなコースター。 特に手入れしないで使っているが、緑錆が出てきた姿もとても美しい。ほんの少し

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建築の専門用語をわかりやすく

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建築家がよく言う 『ディテール』 って?

建築の専門用語をわかりやすく。 今回は『ディテール』について書いてみたいと思います。 建築において『ディテール』という言葉をよく使いますが、専門外の方々にとっては「細かい部分を設計しているようだけど専門的でよくわからないな」くらいの感覚でいらっしゃるのでは、と思います。 確かに細部の設計ということに違いないのですが、そのような簡単な説明では表現できないほどディテールは奥が深いものです。 ひとつ例をあげてみます。 こちらの窓は、私が修行していた事務所で担当した住宅のもので

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建築におけるミニマルとノイズ(前編)

「猫は気持ちいい場所を知っている。」 それは人間も同じ。私達は本能的に気持ちのいい場所を知っています。 完璧に(例えばミニマルを極めたような)つくられた空間よりも、ノイズ(それも気持ちのいいノイズであるべき)が多少含まれた空間である方が本能的にくつろげると思います。 さて、【建築の専門用語をわかりやすく】シリーズ。 第二回は『ミニマルとノイズ』です。 それは建築用語なのか??というツッコミは華麗にスルーするとして(すみません)建築におけるミニマルとノイズについて書いてみま

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