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自分を愛でるおいしい美容vo.1

毎日何を食べるか選ぶように、ヘアメイクを選べたら楽しいな、と思いました。

食べるのを楽しむ日もあれば、無理して食べることをしなくていい日もある。

身体を気遣う日もあれば、ジャンキーに済ませたい日だってもちろんある。

自分の意思で、選択する、できる、というのは
生活を営む上ですごく幸せなことだと
私は思っています。

"私のため"の美容を楽しめるように、

"べき論"から解放され、選択肢を増やすためのヘアメイクをしたいと思ったことが、この企画の始まりです。


今回のこの企画を一緒にやってくださる、カメラマンのsayakaさん。

出会いは、私がアシスタント時代に高円寺駅にてカットモデルのお願いをしたのがきっかけ。

かなり短いショートヘアだった彼女が髪の毛を胸上まで伸ばしたり、パーマやデザインカラーを楽しんだり、沢山の表情を見てきました。

その中でも眉毛の上まで前髪を切り込むことはしてこなかったのですが、

前回お会いした時に少し切ってみようと思うんです、と。

これは、挑戦だ、と、腕が鳴ります。

「前髪」はヘアスタイルの中でも人それぞれいろんな思い入れがある場所だと思っています。
多感な時期はずっと前髪を触っていたし
実際、美容師歴が長くなっていっても自分の前髪の扱いに困る日も多い。

浮きやすい、うねる、分け目がつく、
悩みが尽きない場所です。

(施術中の写真はsayakaさんがシャッターを押してくれています!!)

前髪が浮きやすい直毛さんは前髪パーマをすることで浮きを抑え、毛流れを楽しんだり、
伸ばしてふわっと横に流したり、かきあげたりすることも出来るので、活かすことだってできます。

今回はピンパーマでおでこに沿うような前髪にして、横顔も可愛く。

前髪は肌の見える場所や面積を変えられるので、前髪で大きく雰囲気が違って見えますよね。

そして、カラーは肌が明るく見えるオレンジベージュを乗せました。
少しグレーを混ぜることでまろやかさを出し髪の毛が柔らかく見えるように。

今回メイクは「優しさ」がテーマ。

普段はアイシャドウはあまりつけないとのことだったのですが、アイホールに広くボルドーをのせました。

眉毛とアイラインは特にこのテーマが活きてくる部位。

少し垂れ目な感じにしてみたい、とのことだったので、
シュッと上に流れやすい眉の毛流れを寝かせ、目尻のアイラインは柔らかいペンシルタイプで影を描きます。

リップはアイシャドウに合わせてボルドーを。
実はsayakaさんの唇より2ミリほどオーバーさせてます。
塗り方さえ知れば、唇の形も自由自在。
人中を短くすることも長くすることも可能。

唇の外側はいつも触れない場所なので、最初
塗る時には少し不安になりますが、
えいっ、と少し思い切ると、妙な清々しさを感じることが出来ると思います。

彼女との会話の中で印象的だったのが、女性の喜び、という言葉。

自分であることが幸せ、という言葉に、心を育むことで作ってきたと言っていた彼女の強さの片鱗を見て、私も喜びを感じずにはいられませんでした。


今日の夜は何を食べようか、誰と食べようか、どこで食べようか、と考えるように、

ヘアメイクも、もっと気軽に選択できていいし、気軽に自分の幸福度を上げていい!と
私は思います。


自分を愛でるおいしい美容vo.1

hair meke / misaki
model / sayaka
photo lighting / sayaka 「女性を謳歌する人々」


fukushi misaki
1992年生まれ、青森出身
窪田理容美容専門学校卒業
高円寺、楪yuzuriha 勤務
https://www.instagram.com/misakifukushi/



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