水差いころ

水差で「みさ」です。ラブコメの設定を考えています。読んでくれたらうれしいです。漫画原作…

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水差で「みさ」です。ラブコメの設定を考えています。読んでくれたらうれしいです。漫画原作者を目指しています。 #創作大賞2024 の#漫画原作部門 参加してみようと思います。 題名「委員は恋に飢えている!」です。

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  • 委員は恋に飢えている!

    委員は恋に飢えている!の各話をまとめたものです。

記事一覧

「委員は恋に飢えている!」第44会

第44会「選挙」 「ただいまより、生徒会役員選挙を始めます」 とうとう選挙当日。俺は緊張しながら教室に向かった。 「ついに、だな」 「ああ」 途中で会った土門と一緒…

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「委員は恋に飢えている!」第43会

第43会「選挙準備」 風紀委員での見回りの仕事も終わり、いよいよ選挙がスタートする。 いよいよだ。俺が生徒会長になるために通らなければならない道。 早速今日、学校…

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「委員は恋に飢えている!」第42会

第42会「不審者騒ぎの結末」 「それじゃあ、早速出発しようか」 こうして俺たち三人は、見回りを開始した。 ちょうど下校時と重なっているので校門を出てからしばらくは…

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2週間前
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「委員は恋に飢えている!」第41会

第41会「片付けと委員会」 色々とあった最皇祭も無事に終了し、休みをはさんでの登校日。 最皇祭での売り上げの結果は、後夜祭で発表されたらしい。 俺は参加しなかった…

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2週間前

「委員は恋に飢えている!」第40会

第40会「最皇祭!⑥」 光ちゃん、そしてクラスのみんなと友情というか絆というか…。 そういうものを深めて、私の過去も清算し終わった後、一年二組は外に出していた休憩…

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3週間前

「委員は恋に飢えている!」第39会

第39会「最皇祭!⑤」 学校を後にした俺は、火恋さんの家に向かっていた。 走りながら采原さんの言っていたことを思い出す。 『実は昨日、私たちの喫茶店で少し事件があ…

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3週間前

「委員は恋に飢えている!」第38会

第38会「最皇祭!④」 パァン!! ピストルの音と同時にスタートを切って、ゴールまで駆け抜ける。 調子は良さげ。足の回転もいつもよりいい感じだ。 これは自己ベスト狙…

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1か月前

「委員は恋に飢えている!」第37会

第37会「最皇祭!③」 最皇祭二日目。 今日の俺のシフトは午後二時から終了の五時まで。 そして午前は火恋さんと一緒に回るという予定もある。 これは記録係の仕事として…

水差いころ
1か月前

「委員は恋に飢えている!」第36会

第36会「最皇祭!②」 五組の喫茶店を後にして時間を確認すると、時計の針は三時半を指していた。 最皇祭一日目が終了するまで残り一時間半。 次はどこに行こうかと思っ…

水差いころ
1か月前

「委員は恋に飢えている!」第35会

第35会「最皇祭!①」 とうとう最皇祭がスタートした。 金曜日の今日は校内の学生だけが見て回ることができ、明日土曜日は一般の人、学校外からお客さんが訪れる。 俺は…

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1か月前

「委員は恋に飢えている!」第34会

第34会「記録係の仕事」 最皇高校の文化祭、「最皇祭」まであと数日。 俺と火恋さんは各クラスを回ってどんな出し物を行うのかということや準備中の様子を記録していた。…

水差いころ
1か月前

「委員は恋に飢えている!」第33会

第33会「文化祭準備」 二年生の修学旅行が終了し、学校にはいつものにぎやかさが戻った。 俺も世理先輩とお昼を一緒に食べる時間が終わり、今までのように教室で食べてい…

水差いころ
1か月前
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「委員は恋に飢えている!」第32会

第32会「一番の調味料」 月くんにご飯を作っていくことになって一日目。 私は台所の前で頭を悩ませていた。 「月くんは何が好きなんだろう…」 私が知っている月くんの…

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2か月前
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「委員は恋に飢えている!」第31会

第31会「昼ごはんのお弁当」 経理委員会での手伝いと金速姉妹のいざこざを解消してから数日。 「うぅぅ…」 教室で土門がうなだれていた。 「土門。どうしたんだよ」 「…

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2か月前
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「委員は恋に飢えている!」第30会

第30会「疑似カップル」 「か、金美。ここは…」 「そ、そこはねぇ。こっちを参考にして…」 俺はとりあえず名前を呼び捨てで、そして距離を近めに仕事に取り組んだ。 …

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2か月前
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「委員は恋に飢えている!」第29会

第29会「二人の恋模様」 二学期が始まってから数日。 今日は経理委員の手伝いに来た。 経理委員…。仕事はハードだったけど、それよりも金美さんと行った『くっつき大作…

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2か月前
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「委員は恋に飢えている!」第44会


第44会「選挙」

「ただいまより、生徒会役員選挙を始めます」

とうとう選挙当日。俺は緊張しながら教室に向かった。
「ついに、だな」
「ああ」
途中で会った土門と一緒に教室に入る。

教室にはすでに日早片さんもいた。
「日早片さん」
「…なに?」
「…いや。今日はお互い頑張ろう」
「…そうね」
日早片さんはこちらを全く見ないで返事をする。

俺は眼中にないってか…。
そう思っていられるのも今の

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「委員は恋に飢えている!」第43会


第43会「選挙準備」

風紀委員での見回りの仕事も終わり、いよいよ選挙がスタートする。
いよいよだ。俺が生徒会長になるために通らなければならない道。
早速今日、学校のあらゆるところで立候補者の名前と写真が貼りだされていた。

『新生徒会長候補:二年一組 英田英凛(現生徒会副会長)

 新生徒会副会長候補:一年一組 月浦月(現生徒会仮役員)
           一年一組 日早片日奈(現生徒会書記

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「委員は恋に飢えている!」第42会


第42会「不審者騒ぎの結末」

「それじゃあ、早速出発しようか」
こうして俺たち三人は、見回りを開始した。
ちょうど下校時と重なっているので校門を出てからしばらくは、最皇生がほとんどだ。

「まあ、さすがにこの辺には怪しそうな人物はいないな」
「そうですね…」
「…」

「…そういえば、あと少しで選挙だな」
「そうですね」
「副会長、立候補するんだろう?」
「もちろんです」
「そうか。日奈も立候

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「委員は恋に飢えている!」第41会


第41会「片付けと委員会」

色々とあった最皇祭も無事に終了し、休みをはさんでの登校日。
最皇祭での売り上げの結果は、後夜祭で発表されたらしい。
俺は参加しなかったので直接はっ聞いていないが、土門から教えてもらった。

俺たち一年一組の『たこ焼き屋』は全体で五位だった。
先輩たちも含めた中では健闘したのではないだろうか。
ちなみに一位は、三年四組のメイド喫茶だそうだ。
さすが三年生。さすがメイド

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「委員は恋に飢えている!」第40会


第40会「最皇祭!⑥」

光ちゃん、そしてクラスのみんなと友情というか絆というか…。
そういうものを深めて、私の過去も清算し終わった後、一年二組は外に出していた休憩中の看板を戻して、喫茶店をもう一度オープンした。

「私、やっぱり一緒に仕事した方が…」
「いいっていいって!火恋ちゃん、これまでたくさん仕事してくれたんだし、それに昨日だってずっと働いてくれてたじゃん!何か約束もあるんでしょ?そっち

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「委員は恋に飢えている!」第39会


第39会「最皇祭!⑤」

学校を後にした俺は、火恋さんの家に向かっていた。
走りながら采原さんの言っていたことを思い出す。

『実は昨日、私たちの喫茶店で少し事件がありまして…。私たちのクラスでは火恋ちゃんが基本的に代表としていろいろと動いてくれていたのですが、食材の数が足りなくなってしまったんです。申請ミスでもともと足りない数しか届いてなかったみたいで…。今日の分はしっかり数が届いているので問

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「委員は恋に飢えている!」第38会


第38会「最皇祭!④」

パァン!!
ピストルの音と同時にスタートを切って、ゴールまで駆け抜ける。
調子は良さげ。足の回転もいつもよりいい感じだ。
これは自己ベスト狙えるかも…。

私は走るのが好きだ。
練習すれば足は速くなるし、自分の限界に挑戦するっていうのも好き。
走っている時に風がなびいて気持ちいいのも好きだし、体力がついて普段疲れにくくなるのも最高だ。

初めは部活に必ず入らないといけな

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「委員は恋に飢えている!」第37会


第37会「最皇祭!③」

最皇祭二日目。
今日の俺のシフトは午後二時から終了の五時まで。
そして午前は火恋さんと一緒に回るという予定もある。
これは記録係の仕事としてだ、うん。

一緒に回っている姿を土門なんかに見られたらからかわれるかもしれないな…。
いや、土門は事情を知っているからしないか。でもあいつ、知らないふりしてクラスのやつと一緒にからかってくるかもな…。
まあ、その時はその時だ。

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「委員は恋に飢えている!」第36会


第36会「最皇祭!②」

五組の喫茶店を後にして時間を確認すると、時計の針は三時半を指していた。
最皇祭一日目が終了するまで残り一時間半。
次はどこに行こうかと思った時、四組の教室から見覚えのある人が顔を抑えながら出てきた。

「世理先輩」
「つつつつつ、月くん!?」
「占い、どうでした?」
「ふぇ!?う、占いね、占い…。占いは…」
「?」
「占いはーーー!!!」
世理先輩はそう叫びながら走って

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「委員は恋に飢えている!」第35会


第35会「最皇祭!①」

とうとう最皇祭がスタートした。
金曜日の今日は校内の学生だけが見て回ることができ、明日土曜日は一般の人、学校外からお客さんが訪れる。

俺は記録係として仕事をしていて準備にあまり参加できなかったので、シフトに多めに入るようにしていた。
一日目はスタートの十時半から午後三時まで。二日目は午後二時から終わりの午後五時まで。
その後の後夜祭は、催事委員会が主体となって行うが、

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「委員は恋に飢えている!」第34会


第34会「記録係の仕事」

最皇高校の文化祭、「最皇祭」まであと数日。
俺と火恋さんは各クラスを回ってどんな出し物を行うのかということや準備中の様子を記録していた。

「それじゃあ次は四組!」
「四組はたしか…」
四組は『占い』を出し物にしている。
早速準備の様子を記録しようと教室の中をのぞくと、看板を作ったり、装飾を作ったりしていた。

「おおー…。これはなかなかミステリアスだね…」
まだ出来

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「委員は恋に飢えている!」第33会


第33会「文化祭準備」

二年生の修学旅行が終了し、学校にはいつものにぎやかさが戻った。
俺も世理先輩とお昼を一緒に食べる時間が終わり、今までのように教室で食べている。

変わったことといえば、俺もたまにお昼におにぎりを作るようになった。
これならお金もそこまでかからないし簡単だということに気づいたのだ。
今日はおにぎりを作ってきた。そのおにぎりを食べながら世理先輩の作ってくれた弁当を思い出す。

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「委員は恋に飢えている!」第32会


第32会「一番の調味料」

月くんにご飯を作っていくことになって一日目。
私は台所の前で頭を悩ませていた。
「月くんは何が好きなんだろう…」

私が知っている月くんの好きなものはBBQだけだ。
でも今はその時に食べたお肉も野菜もない。
というかあれは藍ちゃんの家の人が用意してくれたものだし…。

現在の時刻は午前六時。家は七時半に出ないといけないけど、まだ一時間半もある。
このために朝苦手だけど

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「委員は恋に飢えている!」第31会


第31会「昼ごはんのお弁当」

経理委員会での手伝いと金速姉妹のいざこざを解消してから数日。
「うぅぅ…」
教室で土門がうなだれていた。

「土門。どうしたんだよ」
「二年生が修学旅行でいない。これがどういうことが分かるか?」
「な、なんだよ。委員会とか部活が大変になるとか?」
「はぁ。まあそれもそうだけどさ。結川先輩がいないじゃねーか!」
「ああ。たしかに」
「俺は結川先輩に会いたくて委員会に

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「委員は恋に飢えている!」第30会


第30会「疑似カップル」

「か、金美。ここは…」
「そ、そこはねぇ。こっちを参考にして…」
俺はとりあえず名前を呼び捨てで、そして距離を近めに仕事に取り組んだ。

「…」
金恵先輩は無反応だ。
「ちょっと、金恵先輩無反応なんだけど!?」
「そんなこと言われてもぉ。カップルのふりって何すればいいのかわからないんだもん」
俺たちは金恵先輩に聞こえないように小さい声でやり取りをした。

そもそも誰か

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「委員は恋に飢えている!」第29会


第29会「二人の恋模様」

二学期が始まってから数日。
今日は経理委員の手伝いに来た。
経理委員…。仕事はハードだったけど、それよりも金美さんと行った『くっつき大作戦』の方が大変だったな…。
そう思いながら俺は経理委員室のドアを開けた。

「失礼します…って、ええ!?」
その時目に飛び込んできたのは、経理委員長の冬馬先輩と副委員長の金恵先輩が仲良く話していて、それをぼーっとした表情で見つめている

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