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たまには、人に会って話そう。

私が勤めている会社で在宅が始まったのが2月後半、それからずっと在宅勤務が続いて、早くも半年が過ぎようとしている。  緊急事態宣言が始まってから今まで、一人暮らしのわたしは、平日も週末も、人と直接会う機会が減っていて、最初こそ少し物足りなさを感じて淋しい気持ちもあったけど、徐々に慣れてきた。 そもそも基本的に一人でいることは好きで、家で楽しめる趣味が多い方なので、割と楽しく過ごしてたと思ってた。

でも、最近、やっぱり定期的に人に会った方がいいと思うようなった。 と言うのは、先週、久しぶりに同僚とランチをしたとき、たったの1時間、お酒もなしだけど、思った以上にそれで何かエネルギーをもらった実感があったからだ。  仕事の愚痴や日々の小さな不安も、声に出して話す、人に聞いてもらうことでの心への効用は、やはり大きいのかもしれない。 オンラインでは仕事以外でも、月に2回程度、会社や友達と画面越しに話をするけれど、人と直接会って話すのは、やっぱり違うんだな、と、その日しみじみ感じた。

今回の一連の生活様式の変化で、会いたい人に会う時の時間は、今まで以上により大切にしたいと思うようになったし、今まで自分から声をかけられなかった人にも、機会があれば少し勇気を出して自分から挨拶や世間話をするように心がけている。 他部署の顔見知りの人とか、掃除のおばちゃんとか、普段だったら挨拶だけで終わってしまう関係の方にも、挨拶+αの会話ができるよう、少しだけ勇気を出してみる。 以前は恥ずかしい、と感じていたことも、徐々に慣れていくものだ。 普段の生活で人とのコミュニケーション数が絶対的に少なくなっている今だからこそ、自分の心の栄養のためにも、話す機会を意識的に作ることが、とても大切なことに思う。  

逆に、気が進まない人間関係には無理しない勇気、これも少しずつ持つことができるようになった。 無理して愛想を付かない、嫌な態度を向ける人には、こちらも毅然とした態度で応じる。 そういう点では、人との距離や人間関係をこの機会に見直す、よいきっかけになったと思う。 まぁ、実際はなかなか難しいけれど、人間関係もシンプルにしていこうと思う。 孤独は怖くない、怖いのは、自分を失ってしまう人間関係の方が怖い。  

とにかく、今まで少し一人暮らしの在宅勤務で、『大丈夫』『ひとりで平気』と若干虚勢を張っていた自分がいた。  それを素直に今認めて、これからは安全な環境で、人と時々は会って話せる機会を、自分の精神的バランスのためにも作ろう、と思っている今日このごろです。



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