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鳥取大地域医療講座「地域医療✕対話型鑑賞」ワークショップ

9月9日 おそらく日本で一番先見性のある鳥取大学医学部地域医療学講座様からご依頼いただき、「地域医療✕対話型鑑賞」のWSを開催しました!

(ブログにてご報告いただきました! ⇓ )

ワークショップの準備をやるにあたって、「地域医療」をテーマにどんな可能性が対話型鑑賞から見いだせるだろう?と改めて考える貴重な機会となりました。

私が考える仮説や可能性としては下記のようなものをこのように提示しました。

・参加者:医師の観察力、言語力、コミュニケーション力の
トレーニング
・ファシリテーション:より高い水準での質問力、組織運営力などのトレーニング手段。
・対話型鑑賞のエッセンス(ルール)を用いた症例カンファレンス、多職種・他施設連携会議などを。

他の科以上に患者さんの様々な背景に踏み込んだり、多職種との連携が「地域医療」という場ではより重要になると考えたからです。


初の大学のクライエント様ということで緊張しきりだったのですが、温かい雰囲気で発言は終始やむことはなく、あっという間に時間が過ぎていきました!

事後のアンケートでも概ね高い評価をいただき一安心です・・・

スクリーンショット 2020-09-28 午後10.47.52

(事後アンケートより)


また『対話型鑑賞は地域医療に活用できるか?』という問いに対しても高く評価(平均8.5/10点)頂きました。また理由としては記述いただきました。

・色々な方々と対話することで「気づき」が生まれる。実際に教育していくなかでお互いの意見を承認し合 って、色々な意見を出すことや「仮説を立てる」ことが実際に教育に活かせそう。患者さんの小さな変化に 気付ける能力が育ちそう。
・コミュニケーション能力を鍛える技法を楽しくできるから
・臨床実習のフォトボイスも同じようにできる(している)と思ったので。
・地域の写真、昔の写真などみて、想像力を広げることができそうです。
・可能性が非常に広そうなので
・患者から受ける印象、住まいから感じられる生活状況など、見たことから、何を事実として認識し、推察したことを他者と共有する場面は多いと思われます。
・すでに自分でもピカソや印象派画家の絵を学生に見せて、対話するというのをやったのですが(オンライン実習の最後のほうで)、どのようにファシリテートしたらいいか分かりませんでした。それが今回よく分かりま した。また、こうした教育の位置付け(共感、文化的感度、多様性を扱う力)を伸ばすということも学べ ました!
・まだ対話型鑑賞を具体的にどのように現場の教育に生かせるのかイメージがまだ十分にわかない。
・「見え方」は角度や広げ方などずれて見てみると違って見える,ということは伝えることができると思いまし た.ただ,学習者がそれをつなげる視点があるかによっても違ってくるかもしれません.

 

意図していた(けれどあえて明言しなかった部分)が伝わった嬉しさと、自分では持っていなかった切り口もいただきファシリテーションをやる自分が非常に大きな経験を得ることが出来ました。

是非、ここで生まれた新しい着想や関係を基に今後の活動に繋げていきたいと思います。


鳥取大学医学部地域医療学講座の皆様、本当にありがとうございました!


まだまだコンテンツも未熟ですが応援して頂けるとすっごい励みになります!