借金はいくらまでできるの?

会社経営では、今いくら借金があって、あといくら借りられて、いくら返せばいいのか、を適切に見極めなければなりません。

損益計算書(P/L)をどんなに見ても、その答えは載っていません。P/Lは、あくまでの年間の売り上げや利益を見るものです。いくらお金が残っていて、どのくらい借金があるかはP/Lを見てもわかりません。

では、借金はいくらまでなら大丈夫なのでしょうか。
借入の限度額に目安になるが、フリーキャッシュフローです。

※フリーキャッシュフローについては、以下の記事を参照してください。

純資産、金融負債、信用資産はそれぞれ総資産の1/3、現預金が総資産の1/3以上であれば、財務的に安心です。

借入金は金融負債なので、それが総資産の1/3であり、尚且つフリーキャッシュフロー以下であることが、理想的な借入金額の目安です。
もし「純資産、金融負債、信用資産はそれぞれ総資産の1/3、現預金が総資産の1/3以上」が難しければ、フリーキャッシュフロー以下の借入金額が無難です。

資金繰りに困る会社は、必ずフリーキャッシュフローよりも借入金の返済額が多いのが特徴です。こうなれば、借金を返すためにまた借金することになり、返済額がどんどん膨らんできます。

あなたの会社の借入金額は、フリーキャッシュフロー以下になっていますか?



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