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売上高経常利益率は何%以上がいいの?

どれだけ儲かる事業をしているか?
これを知るには「売上高経常利益率」を見ます。

一般的に「売上高経常利益率は10%以上でなければならない」と言われますが、これは業種によって様々です。

売上高経常利益率10%と言われれるのは、製造業の粗利益率50%を前提にしているからです。これは業種によって違います。例えば、飲食業は65%、小売業は30%、印刷業は50%、美容業は90%です。

粗利益率とは、売上高に占める粗利益の割合のことです。
売上高経常利益率とは、売上でどれだけを経常利益として残せたかを表し、粗利益率に経営安全率を掛けて求めます。経営安全率は、粗利益に占める経常利益の割合のことです。これは高ければ高いほど経営が安定していると言えます。

売上高経常利益率=経常利益÷売上高
経営安全率=経常利益÷粗利益
粗利益率=粗利益÷売上高

以上から、 

売上高経常利益率=粗利益率x経営安全率

粗利益率は業種・業界によって違うので、一概に売上高経常利益率は10%以上あるべきとは言えないのです。





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