あなたの会社の損益分岐点比率はいくらですか?
売上高経常利益率は、業種によって変わるため、一律に何%以上であるべきかは言えないということを前回の記事に書きました。
では、業種によって変わらない指標はないのでしょうか。
あります。それは、「損益分岐点比率」です。
損益分岐点比率とは、利益の出やすさを示す指標で、粗利益のうち何%が固定費を占めるかがわかります。
損益分岐点比率=固定費÷粗利益
企業は損益分岐点比率を80%以下にしておくのがよいでしょう。これは粗利益100に対して固定費が80となり、経常利益が20残る計算になります。
損益分岐点比率が80%の時は、売上が20%落ちても赤字になりません。もし損益分岐点比率が60%の時は、売上は40%落ちても赤字になりません。こうしたことから、常に固定費を減らすことがどれだけ大事かがわかります。
あなたの会社の損益分岐点比率はどのくらいか、一度計算してみると良いと思います。
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