見出し画像

本当の気持ちはどこへ?~カサンドラ症候群に陥るまで~

昨日あまりにも心が辛く、SNSでトレンドに上がっていた #旦那ストレス  のハッシュタグを見つけたので、便乗して呟いてみました。

今までは、それがカッコ悪いこととして、家庭内・夫婦間の辛さを吐露することができずにいました。
正確にいうと、新婚時代から持っていた違和感を周りに伝えることがあったけれど、時代が追い付いていなかったのか「そんなものよ」「奥さんであるあなたが我慢してあげなさい」「暴力はないんでしょ?」と言われる始末で、もう何も言えなくなっていたというのが正しいかもしれません。

人生のいろんなイベントがあるごとに「この人は変わってくれる」と期待しつつ、「人は変えられない、自分が変わるのが早い」と自己啓発の本にありがちな常套句を信じていた自分がいました。

どんどん、わがままはエスカレート。周りの人も信じられないのか「そんな人はいない」とまで言われる始末。正確には心理学用語ではないけれど、のちに知る「カサンドラ症候群」に陥ってしまうのでした。

どんどん私は孤独になっていきました。

今でならわかる、ガスライティングという、都合よく嘘を信じさせる手法で私はどんどん洗脳されていきました。性善説を信じている、ある意味素直な人間が餌食になる瞬間です。

外面がよく社会的地位も高く、頭脳明晰な人も多い。心理学の世界では「人格障害」として認識されている相手。自己愛性人格障害(パーソナリティ障害:NPD)であることは心理士の私ですら気づくのに30年もかかってしまった。それくらい、擬態能力は高い。

擬態するつもりはなかったのかもしれない。彼の人格を形成する過程でひずみが生じていたことは、彼の実家に足繁く通うことで漸くわかった。

そんな背景を鑑みて「彼も被害者」との情け心が出てしまったのが、問題を長引かせてしまった原因の一つになった。




この記事が参加している募集

サポートしてくださるとうれしいです