NeiTamura🌿

いろんな分野の本をつくったり、雑誌の編集長をやったりして出版界に18年。現在はセミリタ…

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いろんな分野の本をつくったり、雑誌の編集長をやったりして出版界に18年。現在はセミリタイアの片手間ライターで社会福祉にもちょっと関わる。漢方養生指導士中級/東洋医学/政治/福祉 一児の母。更年期。

最近の記事

【クラクラ】めまいの食養生【グルグル】

 めまいと立ちくらみは区別がつきにくいのですが、内耳に問題が生じるメニエール病などが原因で、目の前が暗転したり、ぐるぐる回転する感覚が起こるのが真性めまい。低血圧や低血糖が原因で突然クラッとするのが立ちくらみ(または仮性めまい)です。  うつや不安障害などもめまいの要因となり、心因性めまいと言われます。  メニエール病とうつ病はどちらもストレスに起因する関連深い病気なので、両方の症状に悩まされている人も珍しくありません。  東洋医学では、体内に余計な水分がたまったり(水滞)

    • 【クルミゴマハチミツ】伝統薬を作ろうとしたら和スイーツができた

      「クルミゴマハチミツ」とはなんぞや これまでに紹介した、不眠・イライラの食養生、便秘の食養生、どちらにも良いとされるレシピ「クルミゴマハチミツ」。材料も手に入りやすいので、今回は実際に作ってみようと思います。  ちなみに中医学でのクルミ、黒ゴマ、ハチミツそれぞれのキャラクターは以下のとおりです。 クルミ  腰痛、耳鳴り、咳、便通の改善 黒ゴマ  耳鳴り、めまい、白髪、皮膚の乾燥、便秘の改善 ハチミツ  胃痛、腹痛、咳、息切れ、便秘の改善(※乳児には与えない) 「クルミゴ

      • 藤井裕久氏逝去の報にふれて

         多くはありませんが直接お会いした政治家のなかで、いちばん好きな方でした。  享年90歳ということは当時70代半ばだったでしょうか。大蔵官僚出身で数多くの政党を渡り歩き、財務税制にかかわる要職を歴任。超ベテランの“おじいちゃん議員”でありましたが、若い世代の政治参加、とくに学生への有権者教育の重要性を考え、そのために行動されていた方という印象でした。  要職の議員のなかには不遜な言動をしたり、弱い立場の人に威圧的な物言いをする品格に欠ける人も残念ながらいます。  少なくとも

        • 【お腹すっきり!】食べて、出す。便秘の解消にはこの食養生

          日常で何気なく実践している人が多いのが「便秘」の食養生ではないでしょうか。お通じにいい食べもの、いくつか頭に浮かびますよね。バナナ、ヨーグルト、オリーブオイル、食物繊維の豊富なもの……。効果もいちばん実感しやすいと思います。 自身はあまりお通じに悩まない方ですが、子どもの便秘はとても気になりました。乳幼児だと便秘薬を飲ませるわけにもいかないので、食べ物や飲み物でいろいろ工夫したのを覚えてます。 お通じがなくて困ったときの食材はこれ! アロエ 緩やかな瀉下効果。果肉を摂るか、

        【クラクラ】めまいの食養生【グルグル】

          【ココロも食から】イライラ、不安、不眠のときの食養生

          自律神経の乱れからくる不眠やイライラは中医学が得意とする分野のひとつです。漢方薬の場合は、いろんな弁証法を用いて自分のタイプに合う処方を見極めなくちゃいけないのですが、食養生は思い立ったら気軽に実践できるのが良いところ。身近な食材のなかにもイライラや不眠、不安感に良いとされるものがあるのです。 メンタルや睡眠の乱れが気になるときの食材はこれ! ウイキョウ(フェンネル) ストレスを軽減する。胃痛、腰痛の改善 カキ(牡蠣) 精神を安定させる。イライラ、不眠に 小松菜 冷えを取り

          【ココロも食から】イライラ、不安、不眠のときの食養生

          専門用語のクセが強すぎて? ライターさんが失踪した事件

           皆さん、これを耳で聞いたとして文字起こしできますでしょうか。意味がわからないですよね。漢字変換ムリですよね。  これは何年も前に私が編集長をしていた(よくやっとったな)専門雑誌からの一部抜粋です。過去いろいろな専門誌・専門書の制作に携わりましたが、東洋医学はことさらに用語のクセが強いのです。 版元は専門用語がわかるライターがほしい  編集者にとって、専門用語(業界用語)が分かるライターさんは喉から手が出るほど欲しい存在です。つまりライターにとっては大きなアドバンテージに

          専門用語のクセが強すぎて? ライターさんが失踪した事件

          【あっつい!】猛暑日、何を食べるか。暑気を払い夏バテを防ぐ食養生

          梅雨前にむちゃくちゃ雨が降ったと思ったら、7月にならないうちから急な猛暑。身体が追い付かずに不調に悩む人も多いでしょう。適度に空調を使い、喉が乾く前の水分補給を意識しつつ、食養生的には何を食べて暑さに備えればいいでしょうか。 猛暑に食べるべき食材はこれ!○身体の熱を冷ます「清熱」作用のある食材 ○水分代謝を促進してむくみを抑える「利水」作用のある食材 アサリ 利尿、火照り・むくみを取る ウナギ スタミナ強化、暑気による疲れや食欲不振に ウメ 疲労や肩こり、食欲不振に ※

          【あっつい!】猛暑日、何を食べるか。暑気を払い夏バテを防ぐ食養生

          「食養生」に役立つ・食材のキャラクターリスト(2:た~わ)

          前編に引き続き、いろいろな食材の(中医学的な視点からの)効果の一覧です。いま何を食べようかなと迷ったら、身体の具合に相談して、食材から選んでみてください。 た ダイコン  消化の促進。喉の不快感、咳、痰、口内炎 大豆  余分な水分を取る。虚弱体質、消化不良、むくみ、腹部膨満感 タマゴ  精神不安、不眠、乾燥による咳や声枯れ タマネギ  血栓の予防、食欲不振、胃もたれ、生活習慣病の予防 トウガラシ  胃腸を温める。消化の促進、冷え性 トウガン  身体の熱を冷まし、余分な水分

          「食養生」に役立つ・食材のキャラクターリスト(2:た~わ)

          「食養生」に役立つ・食材のキャラクターリスト(1:あ〜そ)

          「便秘っぽいから朝バナナ食べとこ」 「飲みすぎたからシジミの味噌汁いっとこ」  こんなふうに、意外と誰でも「食養生」を実践していますよね。言葉は何だか古くさいけれど、簡単に言えば食べもので健康増進しようとすること。  食事療法や薬膳と同義で語られることもありますが、私はそれより身近で気楽なものととらえています。  いろいろな食材の、“中医学的な視点からの”効果を一覧にしましたので、日々の「○○だから○○食べよ」に活用してみてください。  追って症状別に積極的に摂りたい食材

          「食養生」に役立つ・食材のキャラクターリスト(1:あ〜そ)