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【デッキ紹介】混沌が繰り返される鍵り

初めての方ははじめまして。そうでない方も、またご覧になっていただきありがとうございます。ミルガです。今回もデッキ紹介です。

1.デッキのやりたいこと・コンセプト

今回やりたいギミックは「混沌の創世神」のループです。

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カオス系特有の召喚条件を持ち、帰還効果があります。この効果で除外されている3体のうち1体を場に出し、2体をデッキに戻します。特殊召喚する際に墓地の光と闇を除外するので、実質的にもう1体除外されているモンスターがいれば効果を発動することができます。
クリエイターを2枚採用することで、この特殊召喚する際のコストで墓地の別のクリエイターを除外して、クリエイターをデッキに戻すことができます。クリエイターをサーチすることができると、毎ターンクリエイターを使ってループすることができます。

そしてクリエイターをサーチするカードがこちら

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クリエイター系譜ですのであの見た目で雷族です。なので「雷龍融合」の②の墓地効果でサーチすることができます。
このカードを除外から墓地に戻す手段があれば毎ターンクリエイターをサーチすることができます。除外から墓地に戻すといえばこのカード

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汎用8シンクロの「PSYフレームロード・Ω」です。②の効果で雷龍融合を墓地に戻します。これでループが完成しました。

このギミックははらおさんのデッキ"情の鉄拳"の一部をパクr…参考にさせていただきました。(掲載許可は得ています)

上記でもあるように、特殊召喚する際のコストとは別に除外されているモンスターが1体必要です。そこでこのカード

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自分から能動的に除外することができます。そして、デッキに戻すことでもう1度効果を使用できます。1度しか使えないように準制限に規制されたのに、それを何度も使いまわせるのはとても良いですね。(ディナイアルガイ?…ちょっとそこ黙っているように)

これで効果発動に必要なモンスターのもう1体も解決しました。デッキに戻す2体が決まっていますので、次は帰還させる光属性モンスターを選びます。毎ターンディアボを出せるので、チューナーを帰還させることで7以上のシンクロ、レベル6を帰還させることで6エクシーズなどが作れます。毎ターン出すことができるので、ネオスのコンタクト融合体のような自らエクストラに戻る効果を持つモンスターを探していました。

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思ったよりパワーのあるカードが要望に応えてくれました。レベル3・4のチューナーとディアボで作ることができます。なので、レベル3か4の光属性チューナーを片っ端から漁りました。こういう時にニューロンは本当に手軽で便利ですね。そして見つけたモンスターがこちら

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10年以上前のカードでいい子がいました。表示形式によってレベルを3にも4にもなることができます。特殊召喚時の表示形式を変えるだけでウォルフライエとバロネスを使い分けられるのでこのデッキにぴったりです。

ここで今回のデッキのコンセプトです。

混沌の創造者でウォルフライエかバロネスを連打する

です。2体とも連打されるとどんなデッキでもさすがにキツいですよね。相手のリソースを使わせて枯らしにいきます。

2.初動展開

雷龍融合の制約の関係上2ターン目以降にしかループできません。ですので、1ターン目は全力で準備しにいきます。準備するものは「D-HERO ディアボリックガイ」「D・スコープン」「雷龍融合」の3枚を墓地に用意することです。

ディアボリックガイは「捕食植物ヴェルデ・アナコンダ」から「フュージョン・デステニー」経由で墓地に落とします。

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いま流行している「D-HERO デストロイフェニックスガイ」の出張ギミックです。準備しながら相手の盤面を1枚除去することができます。使ってみると分かりますが、このカード2000ライフででくるスペックではありません。継戦能力が高すぎます。1度使ってみてください、とびますよ。

スコープンはレベル3のチューナーですので、「水晶機巧-ハリファイバー」から呼んできます。

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「ブンボーグ001」も「ジェット・シンクロン」も「幻獣機オライオン」も出しません。好きなチューナーを呼んでくるって意味では正統的な使い方をしていると思います。ハリファイバーとスコープンでアナコンダを作ります。

雷龍融合を墓地に送る手段は3枚の中でも最も悩みました。モンスターに比べて魔法・罠を墓地に送る手段は少ないです。今回採用したカードはこちら

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条件を満たせば魔法・罠をなんでもアクセスできるとんでもない効果を持っています。②の効果で雷龍融合をセットしてデストロイフェニックスガイで破壊することで墓地に送ります。このカードはいろいろなことに使えるのでいいですね。そしてこのイラストで岩石族です。ですので、「御影志士」でサーチすることができます。

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これで3枚の準備ができます。この3枚を用意する展開は、チューナー+レベル4モンスターモンスター2体の計3体となります。それを簡単に行えるのがこのテーマ

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魔鍵」です。「魔鍵銃-バトスバスター」を通常モンスターを素材に儀式召喚することで、展開の用意ができます。①の効果で「大魔鍵-マフテアル」をサーチします。

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①の効果で召喚権を増やし、②の効果で儀式素材にした墓地のレベル4通常モンスターを蘇生することができます。これで準備に必要なチューナー+レベル4モンスター2体を並べることが可能になります。ここまでをおさらいしますと

1.バトスバスターを儀式召喚してマフテアルをサーチ
2.マフテアルを召喚してレベル4バニラを蘇生
3.バトスバスターとレベル4バニラで御影志士をX召喚して天獄の王をサーチ
4.マフテアルと御影志士でハリファイバーをL召喚してスコープンを特殊召喚
5.ハリファイバーとスコープンでアナコンダをL召喚してディアボを落としつつデスフェニをF召喚

動画での説明はこちら

ここまでは最低限の準備です。ここからは+αの準備です。俗に言われる手札が上振れた時のことです。用意することは
・天獄の王を特殊召喚するための速攻魔法・罠
・次のターンにΩを立てる手段

この2つです。

まず、1つ目。これは速攻魔法や罠を素引きしていれば関係ありません。ですが、都合よく毎回弾けるわけありませんよね。なので、持ってくる手段を用意しました。それがこちら

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また魔鍵です。このテーマ都合良すぎません??②の効果で魔鍵魔法罠をセットすることができます。これは先ほどの展開にもう1体レベル4モンスターがいると経由することができます。リンク素材にするので最終盤面は変わりません。

次に2つ目です。縛りのない8シンクロを出す手段なんてたくさんあります。ですので、魔鍵と相性のいいことも条件に探しました。そして見つけたのがこちら

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テーマ内にチューナーがいない変わったシンクロテーマの相剣です。①の効果で実質1枚で8シンクロになれるモンスターをサーチできます。罠カードもサーチすることができるので、1つ目の用意もすることができます。また、魔鍵と相性がいい点は、トークンは通常モンスターとして扱われるので、「魔鍵-マフテア」でデッキから儀式素材を送ることができます。

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相剣は幻竜族をコストに効果を発動するテーマですので、魔鍵で使う通常モンスターは唯一のレベル4幻竜族である「幻殻竜」を採用しました。

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マフテアルで蘇生し、バトスバスターと「相剣大師-赤霄」をS召喚することができるので、相剣パーツにアクセスすることができます。互いのテーマが互いにサポートできるのはいいですよね。

2ターン目は最優先でΩを立てましょう。このモンスターを立てることでループの完成です。

3.デッキレシピ紹介

ここまでのコンセプト・初動をふまえてのデッキレシピです。

使うものは魔鍵をメインにして相剣をサブに組みました。ここから採用カードの紹介と理由を説明していきます。

4.他の採用カード紹介

4.1 魔鍵&通常モンスター
魔鍵モンスターは初動となるバトスバスターが3枚、サーチが効きやすいマフテアルは2枚、魔鍵施解からサーチする通常モンスター枠としてクラヴィスが1枚です。
通常モンスターは魔鍵であることが重要なクラヴィスが1枚、幻竜族であることが重要な幻殻竜が1枚です。
魔鍵魔法・罠は、初動のバトスバスターをサーチできる「魔鍵施解」が3枚、魔鍵施解からサーチできる「魔鍵-マフテア」が1枚、トランスフルミネからセットする「繋がれし魔鍵」が1枚ずつです。

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バトスバスターの儀式召喚は主に「高等儀式術」で行います。このデッキにはデッキの中に眠っていて欲しいカードがいくつかいますので、デッキに帰ってもらうために魔鍵施解の効果で魔鍵マフテアを持ってくる効果を使用することもあります。
トランスフルミネからは基本的に繋がれし魔鍵をセットします。天獄の王の効果を発動することがメインですので、相手を妨害する効果よりフリーチェーンで発動できるカードを優先しました

4.2 相剣
相剣はサブギミックですので少なめです。モンスターは莫耶が1枚、泰阿が1枚、白エクレシアが1枚、妖眼が1枚です。

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使いやすいのは泰阿です。初動展開のために幻殻竜が墓地にいますのでコストになります。白エクレシアは墓地の回収効果が優秀です。デスフェニととても相性がいいです。

妖眼は効果無効効果持ちが「相剣大師-赤霄」「閉ザサレシ世界ノ冥神」「ブレイクスルー・スキル」しかないので、割と相手依存になったりもします。

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効果発動は受動的なので、発動できたらいいな、相手の動きを抑制できたらいいな程度の心持ちで使います。

魔法・罠はサーチの「龍相剣現」が3枚、蘇生の「大霊峰相剣門」が1枚、罠の「瑞相剣究」が1枚です。

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龍相剣現は魔鍵施解と組み合わせることで初動になるのでフル投入です。大霊峰相剣門は中盤から終盤にひいて強い1枚です。序盤にひいて腐ることもないし、赤霄でサーチすることができますので1枚です。瑞相剣究は天獄の王のために使うカードです。初動展開の最終盤面には幻竜族がいませんので相剣暗転よりこちらです。

4.3 D-HERO
デストロイフェニックスガイ出張ギミックです。初動展開で雷龍融合を破壊するために採用しているのですが、2ターン目以降の展開の補助をし、戦線維持もしやすいです。相手は破壊以外の除去手段をよくデスフェニに使ってきます。こちらからするとありがたいです。初動展開以外ではデスフェニに重要な役割はありませんので。
融合素材の2体もとても優秀です。ディアボリックガイはこのデッキだとシンクロ素材というとても重要な役割を担っています。ディナイアルガイもディアボリックガイをサポートし、リンク数を1増やすことができます。この融合素材2体からクロシープを経由することで召喚権を使わずに展開することができます

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D-HEROを使った2ターン目以降の展開はこちら

4.4 マンジュ・ゴッド

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儀式関連の汎用カードです。初動がバトスバスターの儀式召喚であり召喚権を使わないので、召喚権を使って初動を持ってこれるかつ、レベル4が1体増えるので追加展開することができます。

4.5 アークネメシス・プロートス

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Sモンスターがいるときに龍相剣現でサーチする選択肢の1つです。メインデッキ内での除去札が欲しかったので採用しました。初動展開で闇・光・地・水が墓地に溜まるので、特殊召喚コストは簡単に揃います。使用する回数はそこまで多くはないですが、きっちりと仕事はしてくれるいい子です。莫耶の見せるコストにもよくなります。

4.6 高等儀式術&高尚儀式術

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バトスバスターを儀式召喚するための儀式魔法です。通常モンスターは2枚のみなので手札にくるよりも、デッキに眠っていることが多く基本的には高等儀式術を使いますが、高尚儀式術を使う場面もありますので片方ではなく両方必須です。

4.7 罠カード

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天獄の王を特殊召喚することが目的ですので、フリーチェーンでアドバンテージを稼げるものを選びました。
シェードブリガンダインは通常モンスターとして扱われるので、魔鍵マフテアの補助になります。召喚権を使わず場に通常モンスターを用意できるのはいいですね。
幽麗なる幻滝は幻竜族のサーチと墓地に送ることでドローすることができます。主に泰阿をサーチします。次のターンにΩをたてるためです。
闇の増産工場は毎ターンドローすることができます。このデッキはまわしてると盤面が埋まって邪魔になります()ですので、それを1枠あけながらドローできるこのカードはとても良い1枚です。
ブレイクスルー・スキルは他と用途が違い、Ωで戻す第2のカードです。カオスクリエイターがターン跨いでも除去されることがないことであったり、素引きすることがよくあったので1枚採用しました。

4.8 エクストラ

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相剣を使うと出しやすい便利な除去枠です。魔鍵からでも幻殻竜を使うことで出すことができます。①の効果で除去した後に②の効果で展開できるのもいいですね。

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このカードめっちゃ強いです。いるだけで毎ターン相手のリソースをめっちゃ削ります。③の効果発動もめっちゃ簡単です。自分のターンではディアボ・雷龍融合・カオスクリエイター、相手ターンではΩがあります。そして効果破壊耐性をもってます。戦闘面でも自バフ・相手デバフがあります。…やりすぎでは?相手の場と墓地のリソースを枯らすときに使います。

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耐性持ちでかつ出しやすいモンスターです。カオスクリエイターやΩを素材にすることで耐性を得られます。このデッキは盤面が埋まりやすいのでそれを1体に集約する役目もあります。

リンク素材の数によって効果が増えて挨拶するモンスターです。2ターン目のD-HERO展開の際、場にモンスターが4体揃うのでドローするために利用します。引きたいのは相剣カードです。しつこいですがΩを立てるためです。また、ディアボリックガイなどのデッキに眠っていてほしいカードを戻す役割もあります。カオスソルジャーと同じく埋まった盤面を集約する役目もあります。

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俺とお前でリンク召喚するモンスターです。相手の強固な耐性をもつモンスターを対処するために採用しています。カオスソルジャーと同じく埋まった盤面を集約する役目もあります。

5.このデッキの欠陥点

このデッキのコンセプトはカオスクリエイターのループです。ループすることがひとつの目的なので必然的にロングゲームへ持ち込むデッキになります。ですが、作ってからある欠陥点が露呈しました。ルールミスではないので、デュエルに支障はありません。それは、2ターン目で8000ライフを刈り取れることです。ループする前に相手のライフが尽きることがあります。相手プレイヤーとデッキのパワーを考えて使いましょう。

6.最後に

いかがだったでしょうか。最後までご覧になっていただきありがとうございました。今回は1つのループギミックを軸として組みました。ループするカード・ループを準備するためのカード・ループをサポートするカードで綺麗に纏められました。このデッキではBURST OF DESTINYに収録されたカードがいくつもあります。最近はカードパワーが高いものが増え、それを上手く使えると面白いデッキになります。天獄の王なんて本当にそうですよね。いかに強くではなく、面白く使えるのかがポイント。使いたくなるカードが増えていくばかりで減りません。これからも不定期にこのようなデッキ紹介の記事を投稿していこうと思ってます。作成したデッキは遊戯王ニューロンで"#ミルガノレシピ"と調べていただけると全てみられます。ここまで読んでいただきありがとうございました。また、別の記事も読んでもらえたら幸いです。



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